マインドフルネス・森田療法を使った、「元うつ病患者カウンセラーによる」新しいタイプのカウンセリング(コーチング)
うつ病・神経症(不安障害)
「原因論では治らない」

それよりも
「今・ここ・これから」
どうするか?どう生きるか?



「原因追及論」について
こんな例を挙げます。


=====================

1、うつ病のうつ子さんの例

うつ子さんはある日
心療内科に行きました。

そして診察の順番が
回ってきました。


精神科医
「うつ子さん。あなたのうつ病は
脳の病気が原因です」

うつ子
「はい。それは本などで調べまして
よく存じております」

「では私は
どうすればよいのでしょうか?」

精神科医
「ふむぅ。あなたは脳の病気のせいで、
うつ病になっておりまして・・」

うつ子
「あ・あの。。それは存じております。
私は一体どうすればよいのでしょうか?」

精神科医
「ですから、脳の病気のせいで鬱病です」

「一生薬を飲んでいてください・・」

うつ子
「え!?そ・そんなぁ!」

「ダメだこりゃ!・・・」



2、PTSDの傷子さんの例。

情緒不安定、
謎の心理症状に悩む傷子さんは
ある日、心療内科に行きました。

心理査定(テスト)や
カウンセリングを終え、
診察の順番が回ってきました。


精神科医
「総合的に分析して、
あなたはPTSDです」

傷子さん
「そうなんですか・・」

精神科医
「あなたはおそらく
4年前の事件が原因で
トラウマ(心の傷)になっています」

傷子さん
「そうですか。原因は分かりました。
では私は一体どうすればよいのですか?」

精神科医
「ですから、あなたの原因は
4年前の事件が
トラウマ・心の傷になっていると思います」

傷子さん
「はい。確かに思い当たる事はあります。
それは分かりました。
では私は今後どうすればよいのですか?」

精神科医
「はい。原因は4年前の事件が
トラウマになっています」
「それが明確な原因です」

「はい。今日の診察は終わります」

「・・・ま、薬出しておきますので
飲んでてください」


「はい。次の方・・・」


傷子さん
「え!?そ・そんなぁ!」

「ダメだこりゃ!」


いかりや長介さんみたいですね(笑)
ドリフターズ分かる人は
古き良き昭和生まれです。

=====================


わざとパロディで書きましたが

これ単純に笑える話じゃなくて・・・

実際の心療内科や精神科は
こんな感じで終わってしまうものが
多々あります。

*また、よくあるカウンセリングは
何の「心理学的打開策」も提示されず、
適当に傾聴して終わります。


(私の患者時代もそうでしたし、
当カウンセリング、12年間いろいろな人のケースを
観察していますと、実際こういった扱いを
受けている人が非常に多いのが現実です)


分かりやすく書きましたが
これが「原因論」です。


しかも上記の例は
目に見えない心(精神:脳内情報)の
問題ですので、

本当に、それが原因かどうかも怪しい。
科学的に立証する事が出来ない。

「その可能性が高い・・・」
というレベルです。


これは認知心理学の実験で
よく題材にされますが、

人の過去の脳内情報は

自分の都合のよいように
改ざん・捏造されているケースが多い。
(特に被害者的妄想の強い人は)


また心理査定(テスト)も、
100%人の心を
炙り出せるものではありません。

あくまで「そういった傾向である」
というレベルです。
(個人差があります)

ペーパーテストでは
人の心の全ては分かりません。

人の心・精神はもっと複雑です。



さて、本題の「原因論」
もう少し視点を変えますと、


「上司のせいで鬱病になった」
「会社のせいで」「親のせいで」
「労働条件のせいで」
「環境のせいで」「脳のせいで」
「自分の人生の境遇のせいで」
「旦那のせいで」「悪妻のせいで」

・・・などなど。


人はどうやら
「原因論」が好きなようです。


それらの深層心理は

そういった原因?に
注意を向け続けると

自身の情けなさ、葛藤、
コンプレックス、トラウマなどから

「目をそらすこと」が出来るからです。

自身の「黒いところ」を
見なくて済むからです。


これを心理学では
「劣等コンプレックス」
といいます。
(一種の悪い心理防衛)


