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マインドフルネス仏式瞑想・森田療法を使った「元うつ病患者カウンセラーによる」新しいタイプのカウンセリング(コーチング) 
離人症とマインドフルネス瞑想



Q、
私はパニック症とうつに悩む者です。

毎日が辛すぎる時、
マインドフルネス瞑想をやっております。
(本を読み独学:欧米式のマインドフルネス)

客観的にモノをみる瞑想?をやっていますと、
いつも自分が自分で無いような
離人症」みたいになってしまいます。

自分がロボットのようになってしまい、
言動や行動が制御できなくなるのではないか?と怖くなります。

日常生活でも時折、離人感がでる事もあり、
不安になります。

瞑想のやり方が間違っているんでしょうか?




A、
はい。まず今回の
離人症(離人感)」についてお答えする前に、

10年前から当ブログ内で、
重ね重ね注意喚起しておりますが、
「独学で瞑想」は危険です。

たとえば間違った解釈をして、それをやり続けたら
どんどん悪化していきます。
そういったケース、非常によくみかけます。


瞑想は上達するまで、熟練した瞑想者と、
「逐一、答え合わせ」が必要となります。

独学ですと、
誰と答え合わせをするのでしょうか。

客観的なチェックは誰とするのでしょうか。


欧米式のよくありがちな
「マインドフルネスごっこ」と違い、

本当のマインドフルネス(仏式瞑想)は、
たくさんの専門的な理論を学ぶ必要があります。

技術が身につくまで、マンツーマンの
専門的なレクチャーが必須となります。


潜在意識、瞑想、心の病は
独学で何とかなるほど簡単な話ではありません。
自己流は「事故流」になります。

最初にこういった注意喚起をした上で、
今回の回答に入らせていただきます。

(耳が痛いお話で申し訳ありません。
ですが「”本に書いていない”」大切な話かと思います)



さて、

マインドフルネス仏式瞑想では、
正念(sati)という技術を重んじます。

これは
「気づき、客観視、深い洞察・理性を持った智慧の目」

これを技術体系に織り込み、実践していきます。

現代心理学的に言いますと
メタ認知」を育てていきます。

*メタ認知:
自身の思考・行動を客観視する視点。
物事を俯瞰(ふかん)する視点。


(おそらく今回のご相談。
ここを誤って解釈・実践してしまっていると思います。
詳しくは後述します)


常に自分を客観視し、
セルフモニタリングしているような状態。

自身の怒り、不安感、悲しみなどに対し、冷静になれます。
(仏教的に言いますと、煩悩が爆発しにくくなる)



では今回のご質問の、
「病的な離人症」と「正念(sati)・メタ認知」の違い。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
結論から言いますと、

・「煩悩の暴走で、本人も全く気付かず、
無意識的にやってしまっているか」

・「理性の管理下で、
分かって意図的にやっているか」の違い。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


意識、無意識

===========================
A、
仏教心理学の視点からみた「離人症」



離人症は、自身の潜在意識の中に抑圧している、

心的外傷(トラウマ)、コンプレックス、
自分自身への情けなさ、不安、怒りなどが耐えがたく・・


自分と向き合うのが辛すぎて、
どうしようも出来ないレベルになると、

無意識の防衛機制が働き、
一旦強制終了のような状態になり、「自分を隔離」する。

☆これを「無意識的に」やってしまっている。
(本人もなぜこうなっているのか、全く気付いていない)

だから自分が自分でない状態になります。


*ポイント
トラウマ、恐怖、自分のコンプレックスなど
潜在意識に抑圧していて、見たくないものから、

自分を強制隔離している深層心理の働き→ 『離人症』


・解離症の一種。
よろしくない心理防衛

===========================

B、
「正念(sati:聖なる客観視、メタ認知)」


一方、正念は、
これを理性の管理下で「意図的に」やっています。
(自我と距離を置き、客観視)

ゆえに常に明晰で、物事の道理がよく理解でき、
感情(煩悩)の暴走に巻き込まれず、冷静でいられます。


*うつや神経症の
ネガティブ思考に巻き込まれる事はありません。

===========================



正しく指導を受け、
(独学ではなく)正しく実践していますと、
--------------------------------------------------
自分が上記、AかBかをも
客観的に俯瞰できている状態になります。

--------------------------------------------------


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
こういった高度な正念(sati:気づき)が入るようになりますと
『 離人症(感)は消滅していきます 』

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


それどころか、自身の潜在意識の中の暗部
(コンプレックス・トラウマなど)も、

冷静に分析できるようになり、
因果が読み解けるようになり(自己精神分析)

自分のイヤな部分も、
穏やかに受容出来るようになります。


すると徐々に、長年抱えてきた
「生きづらさ」も解消していき、

それに伴い、
慢性的ストレス脳も改善されていき、

結果、うつ病・神経症(不安障害)などの
心の病も消滅していきます。


*心療内科・精神科の方法論は
脳の病気だからうつ病になる。ととらえます。

だから化学薬品で脳の病気にアプローチしていく・・
ゆえによく「再発」します
(つまり根源的なところが何も変わっていません)


