マインドフルネス・森田療法を使った、「元うつ病患者カウンセラーによる」新しいタイプのカウンセリング(コーチング)
「うつ病と脳とヤル気」
~側坐核はチョロQである~


うつ病独特の億劫感、
ヤル気の無さ(特に現代型うつ病)について
脳の視点から語ってまいります。
(今日の論はあくまで一つの見解です)


やる気!は
脳の中の「側坐核」が関連しております。

*「側坐核」は脳の真ん中あたりにある
種粒くらいのもの2つ。


側坐核は基本的に
全く「やる気」はありません。



この部位は刺激(行動を起こすなど)が来るとはじめて
それに連動し

海馬と前頭葉にビビッと信号を送り
アセチルコリンという神経伝達物質を出します。
そして「やる気」が出ます。


また次の刺激が来ると、同じように
信号を送り、やる気を出します。

つまり刺激が来れば来るほど
よい巻き込みが始まります。

これを心理学や脳科学では
「作業興奮」といいます。



初めから無意味にやる気満々の方は
躁病みたいなものです。
逆に異常です。

人間は基本的にヤル気はありません。


したがって何もしていない時、
やる気が無いのは当然ですね。

一発目の刺激が来ないと
側坐核は動きません。


昔「チョロQ」という
車のおもちゃがありましたね。

チョロQは何もしないと
走りませんし、動きません。

チョロQを一度後ろへ引き
ゼンマイをカチカチッと巻いて
手をパッと放すと動きます。

*このネタ、チョロQを知っている人は
だいたいの年齢が分かります・・(笑)
ヤングは知らないと思います。
うつパパ、うつママ世代はご存知かと思います。


さて側坐核はチョロQと同じで
何もしなければヤル気が出ないのは当たり前です。


一度アクションをカチカチッとやらないと
「ヤル気のゼンマイ」は巻かれません。


例えば、うつ病の方々は
よく体験されているかと思いますが
「特にメランコリー親和型や執着気質の方」

こういった方々は
何かアクションを起こすまで腰が重い。

しかし一度掃除など着手しますと
完璧に隅々までやってしまいます。
こうなると途中で、この人を止める事は出来ない。
完璧に仕事をこなします。

「側坐核のゼンマイ」が巻かれてしまったからです!
もう仕事が終わるまで、止める事はできない。
熱血社員のように仕事をこなします。


うつ病で
「私はやる気が出ないんですよ・・」と言われる方は
「何もしないのにヤル気が無いのは当然ですよ」



認知行動療法系の心理療法では
こういった言葉をよく使います。

「意欲があるから行動するのではなく、
行動するから意欲が出る」と。




ここで話が終わってしまいますと
「単なるいい話」になってしまいます。

これでは、
お役所仕事の病院や、一般的な心理士さんのように
なってしまいますので・・


当カウンセリングでは
ドラッカーのように「顧客目線」を大切にします。
具体策を出していきます。

私自身、患者畑出身の心理士なので、
いいことだけ言って生殺し、具体策は提示しない・・・は
うつ病患者にとって、非常に嫌なのはよく分かります。


さて、当カウンセリングでは
「作業興奮」が起こりやすい
脳のパターン(型)を訓練により作っていきます。


しかし、世の中にはミラクル・奇跡は存在しない。
長年刻み込んできた
心と脳のパターンを変えるのは結構大変です。

マッチョになるには腕立て伏せなど、筋トレをするように、
心や脳も筋トレしないと、強くなることは100%ありえません


こういったことが理解できない人達が
おかしな「うつ病が〇日で治るセミナー」や
「うつ病が〇日で治るDVD」などに騙されます。

もしくはそういうことを謳っている
おかしな宗教にも騙されます。

ただこういったおかしな団体の方々は
消費者心理をよくついていますね。
「うつ病が努力なしで!」「数日で!」という
キーワードをたくさん盛り込んでいます。


でも、当サイトの読者の皆様は
洞察力と智慧がありますので、
そういったバカバカしいものに騙されないでしょう?

「うつ病が努力なしで!」「数日で!」は
心理学・脳科学的に「ありえません」ので。
ここはハッキリ言っておきます。


筋トレせずにマッチョになれますか?
勉強しないのに有名校に合格しますか?

心理学的トレーニングしないのに、
うつ病・神経症がよくなりますか?


『どれだけよい方法論も
本人が真剣にやらないと何も変わらないという事です』



最終的には本人の問題です。
自分の人生ですから。
心理士は「策」は提示しますが、やるのは本人です。
人生の肩代わりは出来ません。


先日、テレビで映画
「英国王のスピーチ」がやっておりました。
私はあの映画好きなのですが、

どこのカウンセラー・セラピストにかかっても
治らなかった王様が
「おお。キミは腕に自信があるようだね」

街のセラピストのライオネルは
「はい。自信ありますよ。
ただし、あなたが本気で治したいならね


王様の心を見抜いていたわけです。
国王に対し一発かましたわけです(笑)

また他の偉いセラピスト達は「吃音だけ」に焦点を当て
治しておりましたが、

ライオネルの見解は、国王は吃音(どもり)は副次的で、
「実は、心の奥底にトラウマが引っかかっている」事も
見抜いていたわけです。

名カウンセラーですね。
(ちなみにあの映画、実話だそうです)


例えば、現代の日本の精神科医や心理士(カウンセラー)も
表面上に出ている「うつ」のみに焦点を当て、視野が狭くなり、
(特に現代型うつ)

根底に引っかかっている
「パーソナリティ障害や各種神経症などの基礎疾患」を
見抜けているでしょうか?



・・おお。だいぶ話がそれました。
長くなりました。今日のお話はこの辺にしておきます。

今日のお話は
「脳の側坐核とヤル気」についてでした。

長い文章読んでいただき
ありがとうございました(合掌)




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【2014/01/22 12:23】 | うつ病と 「脳について」
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