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マインドフルネス仏式瞑想・森田療法を使った「元うつ病患者カウンセラーによる」新しいタイプのカウンセリング(コーチング) 
Q、
いつも楽しみに読ませていただいております。
先生のブログ、全ページ読破にチャレンジしております。

私は診断はされていないのですが、
うつ傾向のある会社員です。
重いうつ病ではないのですが、基本的にやる気が無く、
億劫で、毎日が重たいです。

怠けを排除し「ヤル気」を出したいのですが、
どうすればよいでしょうか?

何か心理学的なアドバイスをいただけますと
ありがたいです。




A、
はい。いつも読んでくれてありがとうございます。
文字ばかりですし、900ページ以上ありますので、
無理のないようにお読みください。

また、10年前くらいに書いたものは
現在少しずつですが、工事中でございます。
大幅に加筆・修正し、全く新しい記事としてメルマガにて配信しております。
よろしければメルマガもどうぞ(購読無料)

http://shinriryouhou.blog2.fc2.com/blog-entry-1152.html


さて、本題に入ります。

今回はいつもの仏教心理学よりも、
コーチングの視点からお話しさせていただきます。


1~4章の順で進めていきますが、

長いので、お茶でも飲みながら、
休憩しながらお読みくださいませ。




~ 1(序章) ~

まず、、

私達は基本的に「やる気はありません」
どちらかというと、基本的に人は怠け者です。
それが普通です。


(ちなみに私自身も基本的にヤル気はないです)


怠けは排除できませんので、
それよりも「上手なお付き合いの仕方」を模索していった方が
効率的かと思います。



今回の件とは違いますが、
よく世間で、マスコミ等の情報に踊らされ、

「うつは怠けじゃない!偏見だ!」と
騒ぎ立てる人を多々みかけますが、

いえいえ。。「怠け」は生物の
基本性能(根本的な煩悩)です。

普通の人も、うつ病の人も「怠け」はあります。
この世に完全に「怠け」の無い人間はいませんので


もし「私は怠けはありません!怠けじゃないです!」
・・という人がいるならば
その人は仏陀かキリストのような聖者でしょうか?

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
素直に人間の基本構造としての
「怠け」を認めた方が楽になります。

「認めないと」
対処のしようがありませんので。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


ご質問の方は、自身の煩悩である「怠け」を
しっかりと意識化されていますので、
心理学的に非常に優秀な人だと思います。

*意識化=客観視できている。


そして自身の心の暗部を
しっかり腰を据え、向き合う事の出来る
勇気のある素晴らしい人。




~2章~
(怠けを深層心理の中に「抑圧」する人。
見て見ぬフリする苦しい人)



私は怠けじゃない!!と拒絶していると

潜在意識(無意識)の中に「抑圧」してしまい、
かえって対処が困難になります

意識、無意識2


……………………………………………………………………

「頑張りすぎてうつ病になった。
怠けじゃない!・・・説を深く考察」
~自己精神分析療法~


私も昔、うつ病患者時代、
頑張りすぎてうつ病になりました・・・・が、

私のうつ病患者時代を「自己精神分析」しますと、
深層心理の中に「早く楽を得たい、早く怠けたい」を実現するために、
(あるいはそれを認めたくない、隠したいので)

『不自然に「要領悪く」頑張って→無駄に疲れ果て→鬱が悪化』の、いつもの構図。

やはり深層心理の奥深くには「怠け」がありました。
自身の「秘めた煩悩」を受容しましたら楽になりました。

それ以降、
無駄に要領悪く、頑張る事も無くなり楽になりました。
(これに関しては、また後ほど後述します)


*ポイント

自分の深層心理の中の「ほんとう」を炙り出す。
(自己精神分析:無意識の意識化)

心や脳が情報処理しやすくなる。

情報処理が円滑化しますと、パソコンと同じで
毎日の「重たさ」が無くなり、楽になっていきます。

*それに伴い、謎の精神的不調・
身体的不調は消滅していきます。


・謎の精神的不調とは?

心療内科等で薬を飲んでも治らない
うつや神経症(不安症)など。


・謎の身体的不調とは?

