マインドフルネス・森田療法を使った、「元うつ病患者カウンセラーによる」新しいタイプのカウンセリング(コーチング)
以前、お話ししました、
森田学説(森田療法)の「ヒポコンドリー性基調」

http://shinriryouhou.blog2.fc2.com/blog-category-81.html

これは、うつ・神経質的な「気質」の事である。


-----------------------------------------------------------

この気質(素因)がある人で、
「然るべき心理学的技術(メンタルスキル)を持っておらず」

一定条件下にさらされますと
うつ病や神経症(不安障害)を発症しやすくなります。


-----------------------------------------------------------


仏教心理学(哲学)では
因果の法則というものがあります。

「原因(因)+縁(諸条件)=結果(果)」

この世界の物理法則・精神的な法則も
全てこの(科学的)法則に従っております。

↓ここは前回お話しいたしました(うつ病は空なり2)
http://shinriryouhou.blog2.fc2.com/blog-entry-1071.html

*(原因諸条件が加わって結果となる。
お釈迦さんが提唱したものですが、よく考えてみると
当たり前のことを言っているだけです)


これを鬱病・神経症(不安障害)に当てはめますと


① 気質(因)+環境・特定の心理パターン(縁)=うつ病・神経症(果)

② 気質(因)+環境・特定の心理パターン(縁)+「心理学的スキル」(縁)=病気にならず(果)



*「心理学的スキル」(コーピングスキル)を混ぜ合わせると、
心に化学反応が起き、うつ病・神経症的人生に
コペルニクス的大転換が始まります。


*特定の心理パターンとは?
↓(うつ・神経症的、認知のゆがみ)
http://shinriryouhou.blog2.fc2.com/blog-category-28.html



ですのでよく、
〇〇が悪い・・・
〇〇のせいでうつ病になった・・・と
主張される方に(上記①モデル)

ではなぜ、それに対応する
脳科学・心理学的スキル(メンタルスキル)を身につけないんですか?
訓練しようとしないんですか?

と質問を投げかけます。


病院の薬物療法は即効性があり、
現在の辛さを軽減します。
(現在とても辛い方は、大いに使った方がよい)

しかし、それは上記①モデルの「果」のところ
物理的に、一時的に対応する方法論で根治には至らない。

*(実際、世の人々を観察すると根治に至っていないでしょう?
薬物療法でたどり着く境地は、再発の危険性を孕んだ寛解です)


したがって、
「薬物療法で一時的にモチベーションを上げ」

「心理療法に繋ぐ」

が正しい方法論かと思います。



私達、心理士(心理療法家)が介入するのは
「因+縁=果」の
「縁」のところにアプローチをかけます。

「縁」を変えれば、そのまま「結果」(果)が変わります。



さて、上記図式で

1、変えられるもの
2、変えられないもの

を仕分けしましょう。



まず、「因」(気質:ヒポコンドリー性基調など)

これは変えられません。
持って生まれた先天的なもの。大切な個性です。
(これ自体悪いものではない。冒頭のリンク参照)



また、外部からやってくる刺激も「因」です。

これは変えられるものと
変えられないものがあるかと思いますが、

ほとんどの場合、
自分の都合の良いようには変えられません。
(この世に理想郷や
パーフェクトな職場は無いのが事実・現実です)

*これを仏教心理学で、求不得苦(ぐふとくく)と言います。


会社勤めしていれば、
必ずイヤな上司や、イジワルお局など
どこの職場に行ってもいます。

どこのママ友サークルでも、
イヤなママさんは「必ず」一人はいます。

*これを怨憎会苦(おんぞうえく)といいます。


また生きていれば、どれだけ気をつけていても
どこかから悪口を言われたり、

近しい人に不幸がある事もあります。
愛する人ともいつか「必ず」別れがある。

*愛するものと別れる苦しみ。
これを愛別離苦(あいべつりく)といいます。


これらは生きている限り、避けられない。
必ずやってきます。

つまり外部からの「刺激」は、ほとんどの場合
変えられない要因です。



「縁」の部分をみていきます。

まず、環境はグレー。
(変えられることもあるし、変えられないこともある)

その人の経済・生活状況などにより、
仕方なくその環境(職場等)に身を置かなければ
ならない時もある。

もちろん変えて支障が無いならば
変えるのも一つの手です。



もう一つ、縁の「特定の心理パターン」

これは後天的学習・トレーニングにより
「”変えられます”」(努力が必要ですが)

