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マインドフルネス・森田療法を使った、「元うつ病患者カウンセラーによる」新しいタイプのカウンセリング(コーチング)
非定型うつ病


これは定義みたいな事を説明しますと
長くなりますので、簡単に言いますと、

読んで字のごとし「定型ではない」うつ病。

つまり皆様が知っている、普通の
「いわゆる」うつ病に当てはまらないタイプの
うつ病の事です。


*非定型うつ病については、
過去記事(カテゴリー)にて

定義のような事をたくさん述べておりますので、
よろしければお読みください。

(非定型うつ病、よくありがちな症状 : 
過眠・鉛様麻痺など)




さて、
<ノーマルな(普通の)うつ病:よくありがちな例>


几帳面・頑張り屋・真面目・
周りにとても気を配り、優しくて・気をつかいすぎ、
空気を読みすぎて疲れる など。
(メランコリー親和型・執着気質などの性格)

また自虐的(内省的)な方が多く、
「全て私が悪い。私のせいで周りに迷惑をかけている。
私が生きていてごめんなさい」のような考え方の人が多い。


そういった人が過労・何かを喪失するなどの
「ストレスイベント」が引き金となって発症するのが
よくありがちなうつ病ですね。


定型うつ病は、重いものですと
強烈な自殺(希死)念慮など、
非常に危険な状態になります。


また負けず嫌い・プライドが高い人は
(特に男性に多い)
メンツがありますので、
自殺をほのめかす発言はしませんが、

誰にも知られず、こそっと隠れて
本当に自殺を計画する・・・などのパターンもあり、

まさに命の危険」があります。



対して非定型うつ病は、
上記のようなパターンは見当たらず、

性格的にも
それほど過剰に几帳面・頑張り屋・
空気を読みすぎる人でもなく、

内省的(反省的)・・というより
他罰性」が目立ちます。
(例: 私がこうなったのは〇〇のせいだ。
他人のせいだ。私は悪くない など)


*参考テキスト:現代型うつ病「他罰性の病理」
↓(なぜ他罰性なのか?心理学の視点から)
http://shinriryouhou.blog2.fc2.com/blog-entry-1048.html


また環境的にも
特に過労・重労働をしているわけでもなく、

五体満足・生活環境も、まあ恵まれていて
これといった不自由もない。


「原因がよく分からないが、
ただなんとなく、うつ病になっている」ケース。

かといって定型うつ病ほど、激烈な症状もない。

強烈な自殺念慮など)

微妙なうつ状態が、ズルズルと長期で続く。。


いろいろ例を挙げましたが
こんなようなケース (あくまで一例です)




私は心理カウンセリング(コーチング)現場。
また、心理療法を指導する仕事を

14年ほど行っており、
現場を観察していて思う事は、

昨今、こういったタイプの「非定型」うつ病が
非常に増えてきております。


逆に、頑張り屋で優しく、
内省的(例:私のせいでみんなに迷惑をかけている)、
気を使いすぎて・・・のような

定型(普通の)うつ病は、かなりレアなパターンで、
昨今は少なくなってきました。


定型(ノーマルな)うつ病は
過労を強いられる職場環境などを改善したり、
少し休職したりすると
改善するケースが多いものです。

-----------------------------------------------------
☆ また特筆すべきことは、
薬物療法が「よく効く」ケースが多いと思います。

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当ブログでよく書いてありますマニュアル。

以下の基本図式は
「定型うつ病」がモデルです。

定型(普通の)うつ病は
薬物療法が非常に効く事が多いと思います。


簡易的に書きますと、


急性期~回復期(前期)→ 休息し薬物療法
回復期中~後期→ 休息し薬物療法+心理療法を導入
維持期~寛解期→ 心理療法に重きを置く


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「各時期の説明・解説」

1・急性期= 発症したての時期
病院へ行き、薬物療法を導入。

2・回復期前期= 発症から数週間。
薬物療法で危険な状態を「とりあえず」脱した時期。

3・回復期中~後期= 発症から数ヵ月し、
薬物療法で、60~80%くらい落ち着いた時期。
「薬物療法で出来る事はここまで」

薬物療法でずっと平行線が続き、
越えられないあと一歩がみえてきます。

そのあと一歩を超えるためにも
薬物療法に並行し、
心理療法を導入するベストな時期。

4・維持期~寛解期= 心理療法で、ほとんど回復し、
医師に相談し減薬・断薬を検討する時期。

ただこの時期に油断すると、すぐ再発してしまうので、
念入りに心理療法生活を行い、
再発防止と自己啓発に力を入れる時期。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


