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マインドフルネス仏式瞑想・森田療法を使った「元うつ病患者カウンセラーによる」新しいタイプのカウンセリング(コーチング) 
「何度も確認が止められない」

~強迫性障害の
マインドフルネス仏式瞑想的対処~




今回は「強迫性障害(強迫神経症)」について
お話いたします。

当ブログで度々語っておりますが、
私自身、かつて強迫性障害(OCD)でした。

うつ病と強迫性障害、
混合して現れるケースもあります。
昔、患者時代の私がそうでした。


強迫性障害の心理症状
「強迫観念・強迫行為」


これは、おかしいと分かっていても
不合理な事を考えてしまう(強迫観念)

また意味は無いと分かっていても、
やらなくては気が済まない
おかしな心理儀式です(強迫行為)


例えば、何かをする前に
必ず、あるものを〇秒間触ってから行わないと
精神的に不安定になる・・・など。

*具体例:参考過去記事

http://shinriryouhou.blog2.fc2.com/blog-entry-521.html


もう一つ強迫神経症で
よくありますのは、

確認しないと気が済まない・・」というもの。


もちろん誰しも、
家を出る時、鍵をかけてガチャガチャと
閉まり具合を確認するのはあるのですが、


==============
強迫性障害の確認は異常です
==============


鍵かけ確認の例:

一度確認したのですが、
「先ほどの確認ではマズイのではないか?」

そしてもう一度確認行為。
そこで止めようとすると、また強迫観念がかかります。

「確認の仕方を変えてみよう。
きっと先ほどの確認の仕方では不十分である」

また確認行為。そこで止めようとすると、
次から次へと様々な強迫観念が浮かび、エンドレス・・・

確認行為のループから抜け出せなくなる。。


これは、鍵閉め確認だけでなく、

「手洗い」も同じような強迫観念がかかり、
いつまでも、手が真っ赤に腫れ上がるまで洗い続けます。
(ひどい人ですと30分くらい洗い続ける)

「この洗い方では、
まだバイ菌がついているのではないか?」・・・と。


ちゃんと洗っているのだけど、強迫観念により
今の洗い方を否定し続けて、エンドレスで洗い続けます。

そして終わったかと思ったら、
また確認のため手を洗います。


さらにさらに。。

やっと手洗いが終わったかと思いきや・・・

今、あの家具を触ってしまったから、
また菌がついてしまったのではないか!?と不安になり、
また手洗い場に戻ってしまいます。。


日常でどんな事に対しても
この「過剰な確認&強迫行為」を行ってしまいます。

微小なレベルならばよいのですが、
『仕事、日常生活に大いに支障が出る場合は
対処が必要かと思います』



<さらに詳しく>



強迫性障害に関しましては、

様々な心理療法の視点・
とらえ方があるのですが、

今回はマインドフルネス仏式瞑想の視点から
考察していきます。


強迫性障害(強迫神経症)の
過剰な確認行為」(強迫観念・強迫行為

やらないと心配で不安でしょうがない。
何度も何度も、確認行為を続けてしまう・・・

どうすればいい?



================
まず、結論から申し上げます。

「まだまだ確認が甘いです」

================



ええっ!!

確認で苦しんでいるのに確認って・・・
冗談で言っているんですか?



いえいえ。大真面目です。

これは冗談で言っている訳ではなく
心理学的な視点です。

この確認したかどうか、心配でしょうがないのは、
脳の中で「情報がしっかり確定していない」から起こります。


まずこの「確認行為」が起こる時の心理状態は
「自動操縦状態」になっているケースが多いです。

↓(思考の自動操縦状態に関しましてはこちらを参照:全5話)
http://shinriryouhou.blog2.fc2.com/blog-category-61.html


簡単に言いますと、日常の慣れた行動など
ほとんど意識せず、半分自動で行っている行動です。

自動操縦状態の時、頭の中は
ポケーッと思考・妄想に流されている状態、

頭の中が妄想・雑念でいっぱいになっている状態。
それにも気づいていない状態
(仏教学ではmoha(無知)といいます)

客観的気付き」が外れた状態。


この状態で何かを行いますと

「やったかどうか忘れた!」や
「あ・うっかりミス・・」が起こりやすい。


例えば
人生の中で、車の追突事故起こしたことある人は、
よく分かると思いますが・・

追突する前の頭の中は、いろいろ妄想(雑念)しており、
必ず思考が「自動操縦状態」になっております。

*これは別に強迫性障害の方でなくても
一般健常者でも同じです。


これに対し、マインドフルネス仏式瞑想は
古代から伝わる「客観的、気付きのワーク」を行います。

*これは「samma-sati(サンマーサティ)」
八正道の「正念」(正しい客観的気付き)


マインドフルネス仏式瞑想は
特殊な心理技術をお稽古し、

心や脳が常に「クリアに目覚めている状態」を
作っていきます。

つまり日常で脳が「ポケーッと」している・・
もしくは妄想・雑念でいっぱいになって、
それに流されている状態を減らしていきます。


すると、何かをする時
常に自分を「客観的に観ている」状態になります。

こんな感じで自身の思考や行動を
セルフモニタリング」していきます。


鍵をかけた時も、窓を閉めた時も、
ガスの元栓を閉めた時も、手を洗っている時も・・・

常に自分を客観的に観ています。
それは「行為」だけでなく「思考」も。


確認している自分を
心理技術を使い確認します



~~~~~~~~~~~~~~
これを心理学の世界では
メタ認知」といいます。
~~~~~~~~~~~~~~


メタ認知をしますと、
脳に「正確な客観的事実情報」が
インプットされやすい。



いつもの「自動操縦状態」で
ポケーッとしながら、思考が雑念・妄想だらけで
「まとまりが無いまま」何かをしますと、

「不確定な情報」として
処理されてしまいます。

当然、不確定なので
「脳がその情報をきちんと処理したのか不安になる」
→ もう一度確認したくなる。


しかし「メタ認知」のワークをしていきますと、
脳内では「正確な確定情報(混じりっけの無いクリアな事実情報)
ですので、きちんと情報処理完了。

「もう確認しなくて済みます」不安定になりません。

強迫性障害の
「強迫観念(思考)」や「強迫行為(行動)」は
次第に治っていきます。



====================
☆「ポイント」

後々、再確認が起こりやすい情報は、
事実確認に妄想(主観)が入りすぎて
事実と妄想がごちゃ混ぜになった」情報。

それをマインドフルネス仏式瞑想の技術を使い、
クリアな事実情報のみを
入力できるようにしていきます。
(そういった心や脳の「クセ」をつけていく)

→ すると再確認、
再々確認が起きにくくなります。

*さらにオマケとして、
仕事の効率も抜群に上がります。
====================



今回の「過剰な確認行為」は
強迫性障害の一症状です。

他にも様々な「強迫パターン」があります。
それに関しましても、今後取り上げていきます。

*マインドフルネス仏式瞑想では、
強迫性障害の、どんなパターンにも対応法があります。



強迫性障害は
正しい理解で正しく訓練」を続けていきますと治りますので、
しっかり心理療法のお稽古してまいりましょう。

また強迫性障害は放置しておりますと、
日常に疲れ果てて、
うつ病も併発してしまう可能性もあります

ゆえに早めの対処が肝心かと思います。









当カウンセリング・心理療法の詳しい説明

http://shinriryouhou.blog2.fc2.com/blog-category-3.html




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【2013/03/07 06:25】 | 神経症(不安障害) 「克服のヒント」
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