マインドフルネス・森田療法を使った、「元うつ病患者カウンセラーによる」新しいタイプのカウンセリング(コーチング)
「世間虚仮 唯仏是真」
(せけんこけ ゆいぶつぜしん)

これは聖徳太子のことばですね。


「世間虚仮」
世は常に移ろう幻のようなもの。

その現実を正しく見ず
世間は楽しいところだと
思い込めば思い込むほど

現実の「苦しみ」に葛藤し、
ストレスの多い人生を送ります。

そして心の病になります。


もう少し分かりやすく解説いたします。


私達は楽しい事があると、
心地よい事があると、

この楽しさが永遠に続く・・・
というように「錯覚」します。

楽しい、心地よい状態が
「当たり前」だと錯覚します。

しかし、世の中は諸行無常で
移り変わっています。


その楽しい、心地よい状態は
すぐに移り変わり
やがて苦や不快な状態が「必ず」やってきます。

楽しい、心地よい状態に執着すればするほど
そのインパクトが強すぎて、
苦や不快な状態(現実)が来た時に「耐えられなくなる」


現実のところは、この世は苦が多い。
苦が多いのが現実です。


仏教学では
「苦聖諦(くしょうたい)」という言葉があります。

「四苦八苦」

生老病死の根本的な四苦。
愛別離苦:愛するものと別れる苦しみ。
怨憎会苦:イヤな人と会わなくてはならない苦しみ。
求不得苦:求めても得られない苦しみ。
五蘊盛苦:本能的な欲(煩悩)が燃え盛る苦しみ。


この世は「苦」だと深く理解していれば、
いざ「苦」が目の前にやってきた時、

はじめから苦だと知っているから
それほど苦にならない。
どうってことありません。


思想(視点・考え方)を変えると
「苦しみ((ストレス)」に対する耐性がつきます。


逆に迷い多き、俗世間の価値観。
「この世は楽だと錯覚していますと」

いざ苦(現実)が目の前にやっきた時、

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この世は、楽しいところだと「思い込んでいるから」
現実の苦に耐えられなくなり、うつ病になります。

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この世は楽だと思い込んでいるから、
「楽じゃない現実」にストレスがたまり、葛藤し、
生きるのが辛くなっていきます。


よく西洋的な思想や哲学で
「あなたは愛されている存在ですよ」
というものがあります。

その思想はよいのですが、
あまり「愛されているという事に」執着しますと・・

・・・現実はいかがでしょうか?

会社では、それほど愛されていないし、
現実社会では愛されていない事の方が多いです。


「あなたは愛されている」
という思想がこびりついていますと

現実社会で、それほど愛されていない現実に
イライラし葛藤し、不満がたまり
ストレス状態になります。


この世、現実社会は苦が多いし、
愛されない事が多いのが事実であり現実です。


この世は苦だという事を、
よく理解していますと

実際、苦が目の前にやってきても
初めから苦だと知っているから、どうってことありません。


愛されない現実が
目の前にやってきても

愛は自分の思い通りにならないという事を
深く知っていますから、どうってことありません。



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「少欲知足」(しょうよくちそく)

でもね。この世は苦であって、
愛も思い通りにならないという現実を知った上で、

ちょっぴり楽しい事や、愛される事がありますと
普段「当たり前のように享受していた、
人の情けや愛情が」
とてもありがたいものになります。

とても小さな親切や愛に
気付けるようになります。

とても小さな親切や愛情で
心が満たされるようになります。

======================


現代は物やサービスが溢れ、
過保護に育ち、

過剰にサービスされて当たり前、
楽なのが当たり前、愛されて当たり前・・・

という感覚になっているかと思います。


それで、最高のサービスを受けられない、
愛されない、楽じゃないという「現実」を突きつけられますと
たちまちストレス反応し疲れ果てます。

モンスターペアレントやクレーマー、
新型(現代型)うつ病はその典型ですね。
*新型(現代型)うつ病は、普通のうつ病の「自虐性・内省的」と違い、
「他罰性」の特徴がみられ、時にクレーマー的になる事もある。

(この人達は、愛されるのが当たり前、楽なのが当たり前、
親切にされて当たり前の価値観に執着している方達です)


この世は苦であり、
愛も思い通りにならないという「事実」を
しっかり受容して生きていますと

逆に「ストレス耐性がつき」

ちっとやそっとの苦(ストレス)がやってきても
動じなくなっていきます。



仏教哲学的な生き方は
抗うつ薬・抗不安薬より効くかもしれませんね。




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【2010/09/13 08:08】 | 心の病  「禅カウンセリングの視点」
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