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マインドフルネス・森田療法を使った、「元うつ病患者カウンセラーによる」新しいタイプのカウンセリング(コーチング)
前回に引き続き、
読者さんのQ&Aコーナー

今回のご質問(お悩み)は、


===================

(Kさんのご質問)

私は長年うつ病を患っております。
長年薬を飲んでいますが治りません。
根本解決にはなりません。

先生のブログに書いてあります
薬で脳の病気は治るかもしれませんが、
こころの病は薬では治らない。
ゆえに薬ではうつ病は根治しない

のところ、非常に納得がいきました。

自己分析しますと、
ブログに書いてありますように、

根底に哲学的な問題が
引っ掛かっていると思います。

私は何のために生きているのでしょうか?
なぜ生きなければならないのでしょうか?
私など生まれてこなけりゃよかったと思います。

おそらく病院等の普通のカウンセリングでは
解決しない問題ですので、
仏式カウンセリングを提唱しておられる
山中先生のところでお願いしようと思っております。


*(長文につき、概要だけまとめ
編集させていただきました)

===================




はい。よく打ち明けてくださいました。
実はKさんのようなお悩み非常に多いです。
(私も昔、うつ病患者時代そうでした)

当カウンセリングは、そういった
病院では扱えない問題を専門に扱っております。


もちろん病院の薬物療法を
完全否定しているわけではなく、

病院の薬物療法に並行して
心理療法を水面下で、
同時進行でコツコツ行ってまいりますと
解決への道が開けてくると思います。


さて、ご質問の核となるところは、

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
私は何のために生きているのでしょうか?
なぜ生きなければならないのでしょうか?
私など生まれてこなけりゃよかったと思います。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

の、哲学的な問題ですね。

おそらくこれが解決していきますと、
芋づる方式で、薬では治らなかった
様々な謎の症状」が緩和していくと思います。


この問題は、臨床心理学・精神医学の
教科書にも答えが書いてありません。

と、いいますか机上の学問では
「扱えない」問題です。

ゆえに病院に行っても
根本解決しないでしょう。

この問題を振られると、
精神科医も心理士も
管轄外なので困ってしまいます。


さて、禅(仏式)カウンセリングや
マインドフルネス仏式瞑想を行ってまいりますと、

日々真剣に修練し、
中~上級になっていきますと、

ある普遍的法則が、頭の理屈を飛び越え、
身体で理解できてくるようになってきます。

それは「因果の法則」と「諸行無常の法則」
そして「無我」です。

*(今回は非常に難しいテーマですので、
解説も難解になってしまいます。ご了承ください)



① 「因果の法則」

「因(原因)+縁(条件)=果(結果)」

物事は原因に条件が絡み、
結果になります。

これは別に宗教ではなく、
この世の普遍的な(科学的な)法則ですね。


そしてさらに、
「因+縁=果 → 因+縁=果 → 因+縁=果 → 因・・・・・」


と、出た結果(果)が即、
「次の原因(因)」となります。

そしてその因に、条件(縁)が絡み、
次の結果となります。



② 次に「諸行無常」

これら「因果の法則」の背景には
無常の法則も流れております。


「諸々の事象は移り変わっている」


これも宗教ではなく
普遍的、科学的な事ですね。


-----------------------------------------------
え!?ちょっと待ってください。
私の目の前のコンクリートの塊。
これは移り変わっていないですよ。
いつまでもこのままです。
-----------------------------------------------


はい。見た感じは
変わっていないように見えるだけで、
それも諸行無常です。

コンクリートは原子レベルですと、
スカスカのスポンジのようなものです。

さらにもっとミクロの
「素粒子」レベルですと、

現れては消えるさざ波。
「あぶく」の集まりのようなものです。

(素粒子=仏教心理学では「カラーパ」といいます)


それはものすごい速さで
移り変わっております。

みた感じは
移り変わって「いない」ように見えるだけで、

素粒子レベルでは
「実は」移り変わっています。



はい。①と②

大きな視点で俯瞰しますと、
この①と②の中で、私達は「無我」です。

つまり我(わたし)の力では、
どうしようもできない。

「わたし」は地球の中の循環物であり、
地球の塵のようなものです。


「私の人生が!なんで私だけがこうなるの!
なぜ生きねばならないの?
私を愛して!私が私が、わたし、わたし・・・」


地球の視点から観ますと、
「そんなこと しらないです」

地球の46億年の中で、
宇宙137億年の中で、
淡々と循環し、運行しております。

その中の塵のような人間が、
「私の人生が!なんで私が!」と言われましても、

地球にとっては、
そんなこと どうでもよいことです。


「色即是空 空即是色」 

「地球の循環物の中でのわたし」
これを「空(くう)」と呼んでもよいと思いますし、

例えば、クリスチャンの方々でしたら、
主の被造物ととらえてもよいかと思います。



・・・ですが、実際私達は、
日々の生活、仕事に追われて、

それは分かっちゃいるんだけど、
目の前の事に振り回されてしまいます。


ゆえに、目の前の事に関しては
こんな風に関わっていきます。

それは「塵(ちり)の抵抗」と呼んでいます。


先ほどの
「A・因(原因)+B・縁(条件)=C・果(結果)」

因果の法則。


この中の「B・縁」
ここは私達、地球の塵、循環物でも、
少し変えられます。少し抵抗できます。

日々、どんな縁(条件)を選択するか?で、
結果が少し変わってきます。


例:
うつ病で、何年・何十年、
薬を飲んで寝ていても治らないので、
少しやり方を変え、薬物療法に並行して
心理療法を導入し行っていく。


・このまま治らないのに
薬物療法で、寝ている生活を続ける。

・このままでは何も変わらないので、
薬物療法に並行し、心理療法も行ってみる。


このどちらか?(縁:条件)を選択するかで、
果(結果)は変わってきますね。



ですが、こういった私達の
日々の小さな生活で起こる問題も

大きな視点から観ると、
地球の46億年の運行の中。

地球の循環物です。



禅の世界で、

「観の目つよく
見の目よわく」

という言葉があります。


・観の目=全体を大きく俯瞰した視点
・見の目=目の前の小さな事象を見ている視点


観の目を大きく持ちつつ、
見の目をよわく日常生活を送る。

観>見


地球の中の循環物であるわたし(=空(くう)の中: 観)
・・・で、日常生活を送っている(見)

