マインドフルネス・森田療法を使った、「元うつ病患者カウンセラーによる」新しいタイプのカウンセリング(コーチング)
「禅カウンセリング」
~苦を認めると楽になる~



マインドフルネス仏式瞑想の
思想背景には
仏教哲学が流れております。

まず仏教心理学
(お釈迦様の考え方)では
この世は苦だと説きます。


「苦聖諦:くしょうたい」

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それは、
「生・老・病・死」の
四つの根本苦と、

・愛別離苦(愛するものと、いつかは別れなくてはならない)
・怨憎会苦(イヤな人と会わなければならない)
・求不得苦(求めても得られない苦しみ)
・五蘊盛苦(欲望・煩悩が燃え盛る苦しみ)

以上、8つの苦しみにより
この世は苦です。

これを「四苦八苦」といいます。

*俗世間で「四苦八苦」という言葉を
使う事もありますが、
これはこの仏教語がルーツです。

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これはたとえ、世界の王でも
大統領でも、サラリーマンでも、主婦でも
学生でも、社長さんでも・・・

誰一人逃れる事の出来ない
『事実・現実』です。


----------------------------------------------------
「・・・え!?仏教心理学は
なんて悲観的な思想なんですか!」
----------------------------------------------------


まあまあ。
最後まで話を聴いてください。

するとその逆で、この思想が、
スーパーポジティブな思想だという事に
気付きますから。



さて、うつ病・神経症、
または、ストレス多き人達は、

潜在意識の中で
「この世は楽園だ」と

妄想し錯覚
しているケースが
多いかと思います。


仮に「いや。苦しいのは分かっています・・」
という人がいたとしても、
潜在意識の中はいかがでしょうか?

「この世は楽園で楽しいはずなのに
今の私はなんなのか!?」と

本音の部分
そう思っているケースが多々あります。


頭(思想)の中は
「この世は楽園であるはず」なのに、

今・ここの現実、
リアルな自分は苦で溢れている・・・

この頭の中の「理想と現実の乖離」
大きければ大きいほど
それに比例し「ストレス」は大きくなります。


禅やマインドフルネス仏教瞑想を
実践している人は

「この世は苦である」という事を
頭の理屈を超え、
潜在意識で分かっていますから

目の前にある「苦という事実」に対し
免疫があります。


「愛されるはずなのに愛されない
ちくしょう!」

「仕事が思い通りにいかない!」

「なんで私だけ、こんな病気に
ならなくてはいけないのか!?
人生こんなはずじゃなかったのに!」

「降格された。なんでやねん!」

「〇〇から認められない!
なんで私に限って・・」

「大好きな彼氏(彼女)と別れ辛い。
一生私を愛してくれるって言ったのに!!」

などなど・・・


これらの思想背景にあるのは


「自分は愛されるはずで、
自分が望めば必ず夢が叶って、
仕事も思い通りになって、
私に限っては病気になるはずはない、
そして、永遠の愛はある」・・・
(これらは、西洋的な哲学や思想に多い)

・・・ですが、残念ながらそれは
「人間の勝手なエゴや妄想」であり、
現実は必ずしもそうではない。


仏教心理学は
「この世は
苦(四苦八苦)であるという現実」を

しっかり潜在意識で
理解し、事実をちゃんと観ているので、

現実、苦が目の前にやってきても

「・・・あ、そうですか。苦がやってきましたか。
当たり前のことがやってきたのですね」


苦だという事を、
すでに知っていますから、

確かに辛いですが・・
うつ病になるほどの
ダメージはありません。

つまり頭の中の(おかしな)理想・妄想と
現実の乖離が少ない。

したがって脳内ストレスは緩くなります。


苦に対する免疫がつきます。

それがすなわち
「ストレス耐性」になります。



よく鬱病・神経症の方に、
この禅問答をしますと、

「いや。この世は楽しいところです!」
という方がいますが、

「では今のあなたの
現実・事実は何なのですか?
楽しいですか?楽園ですか?」
と問います。


うつ病の方は
「楽しくない私が間違っているんです」
と言います。

「いえ。間違っていません。
苦を理解しているあなたは正しい」





人は苦という現実・事実から
目をそらそうと

カラオケで大声をあげたり、
あびるほどお酒を飲んで、フラフラになったり、
抗不安薬を大量に飲んだり、
ギャンブルで狂ったように散財したり、

まるで機関車の煙のように
タバコを吸い続けたり・・・


ですが、それは
現実から目を背けているだけで
何の解決にもなりません。

むしろ悪化させます。
各種依存症などは、その典型です。

(そして自分で
身体や脳を破壊しています)


潜在意識のゴミ箱に
いくら臭いものはフタをして

「見て見ぬフリ」しても
「臭いもの」は無くなった訳ではない。
意識、無意識2

また何かの拍子で
意識レベルに顔を出し爆発します。
意識、無意識3

それでまた、それから目をそらすため
あびるほど酒を飲むんでしょうか?
大量に抗不安薬を飲むのでしょうか?


ですが、瞑想により
「この世は苦である」ことを
理屈を超え、潜在意識で理解していますと、

辛いものが意識レベルに顔を出しても
あるいは辛い体験をしても、

「苦であることを、
すでに知っていますので」
別に目をそむける必要もなくなります。

真の意味で
「苦を受容」できるようになっていきます。


ちなみに、当カウンセリングで
マインドフルネスをお稽古していますと

うつ病や神経症(不安障害)だけでなく、
「タバコや酒、各種依存症まで治った」
というケースもあります。


それは上記のような
心理学的理論です。

もう苦を理解(受容)していますので、
それに対し、タバコや酒で
目をそむける必要性が無くなる。




最後にまとめます。


頭の中で
苦から目をそらそうとすればするほど、
苦は強くなります。


それは「嗜癖」や、
(しへき:依存するモノなど)

頭の中の「この世は楽園で、
望みは叶い、自分は愛されるべきはずである」
という思想(妄想)も含む。

これらが強ければ強いほど
苦しみは「倍返し」でやってきます。


逆に、苦であるこの世の現実を
受容して生きていますと、
苦は小さくなります。

それがすなわち
「究極のストレス耐性」となります。


ベンゾジアゼピン系、
抗不安薬より効きます。


苦である現実が認められず、

それから目をそらしていても、
心の病は治りません。


苦は「目をそらす・認めない」ではなく、

瞑想の技術を使い、
穏やかに向き合い、
受容すると楽になります。


苦への「新しい関わり方」を
身につけます。



*ちなみに、このプロセスを、
仏教心理学では
「集聖諦」「滅聖諦」「道聖諦」といいます。

それに冒頭の「苦聖諦」を合わせ
「四聖諦」といいます。

(これに関しては長くなるので、
またいつかの機会にお話しします)


人は苦が認められないから
辛いのであって、


逆に、苦を
「認めると」楽になります。


それは究極の「根治」に
向かいます。


これが仏教心理学の
「苦聖諦」という
お釈迦様の理論です。

*このように、
東洋の心理学・心理療法は
西洋的な「いわゆる」心理療法とは

真逆の理論と方法論から
切り込んでいきます。

西洋的な哲学・思想・心理学を
学ばれた方は、
大変なカルチャーショックかと思います。


===============
人間の精神・心の病は
「化学薬品」より

「思想・哲学」の方が
効くこともあります。

===============


抗うつ薬・抗不安薬を
病院に言われるがまま、

何年、何十年服用して、
「治っていない」のでしたら・・

やり方(方法論)変えてみては
いかがでしょうか?



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【2015/12/13 01:51】 | マインドフルネス心理療法とは?     (技術編)
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