(ヤング向けに、少々砕いた表現がありますが了承ください)
さて先日、クライエントさんから
こんな内容のメール(レポート)をいただきました。
(本人承諾の上紹介します)
いただいたメールレポートを
要約して解説していきます。
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その青年は先日、
社会人向けの某カルチャー講座を
受けに行ったそうです。
講義はとても重要な内容なのですが、
その講師の方のお話が
「校長先生のお話」のようにビミョーで
数分でラリホーがかかり、
他の受講生は、こっくりこっくり・・と
次々夢の世界に入っていきました。
しかし、このクライエントさんは
マインドフルネス(仏教瞑想)で身につけた技術を使い
(校長先生系)講師の声、
そしてそれを受ける自分の耳、
また自分の意識状態に
仏式瞑想のお稽古でお勉強した「特殊技術」を使い
背筋をスッと正し、
意識の向け方の訓練、またその向けた先への
「関わり方の訓練」をしました。
約二時間のラリホー講義が終わり、
他の受講生は、ほぼ全滅。心地よい夢の世界へ・・
当クライエントさんは、最後まで背筋をスッと正し、
講義の内容が、よく頭にインストールされたそうです。
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はい。素晴らしい応用ですね。
さすが私の自慢の生徒です。
大変お上手にラリホーを封じましたね(合掌)
このマインドフルネス(仏教瞑想)の心理学的技術は
ラリホーに対するマホトーンのようになります。
(このネタ分からない方はご了承くださいませ。ドラクエです)
うつ病に対するマホトーンにもなります。
もう、うつ病の力は封じられている。
ちなみに私の授業は、ソフトなベギラマです。
眠る人はまずいない。重要な内容(ポイント)が頭にドカン☆と入ります。
*今日は若者向けのお話ですのですみません。
各年代、個性、趣向に合わせ、方便を使った講話を、
仏教学では対機説法といいます。
ヤングにはヤングの仏道。中高年には中高年の仏道があります。
当講義には全国から老若男女、様々な方がいらっしゃいます。
さて、このように
マインドフルネス仏式瞑想の心理学的技術は
別に心の病を修復するだけでなく、
社会人(一般健常者)の自己啓発としても最適です。
学生諸君は、(ラリホー系)学校の先生の講義を
最後まで眠ることなく受ける事ができ、
しかも背筋がスッと伸びて優等生にみえます。
先生にほめられるかと思います。
姿勢がスッと正しいと
女の子も凛としてみえて、素敵なレディーになります。
お行儀がよくなります。
禅やマインドフルネスは姿勢も正しくなっていきます。
なぜ姿勢が正しくなるかは、
「常に自分をセルフモニタリングしているからです」
自分の頭の中の思考も、姿勢(身体の状態)も、
スッと一歩下がった視点から、客観的に観察しています。
☆これを仏教学では「sati」(サティ:パーリ語)、
現代心理学では「メタ認知」と言います。
ゆえに思考(妄想)が暴走することもなくなっていき、
「うつ病的ネガティブぐるぐる思考」も静まり、
心や体が軽くなっていきます。
*仏教学では「軽安覚支」といいます。
うつ病独特の病的なだるさも
軽減されてまいります。
人生の精神的手かせ足かせが外れ、
生きるのが楽になっていきます。
昨今はヤング層の自殺が
増えてきていると言われております。
*(冒頭のお話の青年も、
カウンセリングを受け始めた当初、ひどいうつ病でした)
「私なんか生まれてこなけりゃよかった・・」と
自殺を考える前に、
一度、仏式瞑想
大丈夫だから
「一坐りしてごらんなさい」
辛い時は「まず一坐り」
辛い時って、
人に相談したり向精神薬を飲んだりしますと
とてもサポートになります。
しかし、それらは
その時は少し楽になるかもしれませんが、
人生の根本解決にはならない。
他人は親切な人もいますが、
根本解決にはならない。
ましてや
詐欺師やインチキ教祖は論外ですね。
他に拠らず(依存することなく)、
「自分を真に救済するのは自分です」
(自灯明 法灯明:仏典より)
それが禅の思想です。
また単なる机上の空論ではなく、そのための
「具体的方法論」がマインドフルネスです。
(病院の薬物療法と併用してみてください)
マインドフルネスというものは
従来型のよくある
「症状のみに」焦点を当てた心理療法と違い、
その人の「症状はもちろん」「人生」まで
総合的にケアする心理療法です。
マインドフルネスは、
うつ病再発しにくくなるというのは
こういった理由からです。
心理学、心理臨床の世界では
「第三世代の新しいタイプの認知行動療法」
と定義されております。
*従来型の認知行動療法(CBT)とは違います。
本屋によく置いてありそうな
コテコテの西洋式自己啓発法ではなく、
私達東洋の
伝統的な自己啓発法でもあります。