病院等で科学的検査をしても何も異常が無い。
ですが確かに身体的不調がある。

これのほとんどが心因性のものです。
つまり心理的な問題。

心の問題なので、科学的検査をしても
異常は見当たらないのは当然のこと。

……………………………………………………………………



話を戻します。

何度も言いますが、人間という生き物は
「怠け」という基本性能は誰しもあります。


=================
では健常と言われている人と、
うつ傾向の人達は何が違って、
何が問題となっているのでしょうか?

=================


それは「怠け」に対する
扱い方、とらえ方、考え方の違いかと思います。

ここを修理していきますと、
人生の中で「怠け」(煩悩)と
上手にお付き合いしていく事が出来るようになります。

すると、怠けはあるのですが
人生の中で「無害」になります。


健常と言われている人達は、
それぞれの人生の中で「怠け」に対し

上手にお付き合いしていく
術(すべ)を身につけていきます。


ここは心理学のブログですので、

今回は心理学の視点から
人類誰しも持っている煩悩である「怠け」

それに対する上手なお付き合いの仕方、
考え方、活用法など、
ヒントを書いてみようと思います。




~3章~
(本題:ではどうするか?)



たとえば、

百獣の王と呼ばれるライオン。
イメージとしては、パワフルで
ヤル気満々にみえますよね。


~~~~~~~~~~~~~~
ですが実は
「基本的にやる気はない」です。
怠け者です。

