マインドフルネス・森田療法を使った、「元うつ病患者カウンセラーによる」新しいタイプのカウンセリング(コーチング)
うつ病と薬物療法
「副作用・・・?について」


(抗うつ薬・抗不安薬など)


この質問は、
以前からよくありますが、

当カウンセラー、
一人で全国対応している身ゆえ、
非常に多忙につき、

逐一、一人一人個別に
お答えする事は出来ません。


したがって、似たような質問が
一定数に達しましたら

ブログ小論にて、そのテーマを
書いていこうと思います。



さて、この薬の副作用について、

私は心理学・仏教学が専門なので
薬については、専門外でタッチできません。

(薬の薬理効果・副作用については
医師か薬剤師にお尋ねしていただきます)


・・・が、

「心理学の視点」から、
あえて考察を入れるならば

本日は「ノーシーボ効果」について
お話をいたします。

*(あくまで心理学的な「一見解」です。
参考までにしておいてください。
薬に関しては主治医に報告・相談します)


心理学で言う「ノーシーボ効果」

これは以前紹介しました
「プラシーボ効果」の逆の意味。


プラシーボ効果は、例えば
ただの偽薬(何の薬理効果の無い
無害な粉末など)を

医師に「これは〇〇の薬です」と言われ
信じて飲んでいると、

本当に一定数の被験者に
〇〇の良い効果が出てしまうという事です。
(特に暗示にかかりやすい人)


医薬品というものは、例えば

・A群「本当に薬理効果のある成分の入った薬」
・B群「ただの偽薬」

(不思議な事に
B群も効果が出てしまう事がある)

A群とB群を比べ、統計的に
有意な差があるかチェックします。

こういった
プラセボ(プラシーボ)偽薬実験などを経て
世に商品として出回ります。


今回の「ノーシーボ効果」
似ているのですけど、これと逆の意味。


こんな実験があります。

=====================

ドイツのハンブルク大学
メディカルセンターの実験で

被験者の脚に熱刺激を与え、
それぞれの被験者が

痛みレベル100ポイント中
「70ポイントの痛み」に調整します。


そして次に、静脈から強力な
鎮痛剤
を投与開始します。

*(しかし、この時点では
被験者にそれを知らせない)


痛さのレベルが
55ポイントまで下がったら

被験者に
こんな言葉をかけます。

「はい。今から鎮痛剤を投与します!」
(実はすでに投与されている)


すると、みるみるうちに
痛みレベルは33ポイントにダウン。
↑(プラシーボ効果)

「おお!さすが鎮痛剤は効く!・・・と」
(何度も言いますが、すでに投与されていた)


今度はこんな言葉をかけます。
「はい。鎮痛剤の投与を”停止”します」

すると、みるみる内に
痛みレベルは平均64ポイントに上昇。


「何か痛みが強くなってきたぞ!
痛い!!・・・と」
(実は鎮痛剤は流したまま)

↑(これがノーシーボ効果)


「なんと、鎮痛剤を流す前の痛みレベルと
あまり、変わらない状態になってしまった。。」


=====================


・・・と、まあ
意地悪な実験ですが、

~~~~~~~~~~~~~~~
「人間は思い込みによって
幻の症状も出してしまうという事」
~~~~~~~~~~~~~~~


やたら過剰に副作用を心配される方は
今回のお話を踏まえた上で、

一旦冷静に、理性的に、客観的に
自身の副作用?を「心理学の目で」観察し、

*(当カウンセリングのクライエントさんでしたら
お稽古しました、心理学の技術を使い観察してみる)

その上で主治医に報告してみてください。


数年前、私のところにいらっしゃった
クライエントさんで、

「過剰に、ギャー副作用!!」
という人がいましたので(怪しいと思い)

①まず副作用の詳細を
主治医に報告していただき、

②その上で、こういったノーシーボ効果のお話と、
③心理テクニックを伝授しましたら

「なんと副作用が数日で消えた」人がいました。


もちろん副作用は、放っておきますと
危険な状態になる事もあり得ます。

「必ず」主治医に、
副作用の詳細等をすぐに報告する事。



ですが、なんでもかんでも
ギャー副作用!!という傾向にある人は

主治医に報告すると同時に

今日のお話を
客観的な視点で考察してみましょう。


===================
ひょっとしたら、心が作り出した
「幻の」副作用
可能性があるかもしれません。

スッと一歩下がった客観的な視点で、
冷静に分析していると副作用?が
緩くなる事もあります。

*(もちろん本当に薬による
副作用の可能性もありますので、主治医に
副作用の報告を必ず行ってください)
===================


これは一、心理学の人間として
教科書的、机上の空論を論じているのではなく、

ブログでも多々語っておりますが、

私自身、元ベテラン
うつ病・神経症(強迫性障害)患者で

多数の向精神薬を、何年も飲んできた
「元リアル患者」としての考察でもあります。


今、15年くらい前の
患者時代を振り返ると

「ノーシーボ効果」だったような
副作用?は多々ありました。


それは大抵の場合、

薬に関するおかしな情報
(本や「ネットの誰かの妄想的体験談」)などを
「読んだ後に」起きました。


こういった何気に読んだ

誰かのブログの内容や言葉が、
無意識領域に入り込んで

本人は全くその記憶を
忘れているようにみえるが

無意識的にそれに
影響されてしまう記憶を

心理学では
「プライミング記憶」といいます。


ゆえに、特に今、
うつ病や神経症の真っただ中にいる人は

読むブログや本を
気を付けた方がよいかと思います。


ブログでもネガティブなブログではなく、

ポジティブかつ勉強になる、
自分の人生にとって、プラスになる情報のブログを
読まれる事をおすすめいたします。


あと、思い込みが激しい方は、
(心気症傾向の方)

「〇〇病や〇〇症状、
副作用が〇〇・・・のようなサイト」は
読まない方がよいかと思います。


例えば、〇〇病のサイトを
興味本位で読み、

そのサイトに書かれていることが
プライミング記憶になり

病気でもないのに
本当に〇〇病の症状を、わざわざ出す人を
何人もみてきました。


(この、わざわざ症状を出す心理学的メカニズムは、
複雑なシステムが絡んでいます。
これは長くなるので別の機会に述べます)




もしそういった情報がほしい場合、

主治医あるいは、いつも行っている
調剤薬局の薬剤師に
相談すれば済むと思います。

もし今の主治医が信頼できない場合、
セカンドオピニオン、転院も
視野に入れられるとよいかと思います。


昨今は「ググる」という言葉が
定着してきており、
ネットサーフィンする人が増えてきました。

ネットサーフィンはよいのですが、
サイトは「目利きの力」も必要ですので
慎重に行ってください。

(ただし、私達は大人なのですから
どんな情報、どんなサイトを閲覧するか、
そしてその結果は「自己責任」です)


ただ、うつ病や
神経症(不安障害)の方は

有用な情報(考え方など)が書いてある
サイト・ブログは

克服への大いなるヒント、
「大いなる力になるのも事実」です。


皆様が素敵なサイト、
素敵なブログに
出会えるとよいですね。


また、どんな事も
常にスッと・・一歩下がった視点で
観察しますと、

おかしな「とらわれ」から
離れられると思います。


*最後にもう一度書きますが、副作用がある場合、
薬理的な副作用にせよ、心理的な副作用にせよ、
必ず、まず主治医に報告してください。




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【2016/04/19 19:45】 | プラシーボ(プラセボ)効果とは
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