「観の目つよく
見の目よわく」

↓(観見二眼とは?)
http://shinriryouhou.blog2.fc2.com/blog-entry-1269.html


こんな感じの人生観でいますと
楽になっていきます。


例えば、
「私など生まれてこなけりゃよかった」は、

私(我)の力で、
自分が生まれてくることも
操作できる(できればいいのに)

という思考・願い・万能感が深層心理にあるから
生じる考えであって、

地球の法則の前では無力(無我)
自分の力では
どうしようもできない法則で、誕生してしまった、

という「結果」があるだけで、
それ以上でもそれ以下でもない。


日々、常識的な社会生活を送りますが、

大きな視点、背景にある人生観は、
空(くう)の中で生きている(循環している)



---------------------------------------------
では「Bの縁」
自殺という条件を自分で選択すると
楽になるのではないですか?
---------------------------------------------


これ最悪ですよ。

自殺する人の精神は、
怒り、後悔、悲しみなどでいっぱいです。

精神の流れ(エネルギー:素粒子)も
因果の法則で動いています。

*参考までに
↓(精神の流れ)
http://shinriryouhou.blog2.fc2.com/blog-entry-1404.html

そして仏教心理学では、
精神のエネルギーは、やがて物質化します。

それがどうなっていくか?


自殺すると精神の流れは
どうなってしまうか?については
長くなりますので、ここでは割愛します。

(人生は一度きりではありません。
連鎖していきます。死んだら終わりではありません。
ゆえに自殺しても現実から逃げられません。
自殺は何の解決にもなりません。
日々瞑想生活をしていきますと、それが分かっていきます)



最後少し話がそれてしまいました。

最後に締めといたしまして。
当ブログで重ね重ね述べておりますが、

こういった事も、
「アタマのリクツ」で分かっても、

実際うつや神経症の修羅場が来た時、
あまり役に立たないでしょう。


日々、マインドフルネス仏式瞑想を
実践し、身体で理解していきませんと、

うつ病(人生病)は
根治することはありません。


特に今回のご質問者のように、
精神医学・心理学ではどうしようもできない

「哲学的な問題」が
根底に引っ掛かっているケースは

日々、心理療法(マインドフルネス仏式瞑想)を実践し、
身体で理解し、人生観を変えていく事が大切です。

そうしていきませんと、
何年・何十年、抗うつ薬を飲み続けても
本当の意味で根治はしないかと思います。


うつ病は脳の病気という論説が
流行っておりますが、

脳の病気は
副次的に出ているものであって、

根底には
思想・人生観の問題が潜んでいます



そこが解決していきませんと、
日々やたら歪んだストレス反応を続け、

そんな毎日で
やがて脳の病気になり、

うつ病・神経症が再発します。


仮に薬で脳の病気が解消したとしても、
根底にあるものが解決しない限り、

人生の中で、ことあるごとに
何度でも脳の病気は顔を出し、

うつ病は再発すると思います。


ゆえに薬物療法は
一時的な対症療法ですが、

心理療法は
根本から解決していく「根治療法」になります。



今回のご質問は
非常に難しいテーマでした。

ですが病院では扱えない問題であり、
とても大切な問題です。


また瞑想の世界、境地というものは、
「不立文字」

本来、文字で説明できるものではありませんが、
今回はあえて、文章に起こしてみました。

このように、これを文章で説明しますと、
今回のように、非常に難解な説明になってしまいます。


何度も申し上げますが、
この人間の根幹となす問題は、

文章の文学的理解も大切ですが、

日々の瞑想により、体験(実践)の理解もないと、
「本当の理解」は得られません。



今回のKさんのご質問は、

心理学・精神医学を超えた
「究極のご質問」かと思います。
とても素晴らしいご質問です。


そして、
心理療法(マインドフルネス仏式瞑想・森田療法)生活を
送ってみることを、おすすめいたします。




===========================

「まとめ・ワンポイント」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
仏道をならふというふは、自己をならふなり。
自己をならふといふは、自己(わたし)をわするるなり。
自己をわするるといふは、万法に証せらるるなり。
万法に証せらるるといふは、
自己の身心および他己の身心をして脱落せしむるなり。
(道元禅師:正法眼蔵)

*万法に証せらるる=空(くう)の中のわたし
*脱落せしむるなり=わたしがスッポリ抜け落ち、空の中
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


・「わたし」が強すぎると(執着しすぎると)
人生が辛くなります。

・万法に証せらるる=
因果の法則・諸行無常の「法則」の中で、ただ生きている

・観の目つよく
見(わたし)の目よわく



・抗うつ薬(化学薬品)で、
「脳の病気」は治るかもしれませんが、

根底にある、
こころの病・人生の病は治す事ができません。

こころの病・人生の病は
薬では治りませんので、心理療法で治していきます。



瞑想生活が慣れてきますと、

人生が朗らかに楽しくなり、
生きるのが楽になっていきます。

ここが抗うつ薬ではたどり着けない、
究極の「うつ病根治」です。


それではこの辺で失礼いたします。





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【2018/06/28 05:18】 | 心の病  「禅カウンセリングの視点」
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