マインドフルネス・森田療法を使った、「元うつ病患者カウンセラーによる」新しいタイプのカウンセリング(コーチング)
~~~~~~~~~~~~~~~~~
うつ病と無気力(学習性無力感)

~うつ病の人は、
無気力を学習してしまう~

ゆえに、心理療法にて
治していきます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~



今回は、少し心理学の
理論的なお話をいたします。


少し難しいかもしれませんが、

当ブログは、
心理学や仏教学の難しい学説を、

なるべく、一般の人でも分かるように
砕いてお話ししてまいります。


ゆえに、若干、
オリジナル学説と

違った表現をすることもありますが
ご了承ください。


それでは今回
少し長いですが

お付き合いいただけますと
幸いに思います。




今回は、心理学の世界で

セリグマンの犬」で知られる
有名な実験を紹介いたします。

Seligman&Maier:1967:

(Effects of inescapable shock upon subsequent escape and avoidance responding)
(Failure to escape traumatic shock)


*うつ病と
関連の深い実験です。



=====================

学習性無力感


まず、A・B。
二匹の犬がいます。


Aの犬には、
警告音が鳴ったら
電気ショックが流れる。


ですが、
ボタンを押せば、

電気ショックは
止まる環境に置きます。


Aの犬は、電気ショックが
流れるのですが、

やがてボタンを押し、
止める事を自発的に学習し、

電気ショックを上手に
回避するようになる。




対して、Bの犬は、
電気ショックが流れた時、

何をやっても、
どんな手段を使っても、

電気ショックが
止まらない環境に置きます。


やがて、Bの犬は、
「無力感にさいなまれ」

ただ黙って
電気ショックを受けるようになる。




・・・次に、

先ほどのAの犬を

電気ショックが流れる
装置のついた箱に入れます。


ですが、その隣に
「もう一つの箱」を置き、

そのもう一つの箱は
「安全地帯」にします。


箱と箱の間には、
飛び越えられる高さの
塀を置きます。


そして、
電気ショックが流れると、

やがて、ピョンと
隣の安全地帯の箱に、
飛び移る事を

自発的に
学習するようになります。




はい。次に

Bの犬を
同じ仕組みの箱に入れます。


するとどうでしょうか。


電気ショックが流れても、

「隣の箱に
飛び移ろうという意志もなく」

ただ電気ショックが
流れるがまま、

うずくまってしまいました。。




*(動物好きの方には、こういった実験は、
イヤな内容かと思います。

心理学系の理論書に、およそ掲載されている
論説ですので今回紹介させていただきます。
ご了承ください)

=====================




はい。ざっと概要を
書いてみました。


この実験ですが、

後にセリグマンは、
1980年代に、

このモデルが
人間のうつ病にも適応する
」という

研究結果も発表しました。


*また近年では、この理論が
児童虐待や、いじめなどの問題にも
幅広く使われております。



それは、身体的な
ストレス環境もそうですが、

「精神的なストレス環境でも」


まさに上記
Bの犬のようになってしまい、

「あぁ。私は何をやっても
ダメ人間だ・・・」と

「無力感を学習」してしまい
うずくまってしまうのです。




ここで、元うつ病患者として、
私が付け加えるのは、

精神的なストレス環境は、

何も職場や、
人間関係ばかりではなく、


「自身の頭の中の
ネガティブ妄想・雑念に巻き込まれる事」
(内的世界)も


最大の精神的
ストレス環境かと思います。



うつ病・神経症患者は
実際の職場等のストレスより、

家に帰ってからの
頭の中の独り相撲」が辛い。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
例えば、

「私はなぜ、あんな対応をしたんだ。
私は大バカ者だ」

「私など生まれてこない方が
よかったのでは」

「私は会社に迷惑をかけ、
取り返しのつかない事になってしまった。
ダメ人間とは私の事だ」

・・・などなど。

頭の中で一日中、
ネガティブ妄想に苦しみ悶々とします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



うつ・神経症系の
読者の皆様は

こういった
「頭の中の独り相撲」

思い当たるフシが
あるかと思います。


*私も患者時代は、
起きている時の90パーセントくらい、

こういった思考に執着してしまい、
悶々とし、苦しみました。



毎日、頭の中が
こんな状態にさらされ、

これを上手に対処できる
「心理技術」が無いと・・・

やがて、先ほどの実験の
Bの犬のようになります。


---------------------------------------
「どうせダメなので、
何をやっても無駄だ」・・・と。

人生ずっと、その場に
うずくまってしまう。
---------------------------------------



ちなみに、
脳科学の視点から言いますと、


ラットを使った、これと同じような
実験(A・Bの犬→A・Bのラット)があります。

*weiss.J:1972、
ストレスと疾患における心理的要因

↓(詳細はこちら)
http://shinriryouhou.blog2.fc2.com/blog-entry-977.html



そして、先ほどの
犬の実験のように、

「Aの適切な回避」を
学習しているラットの脳内。


電気刺激を
受け続けたのにもかかわらず・・

ノルアドレナリンの濃度は
「いたって正常」であるのに対し、



Bの無力感を
学習してしまい、

適切な回避行動を
止めてしまったラットは、

脳内ノルアドレナリンの濃度は
「劇的に減少」していました。


ノルアドレナリン
(ノルエピネフリン)は、

抗うつ薬を服用されている方は
よくご存知かと思いますが、

これが減少しますと、
「無気力・ヤル気が無くなり・
億劫になり・だるくなります」



*ただ、このノルアドレナリンも
「モノは加減で」

たくさん出すぎますと、

「悪玉(ストレス)
ホルモンになります」

かえって脳や身体に
ダメージを与えてしまいます。




・・・さて、
話を戻しますが、



では、今回のお話。
ここで終わってしまいますと、

「ええ!?じゃ、
どうすればいいんですか?」

になりますね。



当心理相談所の
プログラムでは、

うつ病・神経症的、
「Bのような無力感を
学習してしまった人達」に


マインドフルネス仏式瞑想や
森田療法、

また、認知行動療法の
心理技術」を使い、


逆に「大丈夫」という

心理学的 学習プログラムを
徹底的に身につけていきます。



------------------------------------
「え!?
