マインドフルネス・森田療法を使った、「元うつ病患者カウンセラーによる」新しいタイプのカウンセリング(コーチング)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「私は〇〇のせいでうつ病になった!」
「あの職場のせいでうつ病になった!」

「妻のせいで!旦那のせいで!
親のせいで!生い立ちのせいで!境遇のせいで!」

環境のせいで!
・・・という人達の深層心理
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


これらは、たまにだったり、
本当に重大な事故に巻き込まれた時、

あるいは危険な労働条件の
ブラック企業勤務だったりした場合は、

本当に〇〇のせいで・・・も
あるかと思いますが、


今回取り上げますのは、
この「〇〇のせいで!」がクセになってしまい

何でもかんでも「〇〇のせいで!」に
なってしまっている人について
心理学の視点から考察してまいります。

(新型・現代型うつ病の人に多い)



人は自身の中の
「情けなさ・葛藤・トラウマ・コンプレックスなど」

これらが強ければ強いほど
これらを直視すると耐えられないので、


外界に強い刺激
(〇〇のせいで!)を作り、
そこに注視することにより、

自分の中のコンプレックスや情けなさから
目をそらしている、

一種の心理防衛の場合が多い。


~何かのせいにしていれば
自分の情けないところをみなくて済む~

(参考過去記事:
以前こういった症例について書きました)
http://shinriryouhou.blog2.fc2.com/blog-entry-1317.html



ときに、これは
政治に「悪用」されることもある。


例えば、どこかの国が、
自国の内政、政治理念などが
矛盾だらけでボロボロ。

国家の体制自体が危ない時、
(国民の反乱が起きそうなとき)


「仮想敵国」を作り、
自分たちの国がこうなったのは
「〇〇国のせいだ!」・・・と、

プロパガンダ
(政治的な宣伝工作)を流し

国民の怒りを、
その〇〇国に向ける事により、

自国の内政(政権)に、
国民の怒りの矛先が向かないように・・

ナショナリズムを操作していたりします。
(大衆は情報に踊らされやすい)


もちろん国家がこれをやり出したら
その国の内政は
「病的な状態」かと思います。

健全な国家体制とは言えません。


国家レベルの話は
私達小市民にはどうしようもできないので、
その国が暴走しないのを祈るだけです。


ただ、ニュースや情報を
心理学・脳科学・仏教学など

様々な視点から
俯瞰して観るクセをつけていきます。


すると心に
トラブルを抱えがちな方々が

自分の心・脳内で、
日々起こる「事件」も

俯瞰しやすくなり
感情に巻き込まれなくなっていきます。

*(うつ病の別名は
「感情(気分)障害」とも言われています)


~~~~~~~~~~~~~
抽象レベルの高い視点で
俯瞰して観る
~~~~~~~~~~~~~

これは当プログラムの2時限目で
お稽古する内容ですが、

脳の中で
この高度な作業が出来るのは
「前頭前野」だけです。


前頭前野は高次脳と呼ばれる部位で
人間の脳の「進化の最先端」の部位です。

理性脳とも呼ばれていて、
うつ病・神経症で感情が爆発して、
大変な状態になった時、

普段からここを鍛える
トレーニングをしていますと、

うつ・神経症の「修羅場」が来た時
それほど大きな被害は出ません。


いつもより落ち着いて
いられるようになります。


さて、話が国家レベルに
なってしまいましたので戻します。

~冒頭の「〇〇のせいで!」~


ただ私達は
山でカスミを食べて生きている
仙人や聖者ではありませんので、

「〇〇のせいで!」と言いたくなる
気持ちは、誰しもあると思います。

もちろんイヤな人を
避けられるのであれば
避けた方がよいと思います。

無理に突っ込んでいく
必要はありません。


ですがこの
「他罰(〇〇のせいで!)思想」の
限界を考察していきましょう。



・・・まず、
どんな思想で生きていくのも
自己責任の上、本人の自由です。

ですが、自身の現状と人生を
俯瞰した視点で観てみます。


この「〇〇のせいで!」という思想で
今まで生きてきて、

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
結果「あなたは幸せになれましたか?」
うつから解放され、心は平安になりましたか?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


おそらく、その思想で
心の平安は
無かったのではないでしょうか?

