マインドフルネス・森田療法を使った、「元うつ病患者カウンセラーによる」新しいタイプのカウンセリング(コーチング)
うつ病・神経症の・・
頭の中のしつこい不快な思考(反芻思考)

PTSDのこびりついたショックな記憶について
脳の視点から考察してまいります。

一般読者向けになるべく簡単に書きます。
よろしくお願いします。


さて、
私達がストレスを感じますと


視床下部

脳下垂体

副腎皮質より糖質コルチコイドなど
ストレスホルモンが分泌されます。

*これをHPA軸といいます。


また別経路から
アドレナリンも分泌されます。


ここで分泌される、ストレスホルモンは
「情動をかきたてられる記憶」を
固定化する働きがあると言われております。



うつ病・神経症の方は
日々の生活の中で、過去のイヤな記憶をリアルに思い返し
悶々と苦しみます。

これを「反芻思考」といいます。

PTSD(心的外傷後ストレス障害)のフラッシュバックは、
これのもっと強烈になったものですね。


イヤな記憶をリアルに思い返した時、
上記のHPAサイクルが働き
ストレスホルモンが過剰に分泌され

それにより
強固に不快な記憶が固定化されてしまいます。

これがエンドレスで続きます。
どんどん不快な記憶が強固になっていく。
悪循環・・・


また過剰なストレスホルモンは、
海馬などの神経細胞を弱体化させてしまいます。

するとさらに「視床下部の制御」が効かなくなる。
視床下部の制御が効かなくなると
ストレスホルモン分泌命令の制御が効かなくなる。


これが個人個人の脳の耐えうる閾値を超えますと
いわゆる脳の病気

うつ病や不安障害になります。


マインドフルネスは、
不快な記憶が浮かんできた時、
ショックな記憶が浮かんできた時、


それに対し、心理学的な技で対応します。


*マインドフルネス:第三世代、新しいタイプの認知行動療法。
従来型の認知行動療法(CBT)とは違います。


するとストレス的な記憶が
ストレスではなくなりますので

ストレスホルモンの分泌も減るかと思います。

そうなりますと、
不快な記憶の固定化(執着)もどんどん緩んできて
どうでもよくなってきます。


執着(森田療法的に言うと”とらわれ”)を緩める
心理学的な技です。



何度不快な記憶が浮かんできても
どうぞいらっしゃませ。

淡々と心理学的に迎撃します。
倍返しです。


不快な記憶・ショックだった記憶への
執着が緩まっていき


過剰なストレス反応が無くなり

脳のよいサイクルが始まり
脳が修復されてきます。


*ちなみに一昔前は、脳神経は大人になると減っていき
増える事は無いという論が一般的でしたが
近年の研究では、海馬神経は大人になっても増ることが分かりました。

(海馬はうつ病でキーとなる部位です:
海馬は記憶の振り分けや視床下部の暴走を止める)

海馬神経はストレスなどの攻撃で減り、海馬自体が小さくなります。
逆にストレスが無くなり、
適切な心理学的トレーニングにより増え、大きくなると言われております。

また海馬は可塑性に富んでいて、
新しい、よいパターンをクセにすることができます。

「脳は何歳からでも成長する!」という事が解明されてきております。



今日のお話の構図は、
PTSD・トラウマ研究で有名な
ハーバード大学、医学部ロジャーピットマン教授の学説を参考に、


この理論を具体的に日常で使えるよう、
私がマインドフルネス・森田療法的にアレンジしたもの
です。


うつ病・神経症・不安障害など心の病は
まだ全て仮説の段階で、定説はありませんが、
徐々にメカニズムが解明されてきております。

患者さんとしては、オカルトや霊感モノに騙される事無く、
病院の「アミン仮説」だけに固着するのではなく・・

自分に合った科学的な有力仮説、方法論を
淡々と実施していくことが、
正しいうつ病との関わり方、科学的な態度かと思います。


最終的に、その方法論を実施して
うつ病が良くなった、改善したという結果が出れば
その人にとって正しい定説になります。

「結果良くなって健全な日常を送れれば、それでよい」
結果オーライかと思います。



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【2014/01/03 11:19】 | うつ病と 「脳について」
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