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マインドフルネス・森田療法を使った、「元うつ病患者カウンセラーによる」新しいタイプのカウンセリング(コーチング)
うつ病・神経症と不安妄想


ネガティブ思考(認知の歪み)の
代表格である「不安」

今回はこの不安について、
仏教心理学の視点から考察してまいります。


*今回は少し長いですが、これを読破することにより、
心の病から脱する、特殊な専門知識が身につきます。

これはブログというより「心理学のテキスト」と思い、
よろしければ、どうぞ読み進めてみてくださいませ。


それではよろしくお願いいたします。



・・さて「不安」とは?

まだ起こってもいない未来の事を、
勝手にネガティブに妄想し
それにより恐怖し、縮こまってしまう。

何でもかんでも、未来をネガティブに妄想するのが
クセ」になっている人もいます。


さて、この「不安」の
深層心理は何なのでしょうか?


先に結論から申し上げますと、
それは、

-----------------------------------------------
先にネガティブな妄想をしておく事により
実際ネガティブな事に遭遇しても、

心のダメージが少なくなるよう
前もってガードしています。

つまり、心の予行演習のようなもの。
これを「心の免疫効果」といいます。
-----------------------------------------------


?? ・・・と、
思われた方が多いかと思いますので、

もう少し詳しく、
その心理メカニズムを説明してまいります。


========================

まず、「心理的な免疫効果とは?」

これは当ブログで、よく出てきます概念ですが、
おさらいとして説明しておきます。


免疫効果とは、

先にネガティブな条件を提示しておくことにより、
いざネガティブな事に遭遇しても、

最初から「心の準備」が出来ていますので、
心理的ダメージは少なくなります。


これは様々なシーンで使えます。
一つ例を挙げますと、

例えば営業マンが
商品を売りたいばっかりに・・

その商品の「よい情報」ばかりを提示して、
見事、商品が売れたとしましょう。


商品は売れたのだが、
それを買ったお客さんは

使っているうちに、いろいろその商品の
デメリットが出てきたとします。

(どんなに優れた商品も、
物事には必ず陰と陽があります)


・・・ですが営業マンから
「よい事ばかり聞かされていたので」
商品の悪い面に対する「心の準備」がありません。

ゆえにデメリットに対する
心の免疫(ストレス耐性)が無いので、

その商品に対するクレームや
トラブルに発展しやすくなります。


対して、デキル(本当にお客さんの事を考えている)
営業マンは、

その商品を売る前に、きちんとその商品の
良い面だけでなく、「悪い面も」上手に説明し、
納得していただいた上で購入していただきます。

ゆえに購入後、デメリットに遭遇しても
お客さんの心に免疫がありますので
クレーム・トラブルは少なくなります。

顧客満足につながりますね。


「え!?でも、悪い面を言うと、購入率は
下がるのではないか?」と思いますが、

心理的に言いますと、かえって正直に話した方が、
信ぴょう性・信頼感が増します。



想像してみてください。
あなたが商品を買う前に、

「よい事ばかり言われると」
この営業マン、何か隠しているのではないのか・・と、
怪しさを感じませんか?(笑)

