マインドフルネス・森田療法を使った、「元うつ病患者カウンセラーによる」新しいタイプのカウンセリング(コーチング)
<前回の続き>


世間に拡散してしまった某業界の
コゲくさい臭いのするウソ

「うつ病は脳の病気だから、どうしようもない。
思考停止し、頑張らず、一生抗うつ薬を飲み続ける・・・」という
患者さんを絶望の淵に突き落とす、悲観的な俗説ではなく、


「では、心理学的理論に基づき、脳を治す努力しましょうよ」

という発展思考、希望に溢れた発想が
心理療法の立場です。


それは、
「考え方(モノのとらえ方)を、心理学的技術で変えていく事により、
脳の活動領域を拡大することも出来ますし”脳の回復・強化”も可能である」


・・ということ。


これは脳科学で「脳の可塑性」といいます。

昔の脳科学では、脳は大人になったら衰えていく一方で
可塑性はない・・・(つまり、うつ病も治らない)という論でしたが、
近年これが間違いであると訂正されました。


最新の脳科学では、
「考え方、モノのとらえ方を変えるだけで」
脳がその思考パターンに合わそうと変化を始めます。

大脳皮質の厚みの変化、
脳回路の活動領域が大きくなったり、
脳の各器官を繋ぐ配線が太くなったり、
海馬神経が修復したり、
(うつ病の皆様おなじみの・・)神経伝達物質の量が変化したり、
心の病で偏った脳内血流のアンバランスが改善されたり・・


そういったことが
研究により明らかになってきております。

*近年はMRIや光トポグラフィーなどなど・・
医療検査機器の目覚ましい発展により、
こういった事が、客観的に科学的に観察できるようになってきました。


ここが薬物療法と心理療法の大きな違いです。

薬物療法は
薬の力で強引に、神経伝達物質の量や流れを変化させるだけ。
物理的な力で「一時的、インスタント」に脳をハイテンションにします。
(薬が切れれば元の木阿弥)

対して心理療法は、
人間の持つ自然回復力を、科学的理論により活性化し、
脳内環境を整え、変化を促し、うつや神経症に強く、
ストレス耐性の強い脳を作っていきます。



現在、脳科学の世界で面白い動きがあります。

それは、古代の仏教瞑想が
うつ病など心の病に対し、脳に与える
よい影響(エビデンス:科学的根拠)が研究され注目されています。

2600年の先人達の智慧の結晶を
現代科学的に裏付けしていくという研究。


以前は仏教瞑想に科学を入れるのはタブーでした。

・・しかし、お釈迦様の理論(仏教瞑想など)があまりにも
脳科学的に理に適っているとのこと。

仏教はオカルトではなく非常に科学的・心理学的。
脳科学と非常に相性がよいということ。


はるか2600年前のお釈迦様の心理技術が
21世紀の現代に「マインドフルネス認知療法(MBCT)」
という名に変わり、心理療法としてよみがえりました。


インドやミャンマーなどで、
こんな古代からの言い伝えがあるといいます。

「ブッダの瞑想法が、数千年後に
”違った形で”世界中に広まるであろう」・・・と。

(これはまさしく、21世紀、現代人の心の病に対する
心理療法という形ではないでしょうか?)

2600年前から現代人へ・・・
ブッダからの贈り物。



・・・さて、

ここで話が終わってしまいますと
フェアではありませんので、
薬物療法のフォローを入れておきます。

薬物療法もメリットは大いにあります。
特にうつ病発症したての急性期・回復期は「効果てきめん」です。

この時期は危ないですので、
物理的な力で強引にでもモチベーションを上げる事が大切。


また、その後の慢性化してしまった時期でも、
心理療法に繋げるための
「補助」として薬物療法は大変よいです。

モチベーションが全くない方に、
心理学的訓練・・といっても続きませんから、
薬でモチベーションを上げ、
心理療法に繋ぐと大変効果的かと思います。


薬物療法と心理療法の併用。
「相乗効果」がよいかと思います。


・・ただ、あくまで薬は
「松葉づえ」的なもの、補助にすぎない・・・という事をお忘れなく。

自分の足で、
ちゃんと自分の人生を歩く訓練(心理療法)が必要です。


いつまでも「松葉づえ」に頼っていましたら
本当に自分の足で歩けなくなりますからね。


当カウンセリング・心理療法の詳しい説明

http://shinriryouhou.blog2.fc2.com/blog-category-3.html


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【2013/04/16 06:14】 | うつ病・神経症(不安障害)「薬物療法の視点」
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とことこ
様々な体験者ならではの貴重なアドバイス ありがとうございました。

現在は、うつ病に対し、薬物療法(※) 開始から 約2週+α日間 です。

(※ SSRI/BZ系/眠剤)

通院毎に SSRIを増量中です。

食事、洗面、特に洗髪入浴 が、非常に億劫で困っています。

ゴロゴロ~ダラダラ~ウトウト~、あ~っという間に 一日が 終わってしまいます。

管理人さんは、洗面や入浴を容易にするための工夫、どのように されていましたか?