それなのに、なぜ今後も
その思想で生きようとするのでしょうか。

何年・何十年それでやってきて
結果が出なければ
やり方を変えるのが
科学的態度かと思います。


この「〇〇のせいで!思想」は
良いのですが、限界点が観えてきます。


それは、本当にこの思想を
突き詰めていきますと、

最終的に行き着く先は
「ヒトラーのような独裁者」です。


〇〇のせいで!嫌いなあの人!
悪いあの人!を
徹底排除し、排除し、排除しつくし・・

完璧な自分の理想郷?を作らなければ
心の平安は得られない事になります。


もちろんこの世は、
自分の思い通りにはなりません。
完璧なる理想郷はありえません。

どこの職場でも、イヤな上司の
一人や二人は絶対います。


(私もこの世界に入る前は
普通のサラリーマンでしたので、
浮世の事情はよく知っているつもりです)

環境を変えても
問題の「根本解決」にはなりません。


なんならヒトラーのように、
悪いあの人。気にくわない上司を

目の前に連行してきて、土下座させ、
処刑すれば、本当に気が済むのですか?

悪いあの人を、この世から消せば
本当にうつ病が治るのでしょうか?


・・・でも、仮にそれをしても

人生の中で
「第二・第三の悪いあの人」が出てきます。

きりがない。


ヒトラーは「悪いあの人。気にくわないあの人」を
全て処刑しました。
(歴史上、あってはならない事件を起こしました)

挙句の果ては、
自分の信頼できる有能な側近まで、
死に追いやりました。


人間関係を全て粛清し、
ヨーロッパの広大な領土を手に入れ
この世の何もかもを手に入れました。

でも完璧な自分の理想郷を
実現したヒトラーは
幸福だったのでしょうか?

精神的に病んでいたと思います。

(最後の方のヒトラーは演説していて
後ろに隠していた手が震えていたり。
様々な心身症が出ていましたね)


それどころか独裁者の
「哀れな末路はどうでしたか?」


秦の始皇帝も同じ。

気にくわない人を全て処刑し、
ストレスのない人間関係を手に入れ、
アジアの広大な領土を手に入れ、

それでもなぜ常に・・
「殺されるのではないか?」という不安。

「不老不死がほしい!死にたくない!」
「永遠の権力がほしい!」「全てを失いたくない!」と、

一種の神経症のように、不安におののき
一生を送ったのか?

完全なる理想郷を手に入れたが
けっして幸福ではなかったと思います。


ス〇ーリンもポ〇ポトも、
どんな人生を送りましたか?

「独裁者の定番パターン」
あると思います。


特にヒトラーの生い立ちや
少年~青年期をみますと

「とんでもなく大きな
心の闇(コンプレックス)」を持っていて

あれらの事件は
そのコンプレックスから目を背けたいという
歪んだ心理防衛だったのかもしれません。


歴史上の独裁者達をみていて、

環境を全て自分の思うように
整えたはずなのに

なぜ独裁者は誰一人、
幸福にはなれなかったのだろうか?


このように
「悪いあの人。〇〇のせいで!思想」は
幸福にはなれない思想かと思います。

仮に自分の理想郷・
理想環境を手に入れても

第二・第三の
悪いあの人が必ず出てきます。

それを避けたところで、
全て排除(粛清)したところで、

そこに心の平安はない


「環境が整っていれば」
「あの人さえいなければ」
私はうつ病にはならないのに!


