マインドフルネス・森田療法を使った、「元うつ病患者カウンセラーによる」新しいタイプのカウンセリング(コーチング)
<前回からの続き>


精神科領域の「診断」は
ほとんど科学的根拠が無い。


外科や内科領域では

例えば腫瘍があれば、その部分を切り取り
「病理検査」をし、組織・細胞レベルまでチェックし
診断を確定します。

それはまさしく目に見えるもの、
診断が間違い無いでしょう。
疑う余地がほとんどありません。


しかし、精神科領域の病気は
「目に見えないもの」です。


腫瘍を切り取って病理学的検査も出来ない。

精神科の病気の確定は、あくまで患者本人の
「自己申告」がほとんどです。

↓(自己申告の脆弱性については、前回のお話参照)
http://shinriryouhou.blog2.fc2.com/blog-entry-998.html



パニック障害など「分かりやすいもの」は
疑う余地がありませんが、

非定型うつ病、双極性障害Ⅱ型、
何らかのパーソナリティ障害、適応障害、
気分変調症、統合失調症(の”陰性症状”)など・・

特に上記のものは、プロの目からみても
見分けがつかない事もありますし、
「確固たる科学的根拠」が無い。

(目に見えないものですので、何とでも解釈できてしまう)
(例えば転院をたくさんしている人は、
行く先々で病名がコロコロ変わるケースもあります)



これらの診断は
「あくまで仮説の領域だという事。

そして安易に診断をつけてしまうと
中には暗示にかかりやすい人もいます。

「本当にその障害に”なろうとする”」



ゆえに精神科医の皆様は
安易に診断をつけるのをやめてください。

(怪しいケースは「ぼかして」言ってください。
患者さんが鵜呑みにしてしまいますので)


*ただ、休職や自立支援の申請などで
「事務的に」診断名が必要な時もあります。

そういったケースの場合、
患者側はそれら申請のためつけられた
あくまで事務的な診断名であり、仮説である・・
という事を客観的に観ていてください。



間違っているかもしれない「仮説」を
強烈に定説と思い込み、
ちゃんとした対処が出来ないケースもあります。


向精神薬を何年・何十年飲み続け・・
回復の兆しもみられない方もいます。


何が言いたいかといいますと、
精神科領域は科学的に
立証不可能な診断が多い
ので

(もちろん何でもかんでも、疑ってかかるのではなく)

精神科医の言う事は「仮説」という事で
「参考までに」しておくこと。



もし診断名がつけられたら
自分の診断名と「類似する」病気の本を
たくさん読み、しっかり客観的にチェックします。

心の病に対する智慧を、自分で身につけること。
自分の人生ですから。
他人(医師)に丸投げしないこと。

自分の身を守るのは自分、
「賢い患者になってください」



心理学では
物事を正確に観る目を養います。



☆弁証法を少し紹介します。


「テーゼ(定義)」に対し、
それを粉々に粉砕するほどの考えや
説をぶつけ「アンチテーゼ(反定義)」

それらを「公正中立に」混ぜ合わせ、
「ジンテーゼ(高度な視点)」が生まれます。

これらのプロセスを「アウフヘーベン」と言います。


「テーゼ(正)」+「アンチテーゼ(否)」=「ジンテーゼ(合)」


「アウフヘーベン」



例を挙げますと
「あなたは〇〇障害です」(テーゼ)と
精神科医に言われましたら

その精神科医の「仮説」を
打ち消すような科学的な説や考え方。
また高度な論点をぶつけます。
「もしくは診断名に似通った、その他の障害を、
国内・海外の様々な精神医学・心理臨床などの本を読み調べ上げます」
(アンチテーゼ)

これらを自分の頭の中だけですと、視野が狭くなるので、
心理カウンセラーなど高度な話が出来る人と議論し、

「高度な限りなく正解に近い答え・視点(ジンテーゼ)」

「アウフヘーベン」が生まれます。


*心理カウンセリングというものは
「ジンテーゼ(アウフヘーベン)」を作る心理作業です。



これが精神科医に
変な病気にされないコツです。

またこういった思考をする方は
おかしなものに騙されませんし、
限りなくクリーンな選択が出来るようになります。

当然、心の病を「本気で治すため」
何を選択すればよいか・・も
自ずと観えてくると思います。


*ただし、注意点は友人などに
やたらこういった議論を吹っ掛けますと
確実に嫌われますので、角を立てないように・・
「こっそり」上手に行ってくださいませ。

*あと