また、現在の私は、薬物の助けを借りてでも 安静休養優先 の 時期のようです。

が、そのうち、そろそろ 精神/心理療法 に 取り組みましょう と いう 時期が来ると思うのです。

が、その時期は、どのようにして 分かりますか?

私のうつ病の最大要因はOCDなので、兎に角、OCDを軽くして行きたいんです。

(._.)



Re: とことこさんへ
ショウセイ
こんばんは。

> 現在は、うつ病に対し、薬物療法(※) 開始から 約2週+α日間 です。
> 通院毎に SSRIを増量中です。

はい。その時期は、その人にとって適量になるまで少しずつ増量し
調整していくかと思います。
医師の指示に従い、服用を続けてください。

> 管理人さんは、洗面や入浴を容易にするための工夫、どのように されていましたか?
> また、現在の私は、薬物の助けを借りてでも 安静休養優先 の 時期のようです。

確かに、うつの渦中にいる時は、それら非常に億劫ですね。
ただ、あなたのように急性期・回復期前期の方は億劫で当たり前かと思います。
どうしても辛い時は寝ていてもよいかと思います。

しかし、もう少し回復して回復期後期くらいになりましたら、
心理療法を使い、その億劫さに対処していきます。

> そのうち、そろそろ 精神/心理療法 に 取り組みましょう と いう 時期が来ると思うのです。
> が、その時期は、どのようにして 分かりますか?

だいたい、70~80%くらいよくなってきたかな・・・
という時が目安かと思います。

> 私のうつ病の最大要因はOCDなので、兎に角、OCDを軽くして行きたいんです。

そうですね。適切な心理療法に巡り会えるとよいですね。



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この記事へのコメント
様々な体験者ならではの貴重なアドバイス ありがとうございました。

現在は、うつ病に対し、薬物療法(※) 開始から 約2週+α日間 です。

(※ SSRI/BZ系/眠剤)

通院毎に SSRIを増量中です。

食事、洗面、特に洗髪入浴 が、非常に億劫で困っています。

ゴロゴロ~ダラダラ~ウトウト~、あ~っという間に 一日が 終わってしまいます。

管理人さんは、洗面や入浴を容易にするための工夫、どのように されていましたか?

また、現在の私は、薬物の助けを借りてでも 安静休養優先 の 時期のようです。

が、そのうち、そろそろ 精神/心理療法 に 取り組みましょう と いう 時期が来ると思うのです。

が、その時期は、どのようにして 分かりますか?

私のうつ病の最大要因はOCDなので、兎に角、OCDを軽くして行きたいんです。

(._.)

2013/04/18(Thu) 21:40 | URL  | とことこ #tEFdaM4M[ 編集]
Re: とことこさんへ
こんばんは。

> 現在は、うつ病に対し、薬物療法(※) 開始から 約2週+α日間 です。
> 通院毎に SSRIを増量中です。

はい。その時期は、その人にとって適量になるまで少しずつ増量し
調整していくかと思います。
医師の指示に従い、服用を続けてください。

> 管理人さんは、洗面や入浴を容易にするための工夫、どのように されていましたか?
> また、現在の私は、薬物の助けを借りてでも 安静休養優先 の 時期のようです。

確かに、うつの渦中にいる時は、それら非常に億劫ですね。
ただ、あなたのように急性期・回復期前期の方は億劫で当たり前かと思います。
どうしても辛い時は寝ていてもよいかと思います。

しかし、もう少し回復して回復期後期くらいになりましたら、
心理療法を使い、その億劫さに対処していきます。

> そのうち、そろそろ 精神/心理療法 に 取り組みましょう と いう 時期が来ると思うのです。
> が、その時期は、どのようにして 分かりますか?

だいたい、70~80%くらいよくなってきたかな・・・
という時が目安かと思います。

> 私のうつ病の最大要因はOCDなので、兎に角、OCDを軽くして行きたいんです。

そうですね。適切な心理療法に巡り会えるとよいですね。

2013/04/19(Fri) 00:11 | URL  | ショウセイ #-[ 編集]
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