~~~~~~~~~~~~~~


よく教育番組などで、野生の動物たちの
ドキュメントなど観ていますと面白いですね。

ライオンはお腹が空いていない時、平時の時は、
うつ状態のようにぐったりしています。

なんと、ライオンの周りに
草食動物達もまったりしています。


しかし、お腹が空くと、
(あるいはナワバリに別のオスライオンが入ると)
目が爛々とし戦闘モードに入ります。
躁状態(そうじょうたい)のようになります。

その空気を読んだ草食動物達も、
クモの子が散るようにその場を離れます。


そして、やる気満々にダッシュし、
仕事(ハンティング)に取り掛かります。

で、仕事が終わりましたら、また一日のほとんど
「ぐたーっと」しています。


この基本構造は、人間も同じです。

会社でやりたくもない事を、目が爛々として
ヤル気に満ち溢れてやり続けるのは普通じゃない。

やりたくもない事に無理にやる気を出そう、
ハイパフォーマンスで全力投球・・・は無理です。


ヤル気が無いがまま
やればよいかと思います。

かといって、
あまりダークなオーラを出してやりますと、
上司に怒られますし、
周りの人達も気分が悪くなりますので、

ハツラツとやっているフリして、
実はやる気がなくてOK。


精神分析的に言うと、
自分の心。潜在意識の本音を「意識化」し、

メタ認知(客観的にモニタリング)出来ていれば、
脳の誤作動は起きにくくなります。
~~~~~~~~~~~~~~

意識、無意識

*原始脳(本能)を、前頭前野などの大脳新皮質が
上手に管理・監督できている状態。

心理学では「無意識の意識化」や
メタ認知」と言います。




次に、

パレートの法則というものがあります。
よく巷で「8:2の法則」と言われるものですね。

*似たような理論で
「78:22のユダヤの法則」というものもあります。


例:
・この世の法則。
例えば、地球の海と陸の割合。
人体の水分とそれ以外の物質などなど。。
大体78:22の割合と言われております。

・マスコミ等の情報や
政治的なプロパガンダなどを鵜呑みにして
踊らされる大衆8割と、
それを冷静に俯瞰している2割の賢者のような人達。

☆ ・会社での自分の仕事も、冷静に俯瞰すると、
本当に核となるところは2割。
あとは基本的にルーティンな雑用のようなものが8割。


これが有名なユダヤの法則や
パレートの法則と言われるものです。

このように、大まかに言うと、
8:2で分類することができるというのが、この法則です。


で、問題は、

会社での仕事、本当に核となるところ。
この2割の部分を押さえておけば、
今日の仕事は大体OK。


うつや神経症傾向の方々は、

どうでもいい8割のところにも
全力投球し無駄に疲れてしまう傾向にあるかと思います。


ルーティンな8割のところは人に任せたり、
てきとーに力を抜いて行い、

ここぞという2割のところに、
フルスロットルで全力投球し、頑張ります。

すると疲れない頑張り方。
うつ病にならない要領の良い「頑張り方」になるかと思います。
頑張ってもうつ病になりません。

仕事の能率も上がりますし、
達成感が得られますので、
うつが改善する「頑張り方」になります。



・・ただ問題は、この2割のところに、
ヤル気が出ないと困りますね。


そのお話をしてまいります。



さて、心理学の世界では
「マズローの欲求階層説」というものがあります。

これは人間の「欲求」は下から順に、

5、自己実現欲求
4、承認欲求
3、社会的(帰属)欲求
2、安全の欲求
1、生理的欲求


1~5。
順次満たされていくと言われています。

生理的欲求が満たされれば→安全の欲求→
安全の欲求が満たされれば→社会帰属の欲求・・・・


*各欲求を簡単に解説。
もっと深く解説すると長くなりますので、
あくまで簡単にです。あしからず。

1、生理的欲求
例:毎日のごはんが食べられるか?
着るものがあるか?などの根本的なところ。

2、安全の欲求
例:住むところがあるか?
ここは防犯的に大丈夫か?など

3、社会的(帰属)欲求
例:家族、会社、自治体などの何らかのグループに属すること。
たとえ孤独な仕事でも、厳密に言えば一人ではないですね。

4、承認欲求
例:認められたい。愛されたい・・などの欲求。

5、自己実現欲求
例:夢や希望などを叶えたい。自分らしい人生を歩みたい。
自分の可能性を見出す・・など。

*いや。第6欲求がある・・などのマニアックな説は
長くなるので今回は割愛します。あくまで基本的な話です。



ちなみに「1や2」など
下位の欲が満たされないと人は「恐怖」します。

一番原始的なところで、
生命活動の根本のところですので。


人のモチベーション(ヤル気)は、
「希望や夢」でも発動しますが・・・それでは緩い

もっと究極、かつ、即ヤル気に繋がるのは
恐怖」です。


人は「恐怖」の方が
早くヤル気が発動するように出来ております。

(進化の歴史の中で、危険を回避し、
種・個体を残さなければならないからです。生物の本能)


例:
・どんなにうつ状態でぐったりしていても、
大地震が起きて危険な時、ビックリして飛び上がり、
避難行動をするでしょう。

・ありえない例ですが、
うつ状態でぐったりしていても、
家に毒ヘビが入ってきて向かってきたらどうしますか?

バッと飛び起きて棒を持って戦うか、
一目散に逃げるでしょう。


*人は身の危険が迫ると、『一瞬でうつ状態は消え』
強制的に脳が「闘争・逃走状態」(戦闘モード)になります。




もう少し現実的な例で言いますと、


たとえばフリーランスや
自営業などの事業者は、会社員と違い、
毎月決まった給料が入りません。

稼ぎが無いと「1と2」を失います。
半ば強制的、かつ自然に仕事に対し、
やる気のスイッチが入りますので、ある意味よい環境です。


会社員の方は、毎日ルーティンになりがちですが、
「会社というシステムに守られているありがたみ」を
忘れがちになります。

*毎月の給料。社会保険。各種手当など。

~~~~~~~~~~~~~
これを失う恐怖を
リアルにイメージしてみます。

~~~~~~~~~~~~~
(特に家庭のある方は、
非常に恐怖かと思います)


こういったリアルな「恐怖イメージ」が出来ますと、
ヤル気のスイッチが入りやすくなるかと思います。


これらはあくまで一例ですが、
「恐怖」に絡めてみます


恐怖と行動
脳の同系列のところから出てきます。


ただ、
ここで終わってしまいますと・・

なんともネガティブなものになってしまいますので、
補足として、少しキレイなお話をしておきます。


恐怖に基づく行動は
「即効性がありますが、短期的なもの」
です。
対症療法のようなもの。

そのモチベーション・行動を
中~長期的に繋げていくのは「夢や希望」です。


短期的モチベーション(恐怖)で
発射台に乗せて、

それを中長期的モチベーション(夢や希望)に
上手に絡めていきます。


すると持続性の高い
良質なモチベーションになっていきます。

上記のヒントを基にして、あなたのセンスとアイデアで
自分なりのモチベーションアップ法を構築していってください。