*特定の心理パターンに、
「心理学的スキル」を混ぜ合わせると、
心の化学反応が起こり、精神の病気になりにくくなる。
(その脳や心理のカラクリは、
当ブログ約800ページの中で多々語っております)

☆これがその人の「一生使える精神的財産」、
「メンタルスキル」になります。




特に「因」(うつ・神経質的気質)を持っている方は、
これ(メンタルスキル)を持っていないと、
一生抗うつ薬のお世話になってしまいます。

また、人生の行く先々で、
「ちょっと辛い事があっただけで」
すぐうつ病・神経症を発症してしまいます。




当心理相談所で
見事社会復帰(回復)される方が多いのは、

あらかじめ当ブログテキストで学習している方。

「冒頭の①②の図式」を理解できている方が
いらっしゃるからです。あとは話が早い。
淡々とお稽古していくだけです。


そして社会復帰を勝ち取って、
早くこの心理相談所を去っていただければOK。
あとはご自由に幸せ掴んでください。


*そのまま友人(心の病に打ち勝った戦友)になってしまう方も
多々いますが。
(よく元クライエントさんと食事に行く事もあります)


私も、元うつ病・神経症(強迫性障害)患者として
地獄の苦しみはよく知っております。

ゆえに今、
苦しみの渦中にいる方々を応援します。



「当心理カウンセリング・心理療法のホームページ」
お問い合わせ・お申込みもコチラからどうぞ。

http://mindfulness-arugamama.com/


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【2014/09/14 13:09】 | マインドフルネス心理療法とは?     (理論編)
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mgm
山中先生、こんばんは。

わかりやすい復習記事、ありがとうございます。

昔は、、
「人を変えようとするな!自分が変われ!」という根性論が横行していました。もちろん間違ってはいないのですが。

カエルでもないのに、カエル泳ぎをしたり。
ネコでもないのに、木に登ってみたり。
人気のあるクラスメイトを、真似てみたり。

「変わり方」を知らないのに
いま思うと、涙ぐましい方向違いの努力をしてきました。

で、もちろん上手くいかない。

そんな頃、「ありのままのあなたでいいのよ」と、ささやかれ、原始脳フルスロットル。


マインドフルネスお稽古中ですが、まだまだ上手くいきませんが、同じくお稽古中の仲間を応援!の気持ちいっぱいです。

これからも、ブログ楽しみにしています。

P.S.「覚醒すると、一瞬にして餓死」脳って、スゴイですね。

Re: mgmさんへ
ショウセイ
コメントありがとうございます。

> 「人を変えようとするな!自分が変われ!」という根性論が横行していました。もちろん間違ってはいないのですが。


そうですね。
その「自分が変わる」という理性的な真理を、自分の潜在意識のパターンに
上手に導入していく事が肝心かと思います。

根性論や義務ですと、拒絶反応しますので、
「ストン」と自身が納得しますと、潜在意識が受け入れ開始します。


自分は何も変わらず、他人を変えようとする生き方は、
自身のエゴで、思い通りになるという錯覚的な生き方であり、

苦しみの生き方でしかないと思います。
現代型うつ病の典型的パターンです。


「自分の心(認知パターン)が変わると世界は変わります」
「不幸だと思っていた人生が、視点を変え、
認知パターンを変えるとハッピーになります」


人は他者から言われると拒絶しますので、
自身の潜在意識に、自分で上手に納得させていきます。


> カエルでもないのに、カエル泳ぎをしたり。
> ネコでもないのに、木に登ってみたり。
> 人気のあるクラスメイトを、真似てみたり。
> 「変わり方」を知らないのに
> いま思うと、涙ぐましい方向違いの努力をしてきました。
> で、もちろん上手くいかない。
> そんな頃、「ありのままのあなたでいいのよ」と、ささやかれ、

そうですね。変わる努力をしっかり行い、
それでも不可抗力的に変わらなければ受容する。

ラインホールド・ニーバーというクリスチャンの方の詩で、
よく心の病、自助グループ(患者の会)で歌われている歌があります。


「変えられる事を、変えていく勇気を
変えられない事を、受け入れる落ち着きを
そして”二つの事を見分ける賢さを”」



>原始脳フルスロットル。

ははは。原始脳(大脳辺縁系など)は
前頭前野(理性)の管理下に置いておかないと制御不能になり
心の病になってしまいます。

心理療法を使い、原始脳の暴走を
客観的に監視していてください。


> マインドフルネスお稽古中ですが、まだまだ上手くいきませんが、同じくお稽古中の仲間を応援!の気持ちいっぱいです。
> これからも、ブログ楽しみにしています。

はい。ありがとうございます。
精進を続けてまいりましょう(合掌)


