マインドフルネス・森田療法を使った、「元うつ病患者カウンセラーによる」新しいタイプのカウンセリング(コーチング)
「うつ病は、寛解ではなく克服(根治)」
~克服すると、どういう世界になるか?~



今日のテーマは非常に重要です。

うつ病や神経症(各種不安障害)が「治る・克服」を
歪んでとらえている方が多いかと思います。

今日のお話は、
「うつ病・神経症克服者の視点」と
「現役心理カウンセラーの視点」から
論じてまいります。


例えば、うつ病の克服を

こんな感じでとらえてしまっている人が
いるのではないでしょうか?


☆「うつ病が治ると、毎日が絶好調で
何の悩みも苦しみもなくなるんだ!」


「もう一生気分の落ち込みはなく、
一生ハイテンションになるんだ!」・・・と。



当クライエントさん(受講生)や読者様は、
こういった「智慧(ちえ)の無い発想の人はいない」と信じます。
・・・が、一応解説いたします。


まず、結論から言いますとありえません。

また、上記☆印のような発想は、
カルト宗教や危ない思想団体が
よくキャッチフレーズにしている文言かと思います。

逆に言うと、上記☆印の方が本当にいたら
それは
「重篤な躁(そう)病」であり「重度な精神疾患」です。
生物学的に異常な状態なので、
ただちに入院された方がよいです。


・・・そうではなく、うつ病を克服しても
「この世に生きる限り、悩みや苦しみはあります」

たとえ仏式瞑想で、悟りを開いた方がいたとしても
「この世に生きる限り、気分の浮き沈みはあります」

これを深く理解し
真に受容しきった方が「健全な治った人」です。



例えば、どこか「現状から逃げたい・・」みたいなものを
深層心理に引っかかっている方は

上記☆印のような「幻想」を持ちます。
*(そして人の弱い心を狙うカルト宗教や、
うつ病が〇日で治るセミナーなど、詐欺師の餌食になります)


そうではなく、たとえ鬱病を克服しても
「毎日パーフェクトに気分がよいのは、ありえないんだ」
という事が「ストン」と落ちますと、

現状を逃げずに「受容する心」が育ちます。


自分の中の「悪いものも(陰)、善いものも(陽)」
あるのは事実なんですから

それを徹底受容すると、本当の意味で
「生きるのが楽になっていきます」



毎日気分の浮き沈みは
生きている限り、

肉体がある限り、生物学的にあります。
当たり前のことです。

その気分の浮き沈みに
極端に神経質になることなく、

気分が沈んだ日は、気分が沈んだまま
気分が良い日は、気分が良いがまま

当たり前に生きていく事
出来るようになった状態が
「うつ病が真に治った状態」


しかし、うつ病の渦中にいる方や
慢性的な不幸感にいる方は、

生物学的に
どうしようもない事(生命活動のシグナル)である
「気分の浮き沈み」に対し、

極端に「神経質」になった状態。

そして「少しでも気分の波が来たら、
常にMAXな気分でいようと・・

毎日気分をよくしようと・・・

あり得ない不可能なあがきをして、
結果が得られない焦燥感に疲れ果てる」

その状態を「うつ病」や
「神経症(不安障害)」といってもよいでしょう。


ゆえに、こういった心の病は
「思想・認知(モノのとらえ方)の問題」が
強いと思います。

実際、現実の話、こういった問題に
「抗うつ薬」飲んで根治しませんね。

また、「いつも心地よく幸せでいましょう!」系の
心理療法やっても、数日したら「元の木阿弥」でしょう?