これをやり続ける限り
心の病の根治はありません。


*ただし、ブラック企業や
犯罪的な職場、残業代が不当に
支払われないなどは話は別。
それらは本当に環境が悪いです。

ここで挙げている例は
普通の職場環境で、何でもかんでも
ストレス的にとらえてしまう人の事です。



さて長年、
「〇〇のせいで・・」のような、
原因論でやってきて

一向にうつ病・神経症が
改善されないのでしたら

「一旦、原因論の立場を捨て
やり方を変えてみる事を推奨します」


===========
それは原因追及論から
「目的論へ」

目的本位の生き方
(森田療法のことば)
===========


「原因論に固執しますと
以下2つのような
発想しかできなくなります」

A、悪いあの人(環境)
B、かわいそうな私


これでは
何の解決にもなりません。


これを慰めたところで・・
一旦は癒されると思いますが、

また数時間・数日経ったら
またいつもの

A、悪いあの人
B、かわいそうな私

「みじめで情けない自分」に
戻ってしまいます。

この方法論
(慰め:通常のよくありがちなカウンセリング)
では、きりがない。


またもしも、悪いあの人を
排除したところで

人生の中で
「第二・第三の悪いあの人」
出てきます。きりがありません。


それを、いちいち排除して、
ヒトラーのように

自分の気に食わない人を
全部土下座させて
処刑でもしますか?


「それで本当に
気が晴れるのですか?」


歴史上のヒトラーなど独裁者の
憐れな末路
皆さんご存知かと思います。

自分の気に食わない人を
全部排除した結果

ヒトラー・ス〇ーリン・
ポル〇ト達、独裁者は幸福でしたか?

(彼らの伝記などを分析すると
彼らは、ひどい心の病だったと思います)


~~~~~~~~~~~~~~~~
原因論では、
たとえ「世界の王」になっても
”あなたの心は晴れないでしょう”

~~~~~~~~~~~~~~~~


そうではなく、
当カウンセリングでは
こんな方法論をとります。

A、悪いあの人(環境)
B、かわいそうな私

を慰めて・・・
少し理性を取り戻したら

すかさず「目的論」にチェンジする
方法論を淡々と提示していきます。


A、悪いあの人
B、かわいそうな私

・・・ではなく、

「C: で、これからどうするか?」

「今・現在・この瞬間
そして、これからどう生きていくか?」



1、外界から入ってくる情報、
2、自身の脳内情報に

「いちいちストレス反応」するのではなく

それら1、2に対し上手に関わっていく
脳科学・心理学的な

「具体的技術・今後の人生を
円滑に生きていく技」


トレーニングしていきます。
(「これから」どう生きていくか?=目的論)


~~~~~~~~~~~~~~~~~
天国は自身の
心の中(認知・認識パターン)にある
~~~~~~~~~~~~~~~~~


たとえもし、どんな
みじめな人生を送っても

その人が
みじめだと認知すれば、
その人生はみじめですし、

学びの多い人生だったと
認知すれば幸福にもなります。


ただ、人間が長年刻み込んできた
心と脳の反応パターンを修正するのは

専門家(心理療法家)についてもらい、
「専門的な訓練・努力」が必要です。


ですが、このままズルズル
何年・何十年
抗うつ薬を飲み続けても

根治には至らないのは、
患者さん自身が
「身をもって」分かっているはずです。


「うつ病=何でもかんでも頑張らない」
ではなく、

人生、頑張るところは
少し頑張らないと、道は開けません。


この認知パターンの変容は
人生のコペルニクス的大転換になります。

「幸福とは一体
なんなのでしょうか?」


===============
天国や極楽浄土は
あの世にあるのではなく

自身の心の中
(認知・認識パターン)にある
===============



「過去は不問とす」
(森田療法のことば)


原因追及論もよいですが、
それに固着しすぎると治りません。

仮にもし原因が分かったとしても
それはもう過去の事です。


過去を教訓にするのはよいですが、

過去にどれだけ執着しても、
過去に戻って
やり直すことはできません。


その人の過去に
何があったかは知りませんが

それはもう過ぎ去った
過去の事です。
どうでもいい事です。

それよりも「これから」
どう生きるか。


人が生きられるのは
過去ではなく
現在・ここ「これから」です。

あなたの心臓は
「今」を生きるために動いています。




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【2016/06/16 01:41】 | うつ病、神経症の「思考パターン」
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