何が大丈夫なんですか?」
------------------------------------


はい。それは

うつ・神経症的、
思考・妄想の嵐、

またストレス環境でも、


心理学的技術
(マインドフルネス・森田療法など)を使い、

上手に適切に
クリアできることを


当カウンセラーと
マンツーマンで

一定期間、
訓練していきます。

Aタイプになるよう
「学習」し

メンタルスキルを
身につけていきます。


*この方法は、認知行動療法では
・条件付け
・エクスポージャー(暴露療法)
・森田療法では恐怖突入といいます。




もちろん賢明な
読者の皆様は

説明するまでも
ないと思うのですが、


人の脳の構造は、
そんなに
単純なものではありません。

一日・二日・・短期間で
変わるものではありません。


世の中には、
「うつ病が〇日で治る」を謳う、

自己啓発セミナーや、
カウンセラーを
たまにみかけますが・・


当ブログの読者様は、
智慧がありますので、

こういった類のものに、
騙される事は無いと思いますが、、



この心理学的技術が
浸透するまで

私達、専門家と共に、
一定期間の訓練が必要です。


*少し大変ですが、
ここ(心理療法)で得られるものは、

薬物療法のような、一時的寛解ではなく、
根治にたどり着きます。




辛い時、困った時、

「これがある」という安心感を
身につけていきます。


………………………………………………
ただ・・この世に生きる限り

ストレスの全くない
「完全なる理想郷はありません」

どんな人でも、生きていれば、
必ずストレス
(いわば人生の電気ショック)に
遭遇します。
………………………………………………


ですが、その時、


上記実験のAタイプになるか、
Bタイプになるか、

人生の電気ショック
(苦・ストレス)に、対する

適切な
「心理学的メンタルスキル」を
持っているか、持っていないか

・・・が、カギとなります。



当心理相談所で
行っている心理療法は、

薬物療法とは
「全く違った理論と技術」から
入っていきます。



例えば、
病院に言われるがまま

何年・何十年、ズルズル惰性で
抗うつ薬を飲み続け

「どうせ治らないんだ」・・・と、

「Bパターン(学習性無力感)」に
なるのではなく、



しっかり
心理療法を身につけ、

人生の電気ショック
(苦・ストレス)に健全に対応できる


Aパターンの、
苦難を乗り越えられる

「智慧とメンタルスキルがある人」に
なっていきます。



そして・・・

そんな心理療法的生活を
送っていますと、


やがて脳内神経伝達物質
(ノルアドレナリン・セロトニンなど)の

濃度・バランスも
正常になっていくと思います。

病的な無気力から
脱する事が出来るようになります。


この、うつ・神経症的
「学習性無力感」に対し、

新しい環境に身を置き

(心理療法家に
ついてもらうのも新しい環境)


新しい「条件付け(心理技法)」を
訓練し、身につけていく事により

徐々に改善されていきます。



当活動では、
2004年から、

様々なクライエントさんと共に
歩んできました。

そして様々な人たちが
回復を勝ち取り
巣立っていきました。


必ず人生の苦難は
乗り越えられます。




長文、最後までお読みくださり
ありがとうございました







当心理カウンセリング、
心理療法(マインドフルネス仏式瞑想・森田療法)
お問い合わせ・お申し込みは、コチラからどうぞ。

http://mindfulness-arugamama.com/mail




☆当ブログ・メルマガ・ホームページは
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無断転載・転用(一部引用も含む)は固くお断りします。




【2015/07/24 02:09】 | マインドフルネス心理療法とは?     (入門編)
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