ただ、俗に言う「脳の病気説」

これは正しいが、脳の病気は「結果」の話です。
この問題は、結果より
「プロセスを読み対処する」ことが大切かと思います。


①それは今回のお話のような「思想や信念、
認知のゆがみなど」により


・外には業務や人間関係のトラブル
・内には自身の心から湧き起る想念へのトラブル
などにより、とても生き辛く・・・毎日が疲れ果て、

③必要以上のストレス反応により
異常なストレスホルモンを「慢性的に」出し、

④脳神経の働きが悪くなったり、
神経伝達物質の伝達・分泌異常などを起こし

⑤結果「脳の病気」になり

⑥個人個人の生育歴・環境・気質などの違いにより、
うつ病と出る人もいれば、神経症(各種不安障害)、
統合失調症、謎の身体症状(MUPS)などなど・・・

様々な心理症状を出します。




少し話がそれましたので、
今日のメインテーマに戻りますと、

冒頭の「☆印」のように、
うつ病を克服すると、毎日が絶好調!ではなく・・・
(これこそ思想・認知の歪みの究極系です)


うつ病や神経症を克服しても

毎日の地球の気象のように、
晴れの日もあれば、雨の日もある。

普通に気分の浮き沈みはあるが
気分の浮き沈みという自然現象に対し
「極度に神経質にならない状態」

また「毎日、完璧に気分がよくなければいけないんだ!」という
(うつ病者独特の認知の歪み「100か0か。完璧思考」)
とらわれが無くなった状態。


この状態が真の「克服・根治」です。

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気分の浮き沈みはあるがあるがまま、
気分の浮き沈みという自然現象に対し
「極度に神経質にならない状態」


また「毎日、気分がよくなければいけないんだ!」という
とらわれ
が無くなった状態。

-------------------------------------------------------------

真にこの状態に入りますと

「気分が良い・・・という単なる情動の反応」
(大脳辺縁系:原始脳による)低次元なものを超越した


「あるがまま(真の幸福)」というものになります。


この状態になると、

・・・抗うつ薬や抗不安薬いるんですか?
もう要らないでしょう。


====================

煩悩があるがまま
気分の浮き沈みがあるがまま
「うつ病が根治します」

不安があるがまま
「神経症(不安障害)が根治します」



*日本古来の伝統的心理療法である
森田療法では、この状態を
「煩悩即菩提」(不安即安定)といいます。

*この状態は、たぶん言葉や文字で説明しても
分からないと思います。
ゆえに専門家についてもらい、マインドフルネスを
お稽古し身体で理解します。

====================


神経伝達物質が!脳の病気が!という
近視眼的かつ「無知な療法」ではなく・・

*現実の話、薬物療法で根治に至らないでしょう?
薬物療法で至る境地は、
再発の危険性を大いに孕んだ「寛解(かんかい)」です。
(薬で一時的に、脳がハイになった状態)


森田療法マインドフルネス
「次元が違う」という事です。

(第三世代の最新式の認知行動療法)


*ただし、いつも言っておりますが、薬物療法は
急性期・回復期、その他の状態でも、とても辛い時は必要。
安易に断薬するのではなく
「心理療法(マインドフルネス)の技が育ってから減薬・断薬」が望ましい。




最後にまとめます。

実は、健常者でも

「気分の浮き沈みは、
”うつ病者同等”にあります



え!?
ではなぜ、健常者は病気にならないんですか?


それは健常者は
「毎日の気分の浮き沈みや、
毎日の微妙な心地よさ悪さに(少しは右往左往されますが)
そこまで病的に神経質にならないから」です。


また、うつ病を克服(根治)しても
生きている限り、
普通に気分の浮き沈みはありますよ。

ですが「病気」にはならない。


それが健常です。


マインドフルネスという
世界に類のない心理療法は「そこに導きます」


十牛図10
(イラストは十牛図の10番目)


うつ病・神経症克服とは
バリバリの
スーパーマンになる事じゃなく

「聖なる凡人」になること

(うつ病・神経症者は、どこか「毎日絶好調でなければ!」のような
パーフェクトな、完璧なるものを求めているケースが多い。
そして実現しないので疲れ果てる)


普通に気分の浮き沈みがあっていい
ただし、そこに執着しない

あるがままの
普通の人間になること





「当心理カウンセリング・心理療法のホームページ」
お問い合わせ・お申込みもコチラからどうぞ。

http://mindfulness-arugamama.com/


【2014/09/22 09:33】 | うつ病、神経症の「思考パターン」
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