~~~~~~~~~~~~~~~
私はそんなセンスがありません。
専門的な方法論をください!
~~~~~~~~~~~~~~~


・・・という方は、当プログラムの別コース。
「セルフ・コーチングコース(全2回)」を
受講してみてください。

http://shinriryouhou.blog2.fc2.com/blog-entry-1442.html

脳科学・心理学的な視点から
専門的な方法論を伝授していきます。




=====================


~4~
「最後にまとめ」


・人間は基本的にやる気はありません。
むしろ、それが普通です。

・人間誰しも「怠け」はあります。
一部の聖者を除き、
誰しもある根本的な煩悩である「怠け」

まずそれを拒絶ではなく、素直に認め
受容しないと(意識化)対処しようがありません。


・かといって重要なシーンでヤル気が出ないと、
現実的な話、仕事にならない。会社クビになります。

・パレートの法則(8:2の法則)
8割の雑多な事と、2割の重要な部分。

・2割の重要な部分にヤル気を出すには?
「恐怖」を上手に活用する。
(恐怖と爆発的な行動は、脳の同じところから発動します)
*恐怖=原始脳


・マズローの欲求階層説。
下位の欲求ほど、得られない時の恐怖感が強い。
「恐怖感=強制的モチベーション」

・されど恐怖に基づくモチベーションは
爆発力はあるが短期的なもの。


・中~長期的モチベーションを育てていくには、
「希望や夢」に上手に絡めていく。
→良質なモチベーションになっていきます。

*良質なモチベーション

原始脳を前頭前野(高次脳)で
上手に管理・監督したモチベーション


・これらをヒントに一人で出来るならばOKですが、
どうしても独学では無理な方は、
専門家(コーチ・カウンセラー)についてもらい、
専門的なレッスンを受けてみます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~




☆おまけコラム☆
(今回のご質問と関係のない話)


歴史の中でよく
「恐怖政治」体制を作る独裁者がいます。

あれ、ある意味、理に適っていますが・・

今回のお話のように
恐怖に基づくモチベーションは
瞬発力はあるが「短期的」です。

長くは続かない。疲れてしまう。


実際、歴史の中で、
恐怖政治を敷く独裁政治は、

瞬発力があり、一瞬隆盛を極めるが、
長く続かなかったでしょう。

あるいは、ろくな結末にならない。
ほとんどが無残な結果です。

ヒ〇ラーもそうですし、
日本人おなじみの例ですと
織田信長などもそうですね。


・・・そういえば、昭和の時代
「スパルタ教育」というものも流行りましたね。
(すぐに廃りましたが)


人類は歴史の中で
「恐怖政治では長く続かない」
「ろくな結果にならない」
「恐怖で人を縛ると、よい結果にならない」
という事を学びました。


では私達、人類が幸せになるには??


・・・という結論の難しい問題を投げかけて、
今回のお話を終わらせていただきます。


=========================
*結論の出ない問い
(抽象度の高い問い)を考察することも、

「前頭前野を耕す」のに、よいトレーニングになります。
禅問答なども同じ効果があるかと思います。

前頭前野は高度な推論や、
怒り悲しみ、絶望感などの感情が爆発しそうなとき、
「冷静さ、平静さのスイッチを入れてくれる」働きがあります。

fMRIなどで、うつや神経症の方々の脳を観察すると、
大抵この「前頭前野の機能」がダウンしております。
=========================



それでは今回も長くなってしまいました。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。

読者の皆様にとって、何かのインスピレーションになれば
筆者は幸いに思います。







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【2020/02/19 14:06】 | うつ病    
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