しかし、心理学・仏教学・心理療法の方法論は
こころの病だから→脳の病気になり→結果うつ病になる。ととらえます。

心理的な問題(こころの問題)にアプローチしていきます。
根本的な、根っこの部分にアプローチしていきます。

ゆえに「根治療法」になっていきます。



当プログラムの受講生の皆様は、
今回のお話、よく分かると思いますが、

独学で専門家の指導を受けずやってきた方は、
今回のお話、何を言っているのか
よく分からない人もいると思います。


瞑想は、何をやっているのか
分からずやると出来ません。

わかると出来ます。
当たり前のことですが。

この瞑想は無知(moha)を破り
智慧を開発していく瞑想です。


*例:
たとえば今やっている、この瞑想の技法・技術は、
どのようにして?どう問題が解決していくのか?それはなぜなのか?
こういった事を分かって瞑想しますと「抜群に」上達していきます。

すると一段高い視点から
問題の「因果」が観えてきます。

あとはその問題となっている、
因果の鎖を断っていくだけ。



瞑想は軌道に乗るまで、
必ず熟練した専門家の指導を受け行いましょう。






(少し脱線します。
以下は、元受講生さん向けのお話です)


かなり理解が深まった方でも、
「分かったつもり」にならず、

たまに定期メンテナンスのように、
単発補講・カウンセリングを受け、
答え合わせしていく事を推奨します。


*以前、本コースを受け、その後数年くらいして
ひょっこり単発カウンセリングにいらっしゃった方がみえました。

いろいろヒアリングしてみると、
めちゃくちゃな解釈のままやり続けていました。

つまり本コースを、あやふやな理解のまま終わり、
それをチェックを受けずやり続け、
また辛くなってしまった典型パターンです。


回復が早い方、
本気で治しに来る熱心な方は、きまって

軌道に乗るまで、単発カウンセリングを受講し、
的確な質問もガンガンぶつけてきます。


当プログラムのコースは、
かなり濃密な内容です。

忙しい社会人に対し
何ヵ月も縛るわけにはいきませんので、

6週間の短期間で(実質5週間)
かなり詰め込んだ内容となっています。


一回流しただけで理解できる人は まれ です。
そんな人は、ほとんどいません。


完全によくなるまで、
潜在意識に正しい作法が浸透するまで、

本コースを受けた後、
たまにでよいですので、定期メンテナンス・答え合わせとして、
単発講義を受けてみるのを推奨いたします。

*もしくは数ヵ月に一回行う
「グループ講義・瞑想会」があります。


もちろん
「私はそんなもの受けずに一人でできます」
「私は一発で理解した」という方は、
別に来なくてもよいですが、


行く先々で、どうしても道に迷ったら
いつでも扉を開けておきますので、

また一緒にお稽古いたしましょう。
その時は歓迎します。





=====================
さいごに「今回のワンポイント」


自身の潜在意識がやっている問題行動に、
スッと、客観的気づき(正念)のメスが入りますと、
離人症(離人感)は消滅していきます。
=====================


しかしこれは、専門家によるレッスンを受けませんと、
まず理解できず、修得不可能かと思います。

本やネット情報をちょこちょこっと読んで
出来るものではありません。

いえいえ。私はそんなレッスンなんか受けずに
独学で出来ます。
という方は自己責任の上、やってみてもよいかと思います。
自己流は「事故流」になる事が多いかと思います。



今回は少しキツイお話になってしまいましたが、

当ブログは、よくありがちな
マインドフルネス本にあるような

「マインドフルネスをやれば〇週間でウツが治る!」
「マインドフルネスを〇時間やれば脳科学的効果が!」

・・・のような
「大げさな効果」を謳う事はしません。


*〇週間で治るほど、心の病は甘くありません。
(中~長期的な修練が必要になります)
〇時間で脳科学的効果が出たとしても、それは一時的でしょう。。
それよりも、もっと大切な事があると思います。


当ブログは、正直な事実を述べていくブログですので、
良薬口に苦しですが、ご了承くださいませ。



*注意:
ここに書いてある事は絶対ではありません。

あくまで一 瞑想家・
心理療法家の個人的見解です。

世の中には様々な専門家がいます。
自分に合った論説を述べる
専門家の意見を参考にしていただけるとよいかと思います。




それでは今回は
この辺で終わらせていただきます。

最後は受講生さん向けのメッセージになってしまいましたが、
離人症のところ。ご参考になれば筆者は幸いに思います。


そしてご縁がありましたら、
一緒にお稽古してまいりましょう。

こころの病から解放され、
楽しく朗らかな毎日が訪れん事を願っております。


どうぞお幸せでありますように。
ありがとうございました。







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