マインドフルネス・森田療法を使った、「元うつ病患者カウンセラーによる」新しいタイプのカウンセリング(コーチング)
うつ病・神経症の禅カウンセリング

マインドフルネス禅語シリーズ
~「啐啄同時(そったくどうじ)」~



禅語の啐啄同時とは、

「啐(そつ)」
卵から雛が生まれる時、

雛が卵の内側から、
殻を破ろうと、つつき始める。


「啄(たく)」
親鳥がその音を聞いて
外から卵の殻をつつく。ついばむ。

そしてその二つが
同時に、絶妙なタイミングで行うことにより
殻は割れ、雛は誕生する。


まだ卵から生まれる
機が熟していないのに
親鳥が殻をつついて割っても、

雛は未熟な状態で生まれてしまって
生きていけない。


また雛が卵の内側から
一生懸命つついても

親鳥が助けてくれないと、
卵が割れず、力尽きる。


まさに絶妙なタイミング
「啐啄同時」 共同作業です。



これをうつ病や神経症が
治っていく過程に例えてみましょう。


うつ病や神経症になり、
薬物療法をはじめます。

「急性期」~「回復期」
とりあえず、薬の力で
どん底の窮地を脱します。


・・・そして数ヵ月~1年くらいして
「維持期」になります。

この時期になると
微妙な一進一退が続きます。


「薬物療法では
あと一歩の峠が越えられない」

何とも言えない「もどかしさ」

これは私がうつ病・神経症患者の時、
味わった感想です。

(リアル患者の皆様も、この
「あと一歩が越えられない」もどかしさ。
薬物療法の限界点を感じていると思います)


そう。そここそが「啐」

薬物療法の限界点を悟り、
本気で心の病を治そうと決意が固まった時

それは、雛が卵の内側から
殻を破ろうと、つつき始めた時。


そこで「心理療法」を導入し
「啐啄同時」
専門家と一緒に殻を破る時かと思います。


逆に薬物療法で
数ヵ月から1年くらいして
「回復期~維持期」に入っているのに

何年・何十年、何の疑いもなく
ズルズル薬を飲み続ける人。


精神科通院のルーティンにハマり続け
「薬物療法の限界点」にも気づかない人。

むしろ、ズルズル薬を飲み続けるのに
安堵感さえ抱いている人。


そこがコンフォートゾーン
(安堵の場所)になってしまっています。


こういったタイプの人は
まだ卵の内側からつつかない人
(機が熟していない人)ですので

外から専門家が
殻を割ろうとするのは「逆効果」

ここはアプローチを
かけない方がよいです。

(アプローチをかけたとしても、
本人が本気で治す気が無いので
どれだけ素晴らしい心理療法も
無意味なセッションになります)


これは本人次第です。

維持期になって、
このまま薬物療法を続けても
根治に至らないと「自らが」悟った時、

専門家に依頼し、
心理療法を導入する
「絶妙のタイミング」です。


もちろん発症したての
「急性期」~「回復期(発症から数ヵ月:個人差あり)」は

卵の中(薬物療法)に入り
養分を蓄え、休息が大切です。


ですが、数ヵ月から1年くらいして
いつまでも卵の殻の中にいたら
雛はどうなるか?・・・です。

卵の殻を割って出る
タイミングを逃さない事です。

このタイミングを逃すと、
うつ病はズルズルと
長期化・慢性化・難治化します。




今回は禅語の
啐啄同時(そったくどうじ)にちなんで、

うつ病の回復プロセスを
例えたのですが、


まとめますと

発症したての
「急性期」~「回復期」までは
薬物療法で休息

(卵の中で機が熟すのを
静かに待ちます)


薬物療法を、数ヵ月~1年くらいして
「回復期(後期)」~「維持期」に入りましたら

薬物療法一本では
「越えられない壁」がある事を悟ります。

本気で「根治」を目指すには
どうすればいいか?熟考する時。

「このままじゃ私の人生はダメになる!
一生精神科・心療内科に通う事になってしまう。
本腰を入れて治したい!」


薬物療法の限界点を悟り、
本気で治しにかかりたいと
決意が固まった時。

その時が、
卵を内側からつつく時。

専門家(心理療法家・心理カウンセラーなど)に依頼し、
共同作業で卵の殻を破りましょう。


ただ・・・そこまで
本気で治したいと思わない。

卵の中(今のコンフォートゾーン)も
まんざらではない。

という方は、ずっと卵の中にいるのも
よいかと思います。

人生、何を選択し、どう生きようとも
自己責任の上、本人の自由です。


ですが、ずっと卵の中にいると
うつ病は、どんどん
長期化・慢性化・難治化
します。


このブログ小論を読んで
何かのインスピレーションを得て、

卵の殻を、内側から割り始める方も
いるかもしれません。

~~~~~~~~~~~~~~~~
「このまま、一生ズルズルと
抗うつ薬を飲み続けるのは、
いかがなものか?」・・・と。

~~~~~~~~~~~~~~~~

そういった
「目覚めたる人」のためのプログラムが

当心理療法、マインドフルネス仏式瞑想や
森田療法のプログラムです。



何度も言いますが、発症したての数ヵ月
「急性期~回復期」は
緊急避難のため、「薬物療法は必須」です。


ですが、数ヵ月~1年くらいして
維持期に入りましたら

「薬物療法の仕事はそこまで」
「薬物療法の限界点を悟る事」


そこからは
薬物療法で状態を維持しつつ、

根治に向け
「心理療法」を修練していきます。



そして心理療法で
不動の自信がついたとき

医師に相談し、徐々に実験的に
薬を減薬・断薬していきます。



抗うつ薬・抗不安薬は
「松葉づえ」だととらえましょう。

骨折し、生活していくには
松葉づえは必要です。


ですが骨折が治ってきたら、
松葉づえは「ほどほどに」

自分の足で歩く訓練(心理療法)を
していく事です。

================
自分の人生を、自分の足で
力強く歩いて行きます。

================


精神科・心療内科に
永遠に通い続けるのが
ゴールではありません。

そういったものに頼らずとも
心理療法(メンタルスキル)を身につけ、

自分の足で、自分の人生を
しっかり歩んで行くのが
本当のゴールです。




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【2016/05/14 02:32】 | 心の病  「禅カウンセリングの視点」
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