マインドフルネス・森田療法を使った、「元うつ病患者カウンセラーによる」新しいタイプのカウンセリング(コーチング)
哀しいかな 哀しいかな
哀れが中の哀れなり

悲しいかな 悲しいかな
悲しみが中の悲しみなり

哀しいかな 哀しいかな 
また哀しいかな

悲しいかな 悲しいかな 
重ねて悲しいかな

悟りを開けば
この世の悲しみ驚きは

すべて迷いが生み出す
幻にすぎないことはわかっています

それでもあなたとの別れには、
涙を流さずにはいられません


*弘法大師 空海さまの
お弟子さんが亡くなった時の願文です。

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さて、今日のお話は

女の子のカウンセリングでよくある、
恋人と別れ、うつ状態に
なっているケースを挙げます。


当カウンセリングにいらっしゃる方々は、
うつパパ・うつママ世代が多いのですが、

たまに高校生・大学生の
男の子・女の子がみえます。

(若い子でこのブログを熟読し、
仏教哲学・マインドフルネス・森田療法の世界観が
理解できるのは尊敬に値しますが)


当カウンセリングに
いらっしゃる方は基本、

うつ・神経症的気質の方ですので

恋人との別れなど
大きなトラブルに遭遇すると

うつ状態・パニック症・
過呼吸・自殺念慮など

心理症状が起こりやすい方が
多いかと思います。


その中でも
マインドフルネス仏式瞑想が
中級くらいの方でも・・

やはり大好きだった
恋人との別れは辛いものです。


今日は、この悲しみについて
考察してまいりましょう。


悲しみ・・・

この悲しみを何とかしようと、
もがくから
余計苦しむ訳であって

悲しい時は
悲しみの中にいるのが
最良の特効薬です。


その悲しみを
何とかしようということは、

「悲しい」という『事実』を否定しようと・・
無理やり無きものにしようとしている。


しかし、いくら頑張ったって
「悲しい」という事実が
そこにあるわけですから

気分が自分の思い通りにならない事に
余計苦しみが増します。

悲しみは何ともならない。

ゆえに、まず
マインドフルネス仏式瞑想で一坐りし、
悲しみという「現象」の中にいること。


今、外で大雨が降っているとします。


今、外で降っている雨を我(が)の力で
あなたの「自己都合」で
雨を止める事が出来ますでしょうか?

不可能です。


雨が降っていたら、
みんな傘をさしたり

カッパを着たり、
どこかで雨宿りしたり、

みんな雨の中を
過ごしていきます。

誰も「雨を止めようとはしません」
雨の中をそれぞれ生きていきます。


大切な人と別れ「悲しい」なら
「悲しいという雨の中」を生きていきます。

その雨は
しばらく降りますよ。


しかし雨が
いつまでも降るわけじゃなく

また自然現象で
「晴れていきます」

~『逆に言いますと、その”晴れるのを”
我(が)の力で止める事はできない』~



これが私が
皆さんと一緒に坐り、瞑想し、

いつも無言で
指導していること。


--------------------------------------

雨の日は
雨の中を

晴れの日は
晴れの中を

鬱の日は
鬱のまま

気分が良い日は
気分が良いがまま

日日是好日
鬱鬱是好日

--------------------------------------


自然現象である
雨や晴れ(気分)を

己の我(が)の力で操作できると
勘違いしていると

(当たり前ですが)
操作出来ない事にイライラし、

うつ病になるほど苦しみます。


辛い時ほど
マインドフルネス仏式瞑想で

我(が)を緩め、
「わたくし」を放棄し、


晴れの日は晴れの中を
雨の日は雨の中を

「自然現象に身をゆだねます」


~「自然に服従し、境遇に従順なれ」~
(森田療法のことば)



よくあるコテコテの
失恋対処法のように

「ポジティブに考えよう!」など
やらなくてよい。

不自然です。


それは雨が降っているのを、
自己都合で

気象を変えようとするほど
バカげている。


そもそも愛する人と別れて
地獄の底に落ちている方が

「ポジティブに考えよう」として
ポジティブに考えられるのですか?