・・・はたしてそうだろうか?


~~~~~~~~~~~~
環境が全てではなく、
他の問題がみえてきました。
~~~~~~~~~~~~


仏教瞑想や禅の世界で
「一切唯心造」(いっさいゆいしんぞう)
という言葉があります。

外界に幸福を求めるのではなく
「全ては自身の心のとらえ方の世界」



イヤな上司、
悪いあの人を排除したところで、

また人生の中で
「第二・第三の」悪いあの人、
イヤなあの人が出てきます。

「きりがない」


これはこの世に生きる限り
無くなりません。

仏教心理学では、
この世の8つの苦しみの一つ
怨憎会苦(おんぞうえく)」といいます。


もちろん避けられるのならば
避けた方がよいです。
私達は聖者ではありません。

ですが、悪いあの人を排除する
という今までの考え方もよいですが、

これからの人生、
もう一つ「新しいとらえ方」を
少しずつ育てていきます。



それは、環境や人間関係・人生に対する
「自身のとらえ方・関わり方」を

マインドフルネス仏式瞑想や
森田療法という心理学的ツールを使い
チェンジしていく。


するとこんな世界観に
なっていきます。

ストレッサー
(ストレス反応を起こす対象)に対し、


A、「おお。これを瞑想の観察材料にしよう。
格好の学習材料が目の前にある」
*(具体的なやり方は
当カウンセリングでお稽古します)

B、「このイヤなあの人から
人生、学べることはないだろうか?」

C、「お!イヤな感情が湧いてきた。
煩悩さん、いらっしゃい。
よーし。煩悩さんを瞑想で観察してやるぞ。
バッチ来い!」

などなど。。

少し変な人かもしれませんが・・


今までは
ストレッサーに遭遇

即ストレス反応!
ギャー!

ストレスホルモン大量分泌!
もしくは扁桃体→視床下部から
自律神経系に支障をきたし、

コルチゾールにより脳神経の破壊、
また自律神経系のバランスが崩れ
自律神経を失調など・・


・・・だったのが、


ストレッサー

上記A~Cなどの、
新しいとらえ方(反応)になり、
即ストレス反応!が緩んでいきます。

こんな毎日に変わっていきますと、
慢性的ストレス脳が緩和されていき、

ストレスホルモンにさらされないので、
脳神経の保全性が保たれ、
(ストレスホルモンにさらされなければ
特に海馬の細胞新生は著しい)

やがて脳の血流量・大脳皮質の厚みの変化・
神経伝達物質の流れなどが改善されていき、
脳の病気が治っていき

(昨今の心理学の世界では、
瞑想や認知行動療法を
数ヵ月行った時の、脳科学的エビデンスが出ています)

うつ病や神経症が
治っていくかと思います。



確かに「〇〇が悪い!〇〇のせいで!」と
言いたくなる気持ちは分かります。

私達は聖者じゃないのですから
それはそれでよいと思います。


ですが、この
「〇〇のせいで!思想」は、

よろしければ、
今回のお話を参考にしていただき、

----------------------------------------------------
「あ・ホンマや。納得。
この思想では、幸福になるのはありえない。
欠陥だらけの思想なんだな」・・・と
----------------------------------------------------

考察しますと、
「〇〇のせいで!思想」への執着が
緩んでいきます。


その瞬間
新しい人生がみえてきます。
道は開けます。


「一切唯心造」
~禅のことば~

周りや環境を変えようとするのではなく、
自分が変わると世界が変わる。



「周りや環境のせい」ばかりにして
それを変えるのもいいですが・・・

それですと、行き着く先は
「永遠のありえない理想郷」を求め、
転職・離婚などを

果てしなく繰り返し、さまよい続ける
青い鳥症候群になると思います。


それより、自分の
心の反応パターン(認知システム)を
変えた方が
、人生合理的かつ
幸福への近道かと思います。


~~~~~~~~~~~~~~
ときに思想や哲学は
抗うつ薬より効くこともある。

~~~~~~~~~~~~~~

(ただしカルト宗教など
不健全な思想はNG)


心療内科や精神科の「看板」がありますと、
この思想や哲学の問題は扱えません

ですが、私達民間の心理療法家は
そういった垣根を超え

人間の根本的な問題(思想)も
自由に扱う事ができます。


ゆえに「問題の本質」を
鋭く洞察している

医療関係者(医師や看護師など)が、
当心理相談所に
相談にいらっしゃる事もあります。


もちろん、うつ病発症したての
急性期や回復期は

一旦危機を回避するために
薬物療法(精神医療)も必要。


「ですが」

その患者さんの人生の
根本的な問題は
精神医療では扱えない。


本当の「根治」とは何か?

目に見えない精神の病が
「治る」とは何なのか?

