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マインドフルネス仏式瞑想・森田療法を使った「元うつ病患者カウンセラーによる」新しいタイプのカウンセリング(コーチング) 
マインドフルネス仏式瞑想

うつ・神経症的な
「雑念・ネガティブ思考・妄想」の対処法


~上級編・ 心随観~




<こちらのお話の続き>

http://shinriryouhou.blog2.fc2.com/blog-entry-566.html



マインドフルネス仏式瞑想
初級、中級くらいは

頭の中に出てくる妄想や、
ネガティブ雑念などを、

まだ大雑把に観察することしか
出来ません。


しかし、
初級、中級で基礎がしっかりでき、

マインドフルネス仏式瞑想が、
かなり慣れてきまして
『上級クラス』になってきましたら


心随観」(しんずいかん)の
トレーニングに入ります。

*入る・・といいますか、
正しくやっていますと、自然にそうなります。



このレベルになりますと

頭の中で、怒涛のように流れる
濁流のような、
ネガティブ想念、妄想が

スローモーションのように
綿密に観察できるようになってきます。


さらに濁流の中に混ざっている

木片やゴミ、小石、葉っぱなども、
綿密に観察できるようになってきます。


このたとえの

・怒涛の濁流とは「妄想する心」
頭の中に流れるネガティブ想念。

・混ざっている木片、ゴミ、小石・・・は
心に引っかかっているものです。
(妄想の成分)



………………………………………………
つまり、

「何が心に引っかかっていて
心のトラブルを引き起こしているのか?」

「なぜいつもこのシーンで、
気分が悪くなったり、
間違った行動をしてしまうのか?」


より精密に、その成分が
(何が心に引っ掛かっているか)
観察できるようになってきます。

………………………………………………




~実際の例~


昔、当プログラムで
瞑想のお稽古をしていた

ある上級クラスの
受講生さんの例を挙げます。



この方は、主婦の方で

ある日、
マインドフルネス仏式瞑想中に

なぜか
ママ友の○○さんの事で
怒りが込み上げてきた。


==============================

怒りの妄想が
こびりついて消えない・・


怒りを、当カウンセリングで学ぶ
心理技法で観察。

*受講生さん達へ→ 1時限目の授業でお伝えしましたルールを
必ず守って実施してください。
(何も狙わず・期待せず・わたくしを入れず・・の方法)


やはり消えない

なぜ怒るのか?


実は、怒りの裏(深層心理)には
「嫉妬」がある。
(そのママ友に対する嫉妬心)


では嫉妬を心理技法で観察

消えない・・・


では嫉妬の裏には何がある?

「慢」(慢心)があるかも。
(私の方が優れているのに・・・という心)


これを心理技法で観察・・


「とらわれ」が緩くなり、
少しだけ軽くなった。


・・・が!
まだこびりついている。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
まてよ。。
ひょっとして、

怒りを「消そうと」
狙って、期待していませんか?

それが実は
執着の心を作っている。

「消そう!消したい!」と、
執着(煩悩)の炎を炎上させている。

その悪循環に気付く。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


そこに気を付けて、
ただ「あるがまま」瞑想モードに入る。


*怒りが出ようが出まいが、
どうだっていいじゃないですか。

怒りが出るならば、出るがまま。
集中できないのでしたら、出来ないがまま。

ただ、あるがままの瞑想。



しばらくすると、執着が緩くなり、
肩の力がスッと抜け、

怒りがどうでもよくなり、
楽になった・・


通常観察(瞑想)モードに戻る・・・

==============================

(この受講生さん。
非常にお上手です!)




これは仏式瞑想で言う
「六大煩悩」(心の悪い作用)

「貪、瞋、痴、慢、疑、悪見」の
「慢」が深く引っかかっていた。


さらに「楽になりたい!」が暴走して、
渇愛(貪)が炎上。

さらにさらに、
「消えない!」という嫌悪(瞋)も暴走。

→そこに気付き(sati)が入った。



「妄想(煩悩)」というものは、
大きく分けて

この六つのどれかに当てはまります。
あるいは複合系。


簡単に説明しますと



1、貪(とん)

貪る心。渇愛。
もっともっとほしい!という貪り。


2、瞋(じん)

