マインドフルネス・森田療法を使った、「元うつ病患者カウンセラーによる」新しいタイプのカウンセリング(コーチング)
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「善人なをもて往生をとぐ
いわんや悪人をや」

(歎異抄より)
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これは鎌倉時代の名僧
親鸞(しんらん)聖人のことばです。


現代風に
分かりやすく訳しますと

「善人でも救われるのですから
悪人なら、なおさらの事」

つまり悪人ほど救われる
(心の病が治る)


*悪人正機といいます。


・・・え!?
何かおかしくないですか?


常識的に言うと、

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「善人が救われるのは分かりますが、
なぜ悪人なんかが救われるのですか?」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


はい。
もう一度繰り返します。


「善人なんかでも救われるのだから
悪人なら最速で救われます」

「悪人こそが早く救われます。
早く心の病や生き辛さが治る」


(マインドフルネス仏式瞑想の世界でも
悪人から「優先的に」
心の病が治っていきます。
悪人から「最優先で」救われます)


なにか禅問答?
謎かけ話みたいですが、

しっかり
考察してまいりましょう。

考察する事も
脳トレになっていきます。


ここで言う「善人」とは、

「自分の事を
素晴らしい善人だと思っている
空気の読めない人の事」

「自分に限っては、まあ。あの人より・・
他の人よりは善人でしょう」

「自分の中の、黒い心・煩悩が
みえていない(見ようとしない?)
把握できていない、視野の狭い人の事」


こういった人達は
決まってこう言います。

「私は上司のせいで
鬱病になったんだ!」

「〇〇のせいで神経症になった!」

「なんで私に限って!」

「〇〇にこう言われた私は被害者だ!」

・・・と。


これらの発言の「深層心理」
意識、無意識

「まず自分が正義・善人だと言う前提で
この発言・論理が構成されております」


「〇〇が悪い。〇〇のせいで」
という事は

相手が絶対悪で、
自分は正しい善人であるという
心理的な立場です。


これは現代型クレーマーなどに
よく当てはまります。

「学校に怒鳴り込んでくる
モンスターペアレンツ」や

「店舗などで
みっともないマネをする大人」


変化球ですと

最近の流行言葉で
「逆パワハラ」
という言葉があります。

昨今、これが社会問題に
なってきているようです。


これは部下・従業員が
上司の事を「何でもかんでも
パワハラ・モラハラ」とまくし立て

上司を鬱病・休職・退職に
追い込むというものです。


こういった部下は、本人は
「無意識的に」気付かずに
やっているので
タチが悪いものかと思います。

「自分の主張は正義だと」
かたくなに信じて・・


このパターンは
新型(現代型)うつ病の
パーソナリティの方に多い。


「正義」という言葉ほど
危ないものは無い。

自分が正義だと思っている事は
逆に相手も自分が正義だと信じて
対抗してきます。

その最たるものは「戦争」です。


人類は「正義」の名のもと

たくさんの戦争・争い・
残虐な行為をしてきました。

自分の「正義」を疑う勇気・
冷静さを持つ事です。


話はそれましたが、

こういった人達が
親鸞聖人が仰る

「善人(偽善者)」です。



対して「悪人」とは?

ここでいう悪人とは
「自分の事を、とんでもない
煩悩まみれの、救いがたい悪人だ」


と、「自覚」している人の事を言います。


当カウンセリングは
仏式カウンセリング
(コーチング)なのですが、

なぜか昔から
クリスチャンの人が

当ブログに共鳴されて
いらっしゃるケースが多い。


あえて、クリスチャンの方向けに
表現しますと、

悪人とは?

「自分は絶対的善人(正義)だ!
という傲慢さを捨て、

自身はとんでもない
煩悩まみれの人間だと自覚し、

神の前に頭(こうべ)を
垂れる人達のこと」


まずマインドフルネス仏式瞑想は
基礎・基本が育ってきますと

自身の深層心理に隠していた
「黒いもの(煩悩)」
ありありと見えてきます。


それが見えてこない人は
たぶんやり方が間違っていますので

きちんと専門家についてもらって
正しく行っていきましょう。


*もしくは本人の強烈な
潜在意識の抵抗があり、見ようとしない。
ですが仏式瞑想は、
それも分析的に観察していきます。

*瞑想というものは独学は危険です。
潜在意識を扱いますので
必ず熟練した専門家(瞑想家)に
「マンツーマンで」ついてもらってください。



そして「黒いもの」が見えてきますと
以下、二つのパターンに分かれます。

=====================

A、「それを見たくないから
ひた隠しにしようと、
あの手この手で隠そうとします」

「目をそらそう、逃げようとして
様々な心理防衛
(合理化など:言い訳のこと)を発動させます」

*(新型・現代型うつ病に多い)


