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うつ病・神経症「マインドフルネス・森田療法のススメ」 

マインドフルネス仏式瞑想・森田療法を使った「元うつ病患者カウンセラーによる」新しいタイプのカウンセリング(コーチング) 

森田療法・精神交互作用 「症状に神経質になると、症状は強くなる」

うつ・神経症症状を
何とかしようとすればするほど、
「症状」は強くなるジレンマ。

~森田療法・精神交互作用~




まずはじめに。

人間の肉体は生物学的に、
あまり乗り心地のよいものではありません。

肉体は乗り心地が悪いのが「普通」です。
毎日調子よくありません。
それが普通・健常です。



うつ病・神経症の方々で多い
認知パターン(モノのとらえ方)で、

「完璧主義思考」があるかと思います。
(二極思考:認知の歪み)


たとえば、
潜在意識(深層心理)の中で、

「いつも体調は
良好(絶好調)でないとダメだ」

ほんの少しでも不調があれば・・
「これはマズい!何とかしなくちゃ!」


と、謎の焦燥感が暴走し、

それを「何とかしようと」
もがき、はからいます。


==============
「それを何とかしようと
はからえば、はからうほど、
はからいは強くなっていく」

精神交互作用(森田療法)
==============


誰しもある、健全なレベルの
ちょっとした体調不調に、


極端に神経質になり、

そこに過剰に「とらわれ」
意識を向けすぎますと、

どんどん気になりだし、


やがてその、誰しもある、
健全なレベルのちょっとした不調に、
妄想が入り込み、

さらに、妄想が妄想を呼び・・


「これはマズいのではないか?
何とかしなくちゃ!」と、
排除しようともがきます。

何とかしようと、はからえばはからうほど、
はからいは強くなっていく。


その誰しもある、
健全なレベルのちょっとした不調に

とらわれれば、とらわれるほど
とらわれは強くなり、

やがて「症状レベル」になっていきます。


*しかし、病院で科学的検査をしても
「異常なし」 もしくは
「症状はあるのだが原因不明」

なぜなら、こころ・心理学的な問題ですので、
科学的に対処しようがない。


こういった事例(実験)もあります。
こころが作り出した幻の症状:ノーシーボ効果
http://shinriryouhou.blog2.fc2.com/blog-entry-1262.html



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さて、この状態を森田療法では、
精神交互作用」といいます。
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森田療法の「精神交互作用」を、
もっとわかりやすく言いますと、

例:
・眠れない時「眠ろう・眠ろう」とすると
「余計眠れなくなります」

・緊張しない!緊張しない!と
構えれば構えるほど
「余計緊張してきます」

・川に落ちた時、
もがけばもがくほど「余計沈みます」
(落ち着いて静かにしていれば
浮かぶのですが)

・体の不調を何とかしようと、
とらわれれば、とらわれるほど、
体の不調はひどくなります。

・うつの億劫さを何とかしようと
すればするほど、
よけい億劫になっていきます。


・・・などなど。
こんな心理が「精神交互作用」です。



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では、どうしましょうか?
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意識、無意識

まずこれらの
深層心理の根底には

強すぎる
存在欲(生の欲望)」があります。


分かりやすく言いますと、
過剰な「我が身かわいさ」


自分を大切にすることは
よい事です。

ですが何でも「モノは加減」で、
過剰に自分を大切にしすぎますと、

過剰にかわいい
我(自分・存在)を守りたいがゆえに、
様々な心理防衛」を出してしまいます。



例:深層心理の中では・・

・自分(わたし)を守る事ばかりで
精一杯になり、極端に融通が利かなくなり、
視野が狭くなり、
自己中心的な視点・発想になりがち。

・異常に緊張し不安になるのは、
我(わたし・自分)を過剰に守りたいから。

・今回の例。体の不調に
異常にとらわれるのは、
過剰に自分(体)を守りたいから。

・異常に身体がダルく、億劫になるのは、
楽を貪る現状(自分)でいたいから。

などなど。


*(これらの例は、薬を飲んでも
治っていないと思います。なぜならこれらは
「心理学的な問題」が大きいからです)



何度も言いますが、
誤解の無いように。

「自分を大切にするのはよい事です」
社会生活していく上で必要です。


ですが、何でもモノは加減で・・

あまりに自分(我)にとらわれて、
(私を大切にしすぎて)
症状レベル」になってしまいますと、

適切に対処していく必要が
あるのではないか思います。



わたし・わたし・わたし・わたし・・
自分・自分・自分・自分・・・

過剰なレベルの
わたし(存在欲)」への執着を、

心理療法
(マインドフルネス仏式瞑想・森田療法)により、


=================
各個人の病気にならないレベルまで
緩めていきますと

=================


守るべき「わたし」が
少し緩くなっていきますので、

余計な心理防衛(症状)を出して
守る必要がなくなっていきます。

したがって今回の症状は、全て
劇的に消滅」していきます。


薬物療法は化学薬品の力で、

一時的にうつや不安症を
「抑え込む」だけですが、

心理療法は「根本から」
「消滅」させていきます。



目に見えない「こころの病」に対して、

薬物療法は、即効性がありますが
それは一時的な「対症療法」です。

対して、心理療法は
少し努力と時間がかかりますが
根治療法」になります。



ただし、今回のお話。

私達は山でカスミを食べて生きている
仙人や聖者ではありません。


私達は聖者ではなく「一般人」です。
完璧な無我・無私にはなれません。

完璧な無我になってしまったら、
仕事や社会生活が出来ません。


ゆえに

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
各個人、症状が無くなるレベルまで、
各個人、生き辛さが解消するレベルまで、

わたし(我執)が緩まっていけば、それでOKです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


マインドフルネス仏式瞑想や
森田療法は

聖者もどきに
なるためのものではありません。


あくまで心理療法」ですので、

社会生活していくに当たり、
各個人、症状がなくなり、
生きるのが楽になって、

幸せで朗らかな人生が送れれば
それでOKです。





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