よい事ばかり言って
「(自分の営業成績のために)売りたいオーラ」を
バンバン出している営業マンから
買いたいですか? という事です。


つまり要約しますと、
先にネガティブな条件を出しておくことにより、

いざ、ネガティブな事に遭遇しても
過剰にストレス反応しない
いわば「ストレス耐性」がつくということです。


この心理学の「免疫効果」は、育児、教育、仕事など
どんなシーンにも応用が利きます。

========================



話がそれましたが、
今回は冒頭のテーマ。「不安」についてですね。

ここまでのお話で、鋭い人は
すでにピンと来ているかと思います。


不安は、ネガティブな事を妄想することで、

将来ネガティブな事に遭遇しても、
心理的ダメージが少なくなるよう、

自分で自分に「免疫効果」をかけている
深層心理のメカニズムです。


「深層心理」ですので、
本人は気付かずやっています。


*ですが神経症(不安症)の人は、
なぜそれを「頻繁にしてしまうのか?」の

さらに深く掘り下げた
「人間の根源的な心理メカニズム」は、

今回長くなりますので、
説明はまたいつかの機会にします。



今回のお話は、

その自分で自分に
無意識的に」かけている免疫効果。

自分の心が壊れないように
前もってガードしている「つもり」なのですが、


仏教心理学的には、
「実は、それは人生にとって
悪影響でしかない」という事です。

ネガティブがネガティブを呼んでしまい、
余計、負(ネガティブ)のスパイラルにハマってしまいます。


仏教心理学では、
因果の法則というものがあります。

「原因→結果→原因→結果→原因→結果→・・・」


~「今」というものは、何かの「結果」ですね。
そして「結果」は、次の「原因」になります~


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
私達の「今の心の状態(エネルギー)」は、
直後の心の状態に、多大なる影響を与えます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

つまり、うつや不安症の方々が
やってしまいがちな、
ネガティブな妄想(免疫効果・・のつもり)は、


それをやればやるほど、
次の心の状態は、
直前の心の影響を大きく受けますので、

どんどん思考が
ネガティブスパイラルにハマっていって、
抜け出せなくなります。


いつも思考(心)がネガティブですと、
本当にそういったものを「引き寄せやすく」なります。

これをスピリチュアル系の人は、
「引き寄せの法則」と呼んでもよいですし、


科学的な方は、

心の状態がいつもネガティブですと、
脳のRASシステムが働き出し、

「ネガティブに関する情報」を
優先的に取り入れようと働き出してしまいます。


ポジティブな情報、その他の情報は
五官に入っても、脳がその情報を無かった事にしてしまい、

ネガティブに関する情報のみを優先的に
取り込んでしまう脳になってしまいます。

(これに関しては、当プログラムの
5時限目に行う「実験」で体験していただきます)


脳は、自分が
関心の無い情報は上手にカットし、

関心のある情報のみを
取り込んでしまう習性があります。


脳はミニチュア原子力発電所と呼ばれるように、
膨大な電気・エネルギーが流れております。

全ての五官情報を、
全部厳密に処理していましたら

脳はすぐにエネルギーが枯渇し、
壊れてしまいます。


ゆえに私達の脳は、
関心の無い情報を

上手にカットする
システムになっております。


冒頭のように、
不安・ネガティブな妄想ばかりしていますと、

脳のRASシステムに影響し、
不安・ネガティブな情報ばかり
拾ってしまう脳になってしまいます。



ポジティブな情報を
都合よくカットし、

ネガティブな情報ばかり
拾ってしまいますので、

毎日やたらネガティブな事ばかり
起こっているか?のように、脳が「錯覚してしまいます。


これをスピリチュアル的な人が言う
「引き寄せの法則」と、とらえてもよいかと思います・・

・・・が、実は
厳密に言うと引き寄せていない。



脳的に言うと、実はポジティブな事、
幸福な事も起こっているのだが、

本人の脳が、RASシステムにより、
その情報をカットしてしまい「認識しにくく」なっている。


ネガティブな情報を
優先的に入力する脳になっているので、


まるで「引き寄せたかのように」
(人生ネガティブな事「ばかり」起こっているように) 
脳が錯覚してしまう。


さらに、常にそういった
ネガティブ妄想でいますと、

ストレスホルモン
(コルチゾールなど)が出やすくなり、

常に脳神経が
コルチゾールにより攻撃を受けます。

*特に脳の海馬神経はコルチゾールに非常に弱く、
神経が萎縮・破壊されてしまいます。


以上、「不安」(ネガティブ妄想)は、
デメリットばかりで、何のメリットもありません。





~「まとめと対策」~



うつ・不安症的な方々の不安。

深層心理(潜在意識)のメカニズムでは、
将来ネガティブな事象に遭遇しても
免疫効果により、心をガードしている「つもり・・」ですが、

免疫効果はよいのですが・・
何でも「モノは加減」で、
それをやりすぎて、クセになってしまうと、

本コラムの理由で
人生「悪影響(デメリット)」でしかないという事です。


*免疫効果のおさらい:

先に失敗をイメージすることで、
実際、失敗しても心の準備が出来ているので、
心のダメージが少ないという、潜在意識の心理防衛。

・・・ですが、それは大きな視点から観ますと
クセになってしまうと、「人生悪影響」を及ぼします。




仏教心理学では、「原因→結果」
因果の法則。

今のこころの状態は、
直後のこころに多大なる影響を与えます


今、ネガティブ妄想を手放さないと、
因果の法則により、
永久にネガティブ妄想は「連鎖」してしまいます。




そのネガティブ妄想はクセになってしまいますと、
脳のRASシステムに影響を与え、

外の世界、内なる(心の中の)世界で
ネガティブ情報ばかり拾ってしまいがちな
脳システムになってしまいます。


*その脳システムを矯正する。
セロトニン運搬遺伝子プチワーク。

http://shinriryouhou.blog2.fc2.com/blog-entry-1328.html




その結果、コルチゾール
(ストレスホルモン)が分泌されやすくなり、

常に脳内は、ストレスホルモンによる
攻撃を受けている状態になり、

やがて「脳の病気」になり、

うつ病・神経症(不安症)などに
発展してしまいます。




ではどうすればよいか?


まず本コラムをお読みいただき、

自身のこころ(深層心理)が
「何をやっているのだろうか?」を冷静に分析します。


*自身が無意識でやってしまっている事を「意識化」する。
これを心理学では「無意識の意識化」と言います。
意識、無意識



上記①~④をやることに
何のメリットがあるでしょうか?

免疫効果という心理効果もありますが、
天秤にかけますと、
デメリットの方が大きい
と思います。

人生の中でデメリットが大きいと、
自分で判断しましたら、


上記「②」

~莫妄想(まくもうぞう)~
<妄想するなかれ:禅のことば>


『今・現在・この瞬間』
ネガティブ妄想を手放します。


(具体的な技術・やり方は、当プログラムにて、
マインドフルネス仏式瞑想や森田療法の技術指導をいたします)


原因→結果→原因→結果・・・
因果の法則。

今の心の状態は、
直後の心の状態に影響を与えます。


未来を変えたくば、
今・現在・この瞬間』を変えます。
すると未来は変わっていきます。

ネガティブ人生スパイラルから解放され、
人生の善いスパイラルが始まります。


=================
「今」の心の状態が、
直後の心の状態に影響を与える。


ゆえに「今・この瞬間」どうするか。
=================



ちょっと・・
今回の理論は難しかった・・・という場合、
カンタンにまとめますと、



・スピリチュアル的に言いますと、
ネガティブな事ばかり妄想していますと、
本当にネガティブな事ばかり引き寄せる。

・脳的にいいますと、ネガティブな事ばかり
起こっているように「錯覚する脳」になってしまう。

という事です。


スピリチュアル的、脳的、
どちらも「不幸」ですね。

つまり「不安な心」は
人生デメリットでしかないという事です。


慢性的な不安な心・妄想を手放し、
やめる具体的 心理技術が

マインドフルネス仏式瞑想や
森田療法です。



長文お読みくださり
ありがとうございました。






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【2018/04/19 00:45】 | 神経症(不安障害) 「克服のヒント」
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Re: Oさんへ
ショウセイ
Oさん。お久しぶりです。
お名前、個人名が分かってしまいそうでしたので、非表示とさせていただきます(合掌)