怒る心。嫌悪。
それは他人に対しても、
自分に対しても・・


3、痴(ち)

おろかさ。

心理学的、仏教学的な理論を
知らないことによる心の過ち(無知・無明)
日常でのトラブル。
それが余計な苦しみを連れてきます。

全ての苦しみ(煩悩)の
ベースになっているもの。
根底にあるもの。無知・無明。


4、慢(まん)

慢心する心。
人と比べる事で、余計な苦が生まれます。

*慢の種類はいくつかありますが、
長くなりますので、ここでは割愛します。


慢心しますと心に隙が出来ます。
そこから、おかしな雑念が生まれ、
最終的に苦しむのは自分です。

たとえば周りの人で、慢心している人は
なにか近寄りたくないですね。

人間関係のトラブルも発生しがちです。
人に嫌われます。



5、疑(ぎ)

必要以上に疑う心。

例えば、石橋をたたいても渡らない人。
また、何でもかんでも、ひねくれた態度で疑ってかかる、
小児的あまのじゃくな人。
(こういった人は何も進歩しません)


逆に、権威(カリスマ)、
マスコミ等の言う事を

何の疑いもなく、
鵜呑みにしてしまう人。

そして、それが真実だと錯覚する人。
(こういった人達が、
カルト団体にハマり、利用されやすい)



6、悪見(あくけん)
誤った見解。

長くなりますので、
一つだけ例を挙げますと、


たとえば、この世は無常。
「諸々の事象は移り変わっている」

ですが、ずっと変わらないと
確信している。そう信じていたい。
(モノや人の心など)


ですが、残念ながら
あなたの想いとは逆で、

この世の法則は
常に移り変わっている。

物事を正しく観ない事によって
トラブル、余計な苦が発生します。


→ 俗な例ですと、最初結婚した時、
この人との美しい愛は永遠だ・・・と
信じて(妄信して)いたら、

結婚して数年、数十年すると
現実を見せつけられ、幻滅し、苦しむ。。

(中には浮気したりして、
家庭崩壊するケースもあるかと思います。
そして離婚トラブルで「修羅地獄」と化します)


最初から諸々の事象は、
「移り変わるものだ」と認識していれば、
そこまで苦しまずに済みます。

智慧ある、よい人間関係・
愛情関係が築けます。


*「悪見」の項目に関しては、
専門的には説明が長くなるので
今回は割愛します。





これは、あくまで一例ですが
こんな感じで観察していきます。

ただしマインドフルネス仏式瞑想
初級、中級の方は
これをあまりやらない方が良いです。


何故かといいますと
この心随観自体が、妄想になってしまい

思考の「とらわれ」になり、

マインドフルネスが
身に入らなくなるからです。

妄想してるのか瞑想してるのか
よく分からない状態になってしまいます。


これでは、瞑想ではなく、
迷走になってしまいます(笑)


ちなみに、この例の方の場合、

学習と基礎がしっかり出来ているので
心随観は、ほとんど思考を使っていません。


特に「とらわれ」なく、

自然にポンポンと
瞑想の技法が出てきている状態です。

気付き(sati:サティ)が
速射砲のように飛び出します。



初級の方が、これに「とらわれて」
やってしまいますと


グーッと思考してしまい、とらわれてしまい、
必ず妄想に巻き込まれます。

余計、怒りなど
不快な心が炎上してしまいます。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~
初級者の悪い例

・「瞑想しても、
こういったものが出てきません!」

・「こういった事が起きません!
楽になりません!」

・「どうすれば、こういったものが
出てくるのですか!?」



*これらの質問が出ること自体、
何も分かっておらず、
完全にやり方間違っていると思います。

もう一度、一時限目講義から
学び直す事をおすすめいたします。

間違った理解とやり方で
ずっと続けていても、何も進歩しません。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~



今回のお話は、高度な技ですので
半年から数年くらいして、

瞑想が深まり
レベルアップしてから行います・・


・・といいますか、

正しく瞑想していますと、
自然にそうなっていきます。



はい。今回は少し難しいお話でした。
上級編ですね。




それでは今日も、
素敵な瞑想ライフをお送りくださいませ。

皆様にとって
よい一日でありますように。






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【2012/02/10 00:42】 | マインドフルネス 「初級~上級」
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