マインドフルネス・森田療法を使った、「元うつ病患者カウンセラーによる」新しいタイプのカウンセリング(コーチング)
6、選択的抽出
*(選択的抽象化ともいいます)


上手く出来た事はみないで
ダメだったことのみ抜き出して考える。

こんな鬱・神経症的、自動思考です。




よく当プログラムの
日記療法(森田療法)で、

うつ・神経症の方は、

「出来ない事・至らぬこと・
失敗・不快な事・不安・怨念・
怒り・情けない事」など。。


こういった事ばかりを
「選択的抽出」し、書き綴り
提出される方が多いかと思います。

そういった情報ばかりを拾ってくる、
脳のクセになってしまっている方が
多いかと思います。


なぜそうなっているのか?という
脳と心理のメカニズムは、
当プログラム内で詳しく学習しますが、

こういった傾向の強い方には
次のような宿題を出します。


次の講義までに

「日常でほんの少しでも感謝した事。
今までの人生でしてもらった事。
(お稽古の内容で)少しでも出来た事。進歩した事」

「のみ」を書いていただきます。


これは、元々持っている、
「選択的抽出」の強さを利用し、

逆に、良い方向に
活かすように誘導します。


うつ・神経症的な方の
この能力は

裏を返すと
「良いものを見つけ出す力」に変身します。


それは仕事ですと、

世の中のニーズを
発掘する力にもなります。


その力を逆に利用し
活かすということ。




もう一つの視点


この思考があるということは
逆説的に言いますと

「自分が失敗したくないから、
人生よりよく生きたいから」

こういった思考が
出てきているとも考えられます。


転ばぬ先の杖・・
ではありませんが、

失敗した時、ダメだった時の
思い出が出てきたり、

不安思考ばかり抽出し
出てくるのは


「失敗をシュミレーションすることで
上手に回避しようとしています」

「また同じ失敗しないように
頭の中でシュミレーションしている」
とも考えられます。


マインドフルネス的に言いますと、
そういった観念が出てきたとき

「ああ。そうか。私がまた怖い目に合わないよう、
失敗しないように、
そういった観念が出てきてくれているんだね。
ありがとう。ありがとう」

・・・と、
歓迎してみてください。


ダメだった事を
過度に抽出して
頭がいっぱいになってきたら

「出てきてくれてありがとう。もういいよ。
一生懸命頑張ろうとしているんだね」



逆に、悪い自動思考(認知の歪み)に嫌悪し、
それを抑え込もうとしますと、まず失敗します。

そしてそんな自分がイヤで、
心の葛藤が生じ、ますます自己嫌悪に陥ります。


仮に、強引に
潜在意識の中に抑え込む事に成功しても、
意識、無意識2

抑え込んで封印したものは
「忘れたフリ」をしてるだけで

無くなった訳ではありません。


必ずまた出てきます。
意識、無意識3

数時間・数日後
また浮上してきて爆発します。


悪循環です。

ダメな自分をグーッとフォーカスして
頭がいっぱいになりそうでしたら

そのネガティブ思考を「歓迎」します。


心の中で

「出てきてくれてありがとう。
一生懸命頑張ろうとしているんだよね」




仏教寺院では豆まきの時、

「福は内。鬼も内」と言って
豆まきする所もあります。


鬼さんは、
あっちいけ、消えろ!と言って
豆をぶつけている内は

鬼さんはヘソを曲げて、
あなたに襲いかかってきます。


鬼さんは
「ありがとう」と受容した時、

鬼は鬼のまま
鬼ではなくなります。

鬼は、あなたの友となります。

onisan


自分のイヤな部分。
コンプレックスが治るという事は

こういった事かと思います。


~福は内。「鬼も内」~






【2011/03/27 06:28】 | うつ病、神経症 「7つの自動思考」
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