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マインドフルネス・森田療法を使った、「元うつ病患者カウンセラーによる」新しいタイプのカウンセリング(コーチング)
今回もQ&Aコーナーを行います。
よろしくお願いいたします。


今回は当カウンセリングでよくありがちな
ご質問を紹介いたします。

引きこもりで困っている方々が、
よいインスピレーションが生じれば
筆者は幸いに思います。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

Q、
私はうつ病になり、
ひきこもり生活を数年続けております。

心療内科に数年通っており、
薬物療法を続けております。

だいぶ調子は良くなっております。

先生のブログに書いてありますように、
「回復期後期~維持期」だと思います。
(自己判断ですが)

現在、実家にいますので
食べていく事は出来ますが、
このままでは将来が不安です。

かといって、仕事しようと思っても、
対人緊張がひどく、自信がなく、
仕事の面接も無理です。

また、もし採用になっても、
職場で人と上手くやっていく自信がありません。

私はどうすればいいでしょうか?

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


A、
はい。私も20代のころ、
うつ病で引きこもりの時期が数年ありましたので
よく分かります。

引きこもりの期間が
長くなれば長くなるほど

そこから抜け出せなくなっていく
ジレンマに陥ってしまいますね。


それでは今回は、
コーチングの視点から

そこから抜け出すための
処方箋を出していきます。



まずこんな
たとえ話からいたします。

~「筋肉って
使わないと弱くなっていきます」~


当たり前のことですが、
ずっと運動せずに寝ていますと、

筋肉はどんどん細くなり衰え、
萎えていきます。

実は「心や脳」も筋肉と同じで、
使わないと衰えていきます。
弱くなっていきます。


逆に筋肉は使えば使うほど
どんどん強くなり、鍛えられていきます。

「心や脳」も筋肉と同じで、
使えば使うほど、その脳部位は強くなり、
ストレス耐性がついていきます。


これらをコーチングの世界では
メンタルマッスル」といいます。

*(脳科学で言うならば「脳の可塑性」といいます)


~~~~~~~~~~~~~~~~
なるほど。分かりました。
では・・どうすればいいのですか?
~~~~~~~~~~~~~~~~


結論からいいますと、

少しずつでもよいので、
対人関係・社会の渦に飛び込んで
「メンタルマッスルを鍛えていく」しかありません。



この社会では、
山でカスミを食べて生きる、仙人や聖者 以外は、

必ず人間関係があります。
避ける事はできません。

たとえ一人でやる仕事でも、
取引先や、最低限度の人間関係はあります。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
え!?飛び込むって言っても・・・
それが出来ないから困っているんですよ!?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


はい。仰る通りで、

もちろん神経症(不安症)や、うつの方々が
いきなり丸腰で飛び込んでいきますと、

余計ストレス反応を起こし、
うつや神経症が
ひどくなってしまっては本末転倒です。


ゆえに現実的なお話をしますと、

引きこもりの期間に、
専門家(心理カウンセラー・心理療法家)についてもらい、

心理療法をきちんと修練し、
「専門的なメンタルスキル」をある程度身につけ、

それらで「心理学的に武装」して
人間関係、社会の渦に
少しずつ飛び込んでいきます。


丸腰で飛び込みますとやられますが、
心理学的に武装し、メンタルスキルをもってして、

飛び込みますと、病的なストレス反応を
しないようになります。


そうやって少しずつ
社会に慣らしていきます。

するとメンタルマッスルは
少しずつ鍛えられていき、
ストレス耐性は備わっていきます。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ちょっと待ってください!
私は病院のカウンセラーや精神科医に
「頑張らなくていい」と言われましたよ!?

またテレビなどマスコミとかでも
「うつ病は頑張っちゃダメ」と
言われていますよ!?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~


なるほど。
ではそれらを鵜呑みにして、
本当に「頑張らずに」数年寝ていてください。

「その結果、それがどうなるか?」を
洞察・推察してみてください。


病院等のカウンセラーが言いがちな
「頑張らないで」
「あなたはあなたでいいのよ」

・・・などは、非常に耳ざわりがよく
甘美に聞こえますが、

その思想は
確実に人生を蝕んでいきます。

糖尿病のようなもので、
甘くおいしいものを続けると、
しらぬ間に身心を蝕んでいきます。


またその思想は、
コーチング的にいいますと

潜在意識の現状維持機能」を強化してしまい、
余計ダメダメな現状から抜け出せなくなります。


*(潜在意識の「現状維持機能」とは:全12話)
それがなぜマズいのか、以下リンクにて論理的に
説明していきます。

http://shinriryouhou.blog2.fc2.com/blog-category-94.html


ずっと対人緊張、引きこもりの現状を
維持してしまいます。

その困った現状が
コンフォートゾーン(安堵の心理空間)」

になってしまい、
どんどん抜け出すのが困難になります。


*ただし、うつ病発症したての
「急性期・回復期前期」は話は別。
その時期は、お薬を飲み、安静にし、
本当に頑張らない方がよいです。


ですが、薬物療法で数ヵ月が過ぎ、
少し安定した「回復期後期~維持期」は、

マスコミ等の言う「頑張らない」ではなく、
ボチボチ現状から抜け出すために
「具体的に頑張らないと」
どんどん鬱の底なし沼にハマっていきます。

実際、抗うつ薬漬けになり、
数年~数十年、うつから抜け出せない人が多いでしょう。
社会問題になっております。


~~~~~~~~~~~~~~
では「具体的に頑張る」とは?
~~~~~~~~~~~~~~


