マインドフルネス・森田療法を使った、「元うつ病患者カウンセラーによる」新しいタイプのカウンセリング(コーチング)
神経症と「視線恐怖」
~話す時、無理に目は合わさなくてよい~



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Q、
私は神経症(不安障害)で
様々な症状があるのですが、
一番困っているのは、人とのコミュニケーション。

会話の時、相手の目をみて
話せないので困っています。

親に「相手の目をちゃんと見て話しなさい!」と
叱られます。

どうすればいいでしょうか?
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A、
はい。私達は子供のころから
相手の目を見て話しなさい

・・・と言われて
教育されてきたと思います。


そして、その教育の弊害によって、
「目を合わさなくては!」と

その概念に「とらわれて」
神経症(主に視線恐怖)になってしまう方も
多いのではないでしょうか。


今回はこの「相手の目を見て話しなさい」という
概念について、

心理学の教科書的な理論より、

心理カウンセラーの現場の視点から
考察していこうと思います。

今回の論説が参考になれば幸いに思います。



まず、動物の本能的に言いますと、

相手の目を見るというのは
「戦闘・威嚇」態勢になります。


例えば、ワンちゃんでも
少し気が強い犬がいましたら、
実験してみてください。

そのワンちゃんの目を
グッと見つめてみてください。

するとその犬は戦闘態勢に入り、
吠え、場合によっては噛みついてきます。


動物園でも檻の外から
猛獣の目をずっとみつめてみてください。

その猛獣は唸り声をあげ、
興奮し、威嚇態勢に入ります。


もちろん私達人間は
猛獣ではありませんが、

脳の奥深くには、大脳辺縁系などの、
いわゆる原始脳(本能:ケダモノの脳)が
搭載されており

本能的に言いますと、
目をグッとみるのは
「威嚇」ととらえるケースがあります。


机上の学問、心理学では
相手の目を見る事は
「信頼感が得られる」などという説もありますが、

世の心理学の人達の多くは
現場(浮世・一般社会)を知らない方が
多いと思います。


私はこの心理業界に入る前は
会社員・営業マンをやっておりました。

会社員・営業マン
現場の視点から言いますと、

「相手の目を見る」のはケースバイケースで、
必ずしも正しいとは言えないと
感じる事が多いかと思います。


皆様もどうでしょうか?

相手にグッと目を見つめられたまま
商談をされると「威圧感」を
感じた事はないでしょうか?


欧米人と違い、日本人は
独特の「おくゆかしさ」があります。

これは私達日本人の
精神文化であり美しさです。


欧米式の教育・啓発法を
そのまま押し付けられても・・・

私達、日本人には
馴染めないものがあると思います。


それを強迫観念的に
「目を合わせなくちゃ!」
「どうしようどうしよう!」と焦り、

それを続けた結果、慢性的ストレス脳になり、
神経症になっている方も多いと思います。


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対人緊張、視線恐怖で
苦しんでいる方は、

人と話すとき
無理に目は合わさなくてよい
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手前味噌の意見で申し訳ありませんが、
一応私は現場で
13年カウンセリングをしておりまして、

現場でのカウンセリング時、
目は要所要所でしか合わしません。


特に私の扱っている領域は

潜在意識(深層心理)という、
「非常にデリケートな領域」です。

あまり目をグッと見つめられると
本心を話しづらくなると思います。


基本的に
「相手の目をガン見するのではなく」

視線をスッと、
相手の口元に落としてあげたり、

相手が「本当に心の内を話すシーン」などは、
機転を利かして、目線は少し外し、

-----------------------------------------------
耳と心眼だけは
しっかり向けている」姿勢をとります。
-----------------------------------------------

するとクライエント(患者)さんは、
腹にしまって抑圧していたトラブルを
スルスルと話し出します。
(見られていないと話しやすい)


~~~~~~~~~~~~~~~
この、あえて
「目を合わさない」テクニックは、
~~~~~~~~~~~~~~~

世の多くのカウンセラー養成校で
指導していない事かと思います。


世のカウンセラー養成校は
やはり西洋的啓発法のように

「しっかり相手の目を見て傾聴してください!!」
と、教えられると思います。


しかし、私達「東洋の
カウンセリング・心理療法は

日本人独特の「おくゆかしさ」を
活かした啓発法を行っていきます。


病院等の
傾聴カウンセリング(来談者中心療法)は、

あくまで西洋の「キリスト教文化圏」の中で
生まれた方法論です。

私達「仏教文化圏」の日本、アジア人には
とうてい馴染めない事が多いかと思います。



神経症(不安障害)の方で
どうしても相手の目を見て話す・・のに
抵抗がある方は

よろしければ
今回のコラムを参考にしていただき、

必ずしも相手の目を見て話すのが
正しいわけじゃない


と、とらえて
自分に合った話し方を
模索してみてはいかがでしょうか?


*当プログラムでは、さらに
対人緊張時、その場で行う

マインドフルネス仏式瞑想テクニックも
お稽古していきます。



ちなみに今回のお話。

何でもモノは加減で、
あまりにも目を見なさすぎも問題です。

相手も「この人話を聴いているのか??」となります。

ガン見しすぎではなく、
見なさすぎでもなく、

両極端を離れた「中道」が肝心かと思います。



昨今の営業・接客の現場でも
相手の目をグッと見て話すより、

視線をスッと、口元・鼻あたりに向け、
要所要所、目を見る方法を指導する会社も
増えてきていると思います。


読者の皆様もいかがでしょうか?

A、商談の際に相手から
グッと目を見つめられたまま話されるのと、

B、相手から口元・鼻あたりに視線を置かれて
要所要所、目を見てくれる話し方。

どちらが印象がよいか
観察実験してみてください。


デキル接客・営業マンほど
「B」を選択されている方が多いと思います。


また例えば、相手が
美男・美女でしたら、

あまりに目をグッと見つめられて話されると、
「圧倒」される方も多いと思います。

美男・美女も、
少し口元あたりに目線を落とし、
要所要所、目を合わせると

「奥ゆかしくて、
もっとチャーミングにみえると思います」

また相手も話しやすいと思います。


目をグッと見て話すのは
「よほどの自信家」か、
自己顕示欲の強い人の可能性もあります。

欧米では、そういったコミュニケーションを
よしとされますが、

東洋、日本では
そういった我(エゴ)の強いものは
敬遠されると思います。


神経症(質)独特の
「奥ゆかしさ」を活かしてみてください。

「必ずしも、相手の目を見て話すのが
正しい訳ではありません」

相手の目をグッと見つめない
「和の」コミュニケーション法もあります。




*世の中には様々な論説があります。

様々な学者、心理カウンセラー、精神科医など
いろいろな意見があります。

様々な論説があり、混乱すると思いますが、

自分に合った論説を選択し
それにより生きるのが楽になり、幸福になれば、

あなたにとって、その論説が正解かと思います。




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【2017/06/01 01:28】 | 神経症(不安障害) 「克服のヒント」
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