> この記事を読み逃していまして、昨日読みました。
> 納得!納得です。いまどうしても新たな道を歩く不安に見舞われてしまい、基本は、未来を考えず妄想は手放していましたが、
> 長期的計画(障害者雇用で働こうとか、万が一働けないときは生活保護を頼ることもあるだろうとか←これ、まさに免疫効果ですね)考えておかないと何も考えないより心の準備ができるかもしれない。これは妄想じゃないよね?と、長期的計画はたまには良しとしていました。
> でも、長期的計画を考えたところで、スッキリするどころか不安がジリジリと膨らむような気がしまして、何かおかしい。と感じていました。妄想と別物に考えていましたが、先生の記事を読み、やっぱりダメなんだ、ネガティヴな未来を考えていることに過ぎないのだと認識しました。
> 今の状況をあるがまま、今日1日をしっかり生きたいと思います。


素晴らしいご理解です。

長期的計画は大切ですし、よいことです・・・が、
それはうつが安定し、瞑想によりある程度、動じぬ心が育ってからの方がよいかと思います。

そして瞑想が育ってから、今回のお話のように、
「これは自分の深層心理が、免疫効果をやっているのではないだろうか?」と、

きちんと意識化(洞察)できつつ、将来のプランなどを計画しますと、
精度の高い、よいプランが立てられるかと思います。


「A、長期的計画が純粋な客観的なものか、
B、長期的計画という名の妄想なのか」

純粋な意識化(洞察:サティ)が入っていれば大丈夫です。
暴走することはありません。


Aはよいと思います。大切な事です。
しかし、Bは今回のお話のように「妄想が妄想を呼び不安が連鎖します」

*純粋なサティとは?→ 我(が・エゴ)が入っていない状態の洞察・気づき(サティ)です。


ですがOさんは、真剣に生きているからこそ、そういった悩みがあるわけで、
素晴らしい事ですし、素敵な人だと思いますよ。

Oさんの学びの深さに敬礼いたします。
それでは精進を続けていきましょうね(^^)


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このコメントは管理者の承認待ちです
2018/06/26(Tue) 14:44 |   |  #[ 編集]
Re: Oさんへ
Oさん。お久しぶりです。
お名前、個人名が分かってしまいそうでしたので、非表示とさせていただきます(合掌)


> この記事を読み逃していまして、昨日読みました。
> 納得!納得です。いまどうしても新たな道を歩く不安に見舞われてしまい、基本は、未来を考えず妄想は手放していましたが、
> 長期的計画(障害者雇用で働こうとか、万が一働けないときは生活保護を頼ることもあるだろうとか←これ、まさに免疫効果ですね)考えておかないと何も考えないより心の準備ができるかもしれない。これは妄想じゃないよね?と、長期的計画はたまには良しとしていました。
> でも、長期的計画を考えたところで、スッキリするどころか不安がジリジリと膨らむような気がしまして、何かおかしい。と感じていました。妄想と別物に考えていましたが、先生の記事を読み、やっぱりダメなんだ、ネガティヴな未来を考えていることに過ぎないのだと認識しました。
> 今の状況をあるがまま、今日1日をしっかり生きたいと思います。


素晴らしいご理解です。

長期的計画は大切ですし、よいことです・・・が、
それはうつが安定し、瞑想によりある程度、動じぬ心が育ってからの方がよいかと思います。

そして瞑想が育ってから、今回のお話のように、
「これは自分の深層心理が、免疫効果をやっているのではないだろうか?」と、

きちんと意識化(洞察)できつつ、将来のプランなどを計画しますと、
精度の高い、よいプランが立てられるかと思います。


「A、長期的計画が純粋な客観的なものか、
B、長期的計画という名の妄想なのか」

純粋な意識化(洞察:サティ)が入っていれば大丈夫です。
暴走することはありません。


Aはよいと思います。大切な事です。
しかし、Bは今回のお話のように「妄想が妄想を呼び不安が連鎖します」

*純粋なサティとは?→ 我(が・エゴ)が入っていない状態の洞察・気づき(サティ)です。


ですがOさんは、真剣に生きているからこそ、そういった悩みがあるわけで、
素晴らしい事ですし、素敵な人だと思いますよ。

Oさんの学びの深さに敬礼いたします。
それでは精進を続けていきましょうね(^^)
2018/06/28(Thu) 06:14 | URL  | ショウセイ #-[ 編集]
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