> P.S.「覚醒すると、一瞬にして餓死」脳って、スゴイですね。

先日の講義のお話ですね(笑)
覚醒といいますか、五感から入る情報を全て厳密に情報処理すると
脳はパンクします。

ゆえに私達の脳は、わざと盲点をつくり
必要な情報だけ認知しています。

つまり私達の脳は、要領よく、上手に手を抜いて
ボチボチやっているという事です。

それではまた。



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コメント
この記事へのコメント
山中先生、こんばんは。

わかりやすい復習記事、ありがとうございます。

昔は、、
「人を変えようとするな!自分が変われ!」という根性論が横行していました。もちろん間違ってはいないのですが。

カエルでもないのに、カエル泳ぎをしたり。
ネコでもないのに、木に登ってみたり。
人気のあるクラスメイトを、真似てみたり。

「変わり方」を知らないのに
いま思うと、涙ぐましい方向違いの努力をしてきました。

で、もちろん上手くいかない。

そんな頃、「ありのままのあなたでいいのよ」と、ささやかれ、原始脳フルスロットル。


マインドフルネスお稽古中ですが、まだまだ上手くいきませんが、同じくお稽古中の仲間を応援!の気持ちいっぱいです。

これからも、ブログ楽しみにしています。

P.S.「覚醒すると、一瞬にして餓死」脳って、スゴイですね。
2014/09/16(Tue) 19:29 | URL  | mgm #-[ 編集]
Re: mgmさんへ
コメントありがとうございます。

> 「人を変えようとするな!自分が変われ!」という根性論が横行していました。もちろん間違ってはいないのですが。


そうですね。
その「自分が変わる」という理性的な真理を、自分の潜在意識のパターンに
上手に導入していく事が肝心かと思います。

根性論や義務ですと、拒絶反応しますので、
「ストン」と自身が納得しますと、潜在意識が受け入れ開始します。


自分は何も変わらず、他人を変えようとする生き方は、
自身のエゴで、思い通りになるという錯覚的な生き方であり、

苦しみの生き方でしかないと思います。
現代型うつ病の典型的パターンです。


「自分の心(認知パターン)が変わると世界は変わります」
「不幸だと思っていた人生が、視点を変え、
認知パターンを変えるとハッピーになります」


人は他者から言われると拒絶しますので、
自身の潜在意識に、自分で上手に納得させていきます。


> カエルでもないのに、カエル泳ぎをしたり。
> ネコでもないのに、木に登ってみたり。
> 人気のあるクラスメイトを、真似てみたり。
> 「変わり方」を知らないのに
> いま思うと、涙ぐましい方向違いの努力をしてきました。
> で、もちろん上手くいかない。
> そんな頃、「ありのままのあなたでいいのよ」と、ささやかれ、

そうですね。変わる努力をしっかり行い、
それでも不可抗力的に変わらなければ受容する。

ラインホールド・ニーバーというクリスチャンの方の詩で、
よく心の病、自助グループ(患者の会)で歌われている歌があります。


「変えられる事を、変えていく勇気を
変えられない事を、受け入れる落ち着きを
そして”二つの事を見分ける賢さを”」



>原始脳フルスロットル。

ははは。原始脳(大脳辺縁系など)は
前頭前野(理性)の管理下に置いておかないと制御不能になり
心の病になってしまいます。

心理療法を使い、原始脳の暴走を
客観的に監視していてください。


> マインドフルネスお稽古中ですが、まだまだ上手くいきませんが、同じくお稽古中の仲間を応援!の気持ちいっぱいです。
> これからも、ブログ楽しみにしています。

はい。ありがとうございます。
精進を続けてまいりましょう(合掌)


> P.S.「覚醒すると、一瞬にして餓死」脳って、スゴイですね。

先日の講義のお話ですね(笑)
覚醒といいますか、五感から入る情報を全て厳密に情報処理すると
脳はパンクします。

ゆえに私達の脳は、わざと盲点をつくり
必要な情報だけ認知しています。

つまり私達の脳は、要領よく、上手に手を抜いて
ボチボチやっているという事です。

それではまた。

2014/09/17(Wed) 09:49 | URL  | ショウセイ #-[ 編集]
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