B、優秀なパターンは

「ああ。私は普通よりは
善人だと思っていたのに・・・

なんだ私の潜在意識は・・
煩悩だらけじゃないか!」


「私は今まで、いかにこれから
目をそらしてきたか!
私はとんでもない悪人である」

*これはメランコリー親和型の
定型うつ病の方は
すぐにこの境地に至ります。

=====================


今まで12年間、心理カウンセリング、
マインドフルネス指導の現場にいまして、
観察していますと、

「最速で鬱病・神経症が治っていく」のは
「Bの人」である。



*(一般的に、メランコリー親和型の
定型うつ病の人の方が、治るのが早いと言われるのは、
仏教学・心理学の視点からも言えると思います。
理論は後で述べます)


「Aの人」は治らないパターンか、
治るのが非常に遅い

心理療法に対し、
非常に抵抗性があります。


病院の薬物療法に対しても
批判的で、どんな療法も上手くいかない。

また病院遍歴・カウンセラー遍歴を
続けるのも、このタイプの人達です。


まさに
「善人なをもて往生をとぐ
いわんや悪人をや」




・・・さて、
「人間なら誰しもある煩悩」


あって当たり前。
私もあなたも聖者ではありません。

イエス様や
お釈迦様のような聖者は
煩悩はありませんが、


私達は俗人です。
具足煩悩の身。

煩悩があって当たり前。


正々堂々と腰を据えて
自身の煩悩(黒い心)と
向かい合おうじゃありませんか。


自身の中の煩悩を「自覚」しますと、
うつ病・神経症、生き辛さなど
治るのが早くなります。


例えば暗闇から

突然どこかからボールが飛んでくる。
そしてあなたの頭にボカン!と当たる。

人は想定外の事、
突然の出来事に遭遇しますと
パニックになります。

それが長期間続くと、心理学で言う
「学習性無力感」といって
無気力・うつ状態になります。


ですが、自身の潜在意識に
パッと明かりをともし

煩悩を自覚し、分かっていれば
あとは、さばくのが簡単です。


先ほどとは逆で、

明かりのついた空間で
ボールが飛んでくるのが分かっていれば

「スッとよけたり」
「バットで打ち返したり」
対応出来ますよね。

(当カウンセリングでは
心理学・脳科学的技術をお稽古します)


このシステムを
フロイトの精神分析学では
「無意識の意識化」ともいいます。

意識、無意識3

いつも煩悩が、

無意識でやっている事、
自覚出来ていない事を

マインドフルネス仏式瞑想を使い、
「自覚(意識化)」する。


脳科学的に言うならば

原始脳・感情脳(大脳辺縁系など)が
やっている事を

常に「前頭前野」(高次脳)で
チェック(検閲)出来ている状態。


前頭前野が
しっかりチェックしていますと

原始脳は「悪さ」が
出来なくなります。


もっと分かりやすくいいますと、

セコムやALSOKの
警備員さん(前頭前野など大脳新皮質)が
バッチリ見張っていますと

泥棒(原始脳:感情脳)が
悪さをしづらいのと同じです(笑)

脳はこんなシステムで
出来ております。



私達俗人は、今世では
煩悩を完全滅尽できません。

ですが、各個人
「うつ病・神経症が治るレベルまで」

煩悩の暴走を緩めるだけで
よいと思います。


私達俗人は、
マインドフルネス仏式瞑想を使い、

心の病・生き辛さが治り

一生を幸福に生きられれば
それでよいと思います。


心理学の観点から言って、

「自身の深層心理下に
ひた隠しにしている、
とんでもない煩悩を自覚する。
するとそれを処理しやすくなります」


~「善人なをもて往生をとぐ
いわんや悪人をや」~


悪人正機

「悪人」(と深層心理下の煩悩を、真に自覚している人)
こそが救われる。

「悪人こそ」が、心の病が治るのが
早いものかと思います。


私に限っては普通の人より・・
ほら。あの人よりも・・・
キレイに生きていると思う。。

という「善人」(偽善者)は
治るのが遅い。

*無意識の意識化が出来ない。
心理的トラップにハマりやすく、

また、モノのとらえ方の視野が狭くなる。
こういった人が、
謎の精神的不調に悩まされます。



あと変化球ですと、
自分はとんでもない悪人だ・・・と

言っている自分に酔っている人も
「善人(偽善)」 の部類に入ると思います。



深層心理では
「ほら。自分はこんなに謙虚で
慎み深いんだぞ」・・・と。

これを仏教学では
「卑下慢(ひげまん)」と言います。

卑下する慢心・
煩悩の一種です。



「善人なをもて往生をとぐ
いわんや悪人をや」


親鸞聖人のお言葉は

心理学の観点から言っても
うなずける事が多いと思います。



*この「悪人正機説」は、
様々な解釈があります。

本コラムは、あくまで一瞑想家、
一心理カウンセラーの個人的な解釈です。
あしからず。




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【2016/09/01 02:14】 | マインドフルネス「理論基礎講座」
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