無理でしょうに。
不可能なことはやらなくてよい。


仮に強引に
ポジティブに考える事に成功したとしても
それは心理学で言う「抑圧」になり

一見ポジティブになったように
「みえますが」

実は潜在意識下に強引に、
無理やり押し込めただけ。

意識、無意識2

その押し込めてしまったマグマは
時間を置いて浮上します。
(数時間・数日・・数ヵ月後)
意識、無意識3

そのエネルギーはすさまじく
「苦しみの倍返し」になり、

余計ひどい心理症状・もしくは
謎の身体症状になって現れます。


ゆえに心理学的に健全な形
その悲しみと「関わっていきます」

抑圧しない関わり方。


当カウンセリング・
お稽古で身につけた

仏教の智慧、
マインドフルネス仏式瞑想の技術を使い

ただ雨の中に
身をゆだねてください。

そしてその雨を
ただ自然現象として

客観的に観察してみてください。


わたくし、我を放棄し、
ただ客観的に観察すると

それはただ移り変わる
自然の法則(諸行無常)が
そこにあります。


瞑想中、少しでも
「我・わたくし・エゴ」が混入しますと

「あぁ。この悲しみは永遠に続く。
彼と別れるのなら死んだ方がいい!」

という智慧(ちえ)の無い発想に発展します。


そして、うつ・神経症的な
気質の持ち主は

たちまちいつもの、
うつ病・神経症症状が発動
します。


基本的に
うつ病・神経症的な気質の方は

我(が)が強く、執着が強い

(それは本人が
意識できていない無意識下、
「潜在的なもの」も含む)


それゆえに
心理学で言う(主に気分に対する)
「コントロール願望」が強く、

それゆえに人生苦しみます。


そこの部分は
抗うつ薬・抗不安薬では
根本的に治療できません。

うつ病・神経症(不安障害)の
「根本的なところ」は

薬で何とかしようという・・・
「そういった問題ではない」

原因はそこじゃない。


薬物療法を何年・何十年続けられて
行き詰っている方は

心理療法を導入してみると
道が開けるかと思います。


心理療法は薬物療法と
「全く違った角度」から、

うつ病・神経症(不安障害)に
アプローチしていきます。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
*ただし誤解のないように。

薬は発症したての
急性期~数ヵ月くらいの回復期は非常に有効。
(もしくはそれに準ずる、ひどい精神状態の時)

その時期は、精神混乱状態になっていますので、
心理療法が出来ない。

一旦物理的な力、薬で正気に戻し、
それから「心理療法に繋げます」

抗うつ薬・抗不安薬などの薬は
「危ない状態の緊急避難として」は非常に有効です。
その点は心理療法より優れています。

ゆえに薬で安定しましたら、それに並行し
心理療法を導入します。

(薬物療法に関しては
医師の管理のもと正しく行いましょう)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


はい。今回のお話は

女の子でよくある
恋バナ系悩みを挙げましたが、

これは、人生のどんな苦しみにも
当てはまる事かと思います。
(特にうつ・神経症的な方は)


マインドフルネス仏式瞑想・森田療法的
新しい生き方・考え方を
ここでしっかりインストールしますと

人間として生きる上で
基本的な苦しみ(*四苦八苦)は
無くならないが・・・

----------------------------------------------
人生の
「余計な苦しみ」は激減します。

----------------------------------------------

その副産物として
うつ病・神経症(不安障害)も
治っていきます。



*四苦八苦とは?

生・老・病・死
愛別離苦(愛するものと別れる苦しみ)
怨憎会苦(嫌な人と会わなくてはならない苦しみ)
求不得苦(求めても得られない苦しみ)
五蘊盛苦(本能的な欲望が燃え盛る苦しみ)

の合計8つ




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【2014/12/15 01:55】 | うつ病
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