マインドフルネス・森田療法を使った、「元うつ病患者カウンセラーによる」新しいタイプのカウンセリング(コーチング)
先日NHK特集で
「キラーストレス1・2」がやっておりました。

おそらくメンタルに関心のある方は
観られた方が多いのではないでしょうか。


良かった点は、

精神科・心療内科の頼みとする理論
お馴染み「モノアミン仮説」は

(いわゆるシナプス間の
神経伝達物質の伝達異常説うんぬん。
だから抗うつ薬を一生
飲んでいてください・・・と病院に言われる)

あまり触れなくて、
ストレスを感じると扁桃体から
HPA軸(視床下部→下垂体→副腎皮質)
SAM軸(視床下部→交感神経→副腎髄質)により
ストレスホルモンが分泌される説が

主な理論として話が展開していました。


ですが、
当プログラムを受けた事のある
受講生の方々は、

もうこの理論は
知っているのではないかと思います。

当プログラムでは
もう少し突っ込んだお話をしますが。

*(そして「今日からできる具体策」も
出していきます)


ただ、最近は「扁桃体」を
異常に悪玉視する傾向に
あるかと思います。

当プログラムでも
扁桃体については触れますが

確かに、ここが過敏ですと
やたらストレス反応を
してしまうのは事実です。


ですがそれについて
別な角度からも観てみましょう。

NHK特番の内容と
違った角度からもみてみましょう。



脳や心理学の世界では
「クリューバー・ビューシー症候群」
というものがあります。

元々はアカゲザルの
扁桃体を含む側頭葉を

切除した時の
反応を観察したものでした。


(概要だけ簡略してお話ししますと)

結果、そのサルは
危険か安全かが分からなくなり
天敵のヘビに平気で近づいて行ったり、

物事に対する警戒心が
ゼロになってしまいました。

(他にも何でもかんでも、口に入れたり、
異常な性的な行為をしてしまうなどがありますが、
今回はその他の症状については
長くなるので割愛します)


その後、人間も
これに当てはまる事が分かりました。

事故や戦争で
同様の部位に損傷を受けた方々が

先ほどと同じような症状を
出す事が分かりました。


扁桃体は物事が
危険か安全か?これは自分にとって
脅威なのか?そうでないのか?

などを司る事が分かってきました。

私達の命を危険から守る
重要な器官です。



昨今は扁桃体が
「悪玉視」されがちかと思います。

たしかに過剰ですと、
ストレス反応をしやすくなります。

HPAサイクルなどが働き出し、
ストレスホルモンを
たくさん出してしまうでしょう。


・・・ですが、森田療法や
元神経症患者としての意見ですが、

「扁桃体の感度が高い」のは
裏を返すと



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
・感度の高い扁桃体レベルの
視点が出来ますので、
危険を察知する能力が高い。

・世の中のニーズに敏感になる。
斬新なアイデア・特殊な視点からの
サービス・商品開発ができる。

・サービス業では、人が気が付かない
細やかなところまで神経が行き届く。

・細やかで繊細な、職人的こだわりの
丁寧な、いい~仕事をする。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


などなど・・・
挙げればきりがありませんが、


ちょっと待って。

これって・・・
悪い事なのでしょうか?

(当心理相談所、従業員を雇う場合、
こういった人材は是非欲しい)


もしNHK特集の言うように

扁桃体の感度を下げる事が
最大の目的ならば、

=================
「確かにストレスは軽くはなるが・・・
あなたの”素晴らしい業務能力”
捨てる事になりますよ」

=================


先ほどの扁桃体を切られた
アカゲザルのように、

全く空気の読めない、
危険か安全かも読めない

「社会的にどうなのか?」
・・・という人になります。


確かに本人はストレスはなく、
ハッピーかもしれません・・・

(もちろん、アカゲザルのように
扁桃体を切除する
極端な事はありませんが)