そうです。やみくもに
意味不明に頑張るのではなく・・

「戦略的・計画的・理性的に」頑張ります。


それは、先ほども申し上げましたように、

引きこもり期間を利用し、
心理療法などを修練し、

専門的なメンタルスキルを
身につけることを頑張ります。


そして、少しずつ社会に出ていき、
慣れていき「メンタルマッスル」を鍛えていきます。

その時、すでにあなたは
心理療法を身につけていますので
過度のストレス反応はしないでしょう。

それを繰り返していますと
ある程度、社会で立ち回る
自信がついてきます。
(メンタルマッスルが鍛えられていく)


この流れを心理学では
「暴露療法」(エクスポージャー)といいます。




~~~~~~~~~~~~~~
少しずつ社会に出ていくとは?
~~~~~~~~~~~~~~

ボランティア活動でもよいですし、
ちょっとしたアルバイトでもよいと思います。


また当活動では、数ヵ月に1回くらい、
受講生の皆さんで、
グループ講義や座談会を開催しております。

グループ座談会などで、
人と話すのに慣れてください。


当講義にいらっしゃる方々は皆、
親切で優しい人たちなので、
「多少すべっても(笑)」大丈夫です。

フォローしますし、
誰もバカにしたりしません。

練習するのに
もってこいの場かと思います。




========================
さて、最後に。

一度、理性的になり、


A、
マスコミ等の言う「ずっと頑張らなくていい」

あるいは、よくあるカウンセラーの言う
「あなたはあなたでいいのよ。頑張らないで」  と、
(傾聴系(ロジャーズ派)のカウンセラーに多い)


B、
いや。それはおかしいのでは?
やはり人生、頑張るところは頑張らないと何も変わらない。

「あなたはあなたでいい」ではなく、
変わっていかなくちゃ。

「潜在意識の現状維持機能」の働きは熟知した。
↓(全12話)
http://shinriryouhou.blog2.fc2.com/blog-category-94.html

メンタルマッスルは、
具体的に鍛えないと強くならない。

脳も適度な負荷をかけないと、
どんどん退化してしまうし、
いつまで経っても強くならない(脳の可塑性)

心も同じ。適度に負荷をかけ
使わないと強くなりません。


このままずっと抗うつ薬を飲み、
「頑張らず」引きこもっていても何も変わらないので
私は心理療法を頑張りたい!
========================



AとB
どちらを選択するも本人の自由です。

そして、その結果
どうなるか?を洞察します。


Aの耳ざわりのよい、
甘い言葉に酔いしれて(惑わされて)

ずっと現状維持に巻き込まれ、
永久にうつ地獄から
抜け出せないのも自由ですし、


Bを選択し、
具体的に「頑張り」現状から抜け出し、
幸せをつかむのも本人の自由。


どちらを選択するも、本人の自由ですし、

その結果は自業自得。
自分で選択し、作った業(ごう:カルマ)は、
自分で責任をもって受けます。

誰のせいでもない。自分が選択した道です。




~~~~~~~~~~~~~~~~~~
空地の隅のドラム缶に
溜まった水のように、

水は動かないと、ボウフラが湧き、
悪臭を放ち腐っていきます。


小川の水は
流れているから腐りません。


「頑張らず」その場に留まっていると
心も腐っていきます。

(脳機能も
どんどん退化してしまいます)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~


小川2





今回のお話。

傾聴系のカウンセリングを
悪く言いすぎましたので、
少しフォローを入れますと、

うつ病(神経症)発症したての
急性期・回復期前期は、お薬を飲んで「頑張らず」

傾聴系(非指示型)のカウンセリングの方が
良いと思います。


しかし、数ヵ月し・・・
回復期後期~維持期に入り
少し良くなってきましたら、

ボチボチ社会復帰の準備に入り、
専門家(心理カウンセラー・心理療法家)に
ついてもらい「少し頑張ります」

傾聴系カウンセリング理論の
限界点を洞察し、

もっと具体的な「行動療法系」の
カウンセリング(心理療法)に、
切り替える事を推奨いたします。


どちらがよくて、
どちらが悪いわけではなく、

それぞれのカウンセリング技法、
「適切な時期」があるという事。

どの時期に、どのタイプのカウンセリングが
有効かを洞察します。


例:
発症したての
急性期・回復期前期なのに、

ガッチリした行動療法系をやっても
何も身につきませんし、


回復期後期~維持期なのに、
ふわふわした具体策の無い、
傾聴系カウンセリングをやっても

社会へ出ていく「メンタルスキル」
(ストレス耐性)は身につきません。






「まとめ」


・筋肉は鍛えないと、強くならないのと同じで、
心や脳も「適切な負荷」をかけないと強くなりません。

これをコーチングでは
「メンタルマッスル」といいます。


少し言葉厳しいですが、
ずっとそのまま逃げていると
心の筋肉はどんどん弱くなっていきます。
(脳機能も、どんどん退化してしまいます)

ずっと対人緊張・不安は治らないでしょう。
また自信もつきません。


・心理療法を修練し、
具体的に、心理学・脳科学的に鍛えていきます。

うつ病発症したての急性期・回復期前期は、
本当に頑張らず安静にしますが、


数ヵ月して安定してきた
回復期後期からは、

「うつ病= なんでもかんでも頑張らない」という
智慧の無い態度ではなく、

戦略的に、理性的に、具体的に
社会復帰に向け、
ボチボチ「頑張る」ことを推奨いたします。


具体的に動けば
「必ず道は開けていきます」





*今回の論説は、一つの例・見解です。
世の中には、様々な論説があります。

自分に合った論説を選択し、
ご参考にされるとよいかと思います。


それではこの辺で失礼いたします。
お幸せでありますように。





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【2018/07/05 02:30】 | 神経症(不安障害) 「克服のヒント」
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