問題の真の本質を
見抜く眼が必要
です。

それはコチラの人達
(カウンセラーや医師)だけでなく、
「患者さん自身も」



黙って言われるがまま
薬を何十年
飲み続ける時代は終わった。

うつ病治療は
「新時代」に入ります。


当カウンセラーの
オリジナル定義ですが、

うつ病治療の「第一世代」は、
主に精神論・根性論(思想)だけ。

ここでいわゆる
「頑張る」に対し、アレルギーが生じました。

そして第二世代が誕生する。


「第二世代」
精神論(思想・生き方)は関係ない。

うつ病は脳の病気・脳が全て・
この世は全て脳である(?)・・・と。

(うつ病は脳のせいでなっているのだから
「頑張らず薬を飲み続けて・・」)


~ですがこの時代はもう終わった


現場のリアル患者さん自身が、
この理論のおかしさに
気付いているでしょう?

「本当に頑張らなくていいの?」
「何でもかんでも脳脳脳・・・って」


ちなみに私が若いころ、
うつ病&強迫性障害・患者時代は、

この第二世代の
始まりかけの時期でした。


そして・・・


☆「第三世代」
~新時代の幕開け~

脳の問題+精神論(思想・哲学など)の融合=「”科学的”精神論」


脳の病気は「結果論」です。

そのプロセスには、やはり、
その人のバックボーンとなる
思想・信条・哲学・生き方があります。


そこの大元を修正していきませんと、
毎日が何か悶々としていて・・

また、人生のストレスイベントに
遭遇する度に

人生の中で、何度でも
「脳の病気が再発するでしょう」

それを薬で散らしたところで
一時的には楽になりますが、
また何度でも再発します。


第二世代は「一時的な対症療法」が
発展した時代でした。

これからの第三世代は
「根治療法」が発展する時代が
来る事でしょう。


当心理相談所では13年前から
この論説を提唱してきましたが、

実際世界でも、この論説に
追い風が
吹いてきているのではないかと思います。


以前、某人気テレビ番組で
心理士の、〇木さんが、
こういった論説を後押しするようなことを
言っていただけましたが。

「うつ病=頑張らない」は
間違っていますよ・・・と。



*(私もブログに、これに関する他の論説を書いておりますが、
うつ病=頑張らない説が「”誤って”」世に広まってしまった
業界の裏事情まで言ってくれました。
テレビで非常に勇気があると思います)

素晴らしいです。
著名人がテレビで言っていただけますと
ありがたい。
(ですが業界の圧力は大丈夫か心配です)



日本の多くの心療内科・
精神科で出来るのは上記、第二世代まで。

そこから先は
私達、心理療法家が扱う領域です。


また大きな組織に縛られない

私達「在野の」心理療法家は、
様々な引き出しを持っています。

大きな組織にいますと、
様々な組織のルール、大人の事情などがあり、

せいぜい「傾聴カウンセリング」か
「ちょっとした認知療法」が
出来るくらいかと思います。


ですが、本質を鋭く見抜いている
リアル患者さん達は

「それでは治らない事は
身をもってご存知かと思います」



私が昔、患者時代も病院でやっていたのは、
やはり「傾聴カウンセリング」が限界でした。

もちろん病院という看板がある以上、
大きな組織である以上、
それはしょうがないと思います。



ただ心理療法の注意点。

私達心理療法家は
薬は扱えないので、

急性期・もしくはそれに準ずる
ひどい精神状態の時は

病院の薬物療法で
一旦立て直してから
心理療法に臨んでいただいております。


現在の猛烈な辛さを
一時的に散らすのは

心理療法より「薬物療法の方が」
はるかに優れています。


*私のところでも
事前オリエンテーションで

心理療法を行っていく
精神状態ではないと判断しましたら
病院に行っていただいております。



一番理想的なのは
現在の辛さを病院の薬物療法で
「一時的に散らしつつ」

水面下でコツコツ「根治に向けて」
心理療法を行っていくスタイルが理想的
かつ患者さん達も楽だと思います。


薬物療法と心理療法の
いいとこどり」が理想的かと思います。


今回の論説は
長いお話でしたが

現代精神医療に
「行き詰まり」を感じている


鋭い感性を持った
患者さん達の心に

「イノベーション」が起きれば
筆者は幸いに思います。


長文お読みくださり
ありがとうございました。




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【2017/04/22 02:42】 | うつ病、環境的要因
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