*何度も述べますが、
上記は定型うつ病のモデル。

非定型うつ病は、上記図式 「」 から
参考にされるとよいかと思います。




対して、非定型うつ病は、
薬物療法がほとんど効かない事が多い。


効いたとしても軽微なもので、
それはプラシーボ効果で、効いたように
「錯覚」しているのかな・・・

というようなレベルが多いかと思います。

↓(心理効果:プラシーボ効果)
http://shinriryouhou.blog2.fc2.com/blog-entry-26.html


またこのタイプは、
謎の副作用を訴える方が、よくいます。

*こころが作り上げた幻の副作用「ノーシーボ効果」
ハンブルク大学の実験
↓(薬の副作用?を疑ってみる)
http://shinriryouhou.blog2.fc2.com/blog-entry-1262.html


たとえば、心療内科等の薬物療法を
数ヵ月~数年。

とっかえひっかえ替えて、

様々な抗うつ薬・抗不安薬を試し、
それでも「劇的な効果がない」場合、

それは「薬とは違った問題」が
あるかもしれません。



つまり、セロトニン・ドーパミン・ノルアドレナリンなど
脳の神経伝達物質がうんぬん・・・という問題ではなく


心理学的な問題(こころの問題)が
原因である可能性が高いかもしれません。


======================
その証拠に、
本当に心療内科等が主張する、

脳の問題(神経伝達物質の分泌・伝達異常など)が
原因であるならば、

薬物療法を行っていれば解決するはずです。

======================


ましてや、数ヵ月~数年、
抗うつ薬・抗不安薬をとっかえひっかえ試していて、

これといって劇的な効果がない方は
「少し冷静になって疑ってみましょう」


ちなみに、定型(普通の)うつ病の方は、
薬物療法が「非常に」効くケースが多いものです。
まさに劇的に効くケースです。

一つ目の抗うつ薬が効かなくても
少なくとも、2~3個くらい薬を変更すると、
すぐによく効く薬に出会います。


*(ただし薬に関しては
必ず医師の管理・指導のもと行ってください)



数ヵ月~数年。
薬を何種類・何十種類、コロコロ替えて
それでもなお、薬が効かない・・・という場合、

(特に非定型うつ病)

一度冷静になり、心理学的な問題(こころの問題)を
疑ってみてください。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「私の場合。これは本当に
脳だけの問題なのだろうか?」・・・と。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~




======================

「こころ(心理学的な)の問題」

人生のとらえ方、生き方、モノのとらえ方、
心のありよう、考え方、
なぜ生きるのか?などの「思想・哲学的な問題」

これらが改善していませんと、

その人の思想・哲学的な
バックボーンが定まっていませんと・・




日常でやたらストレスを抱えやすくなり、
日々、余計なストレス反応をするようになり、
溜めなくてよいストレスを溜めこむようになり、

人生、慢性的な不幸感。虚しさ。




そんな毎日が続きますと
「慢性的ストレス脳」になり
(アロスタティック負荷状態)



それを放置しておりますと、
やがて「脳の病気」になり



人によっては、うつ病、
人によっては、神経症(不安障害)

また人によっては
謎の身体的不調(心身症)となって
出る人もいます。


*その人の生育歴、環境的な要因、
遺伝的な要因等により、「出方」が違うだけで、
根底にある心理システムは同じ。

精神面に出るか、
身体面に出るかの違いです。

======================




定型うつ病も、非定型うつ病も
この①~⑤の図式が当てはまるのですが、

非定型うつ病の場合、
「特に当てはまると」思います。



心療内科等の薬物療法で出来る事は
上記図式④と⑤(つまり脳の病気)の改善・ケアだけです。

*ただ、そのやり方ですと、
良くなっては再発、良くなっては再発・・・を
繰り返してしまいます。


対して、心理療法で出来る事は
根底の部分である上記図式①~③
(つまり、こころの問題)の改善。

それをすることにより、④⑤も改善。



定型うつ病は、たとえると
心の風邪のようなもので、

④⑤の脳の病気の部分を、
休息と薬物療法で改善すると
劇的に回復するケースがありますが、


非定型うつ病は
「心の風邪とか、脳の病気とか、
そういったレベルの問題ではなく」


上記図式の①
人生の病。こころ(思想)の病気が
深層心理に、強く潜んでいるかと思います。


昨今は
「うつ病=脳の病気」という概念ばかりが
クローズアップされがちです。

ゆえに昨今、非常に増えてきました
非定型(現代型)うつ病に、
全く対応できていないのではないかと思います。


「うつ病=脳の病気」説は
間違いではありませんが、それは結果の話で、

本当に大切なのは
「プロセス」の部分を修理していきませんと
本当の意味で治りません。


ゆえに
うつ病は脳の病気以前に
「こころの病」です。








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【2018/08/29 13:33】 | 非定型うつ病 「薬が効きにくい鬱病」
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