「扁桃体の”感度が弱すぎる”人」
このようになります。


「毎日会社遅刻しても
気にしない気にしない~
ヘラヘラヘラ~」

「業務上、気が利かなすぎて、
みんなに迷惑をかけているのに、
気にしない気にしない~
ヘラヘラヘラ~」

「ママ友サークルで、
他のママさん達に迷惑かけても
気にしない気にしない~
ヘラヘラヘラ~」

「会社の部長に、
めちゃくちゃ失礼な事を言って、怒られても
気にしない気にしない~
ヘラヘラヘラ~」

(危険か安全か?のフィルターが
完全に壊れている・・)


こういった
能天気すぎる人って

うつ病や神経症とは
無縁かもしれませんが、
「社会人として」どうなのでしょうか?

「こんな人になりたいですか?」


神経症気質のあなたは
”扁桃体の感度が強いから”

「素晴らしい
業務能力があるんです」

それはあなただけでなく・・

「あなたの素晴らしい業務能力」は
社会の宝・世の光
です。

それは最大の
社会貢献(功徳)です。


==============
神経症が治るという事は
神経症を活かすことである
(森田療法のことば)
==============

神経症の方は、
そういった特性であるゆえに、

業務能力が
高い方が多いのですが、

(うちの歴代の神経症の
クライエントさん達は
バリバリに業務能力が高い人が多い)


扁桃体をやっつけすぎて
あなたの大切な宝(業務能力)を
潰すのではなく、

「扁桃体の感度が強い」という
仏様からもらった宝を

世の中のために
「活かして」みてはいかがですか?


もちろん、
NHKキラーストレスの言うように

扁桃体の感度が強すぎて
不安と緊張で、極度に社会生活に
支障をきたしているのであれば、

その部分は
対処した方がよいですが、

完全に扁桃体を「悪玉視」して
やっつけなくてもよい。


扁桃体の加減調整。

自分にとって、
扁桃体の「いい湯加減」

当プログラムで
一緒にみつけていきましょうね。

そして調整していきましょう。

(扁桃体を上手に「活かす」には
当プログラムの、前頭前野のトレーニングも必要)


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「不安・緊張」と、
「業務能力」は二つで一つ、セットです。

どちらかを
切り離す事は出来ない。

仕事が出来る人
(もしくは何かの能力が高い人)は、

不安や緊張も強い。
(潜在的なものも含む)

自身の中の「陰と陽」を
真に受容した時
神経症者は生まれ変わります。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


昨今の世論は、シナプス間の
神経伝達物質うんぬん(モノアミン仮説)が
めっきり影を潜め・・・

「扁桃体をやっつけよう系」の
論説が目立ってきましたので、

(先日の番組、
キラーストレスでもそうでしたね)


ささやかですが、
当ブログでバランス調整を
させていただきます。

taikyokuzu.jpg

物事には「陰と陽」があります。

両方を平等に観ていく事が
肝心かと思います。


扁桃体をやっつける、
抑え込む・・・ではなく

「活(生)かす」という考え方もある。



---------------------------------------------
一切衆生悉有仏性
(禅のことば)

「あなたの中に
大切な仏性があります。
それを活かしてください」

「神経症が治るということは
神経症(質)を活かすことである」
--------------------------------------------



余談ですが、
大河ドラマ真田丸の

名将、真田昌幸
(信繁(幸村)のお父さん)

あの「笑えるほど執拗な用心深さ
おそらく扁桃体の感度は
ビンビンに高いと思います。


また私達人類は
「神経質なサルの末裔」です。

神経質(症)なサルこそが、
「上手に危険を回避」し、子孫を残し、
現人類まで繁栄させました。

扁桃体は素晴らしい!


~~~~~~~~~~~~
神経症(質)な方々は
神経症に「誇り」をもって
生きてください。
~~~~~~~~~~~~

神経症は上手に活かせば
幸福な人生に
なっていきますから。


・・・では、
神経症が「治る」とは
どういう事でしょうか?

何をもって「治った」
というのでしょう?


<続く>


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【2016/06/24 03:04】 | 神経症(不安障害) 「克服のヒント」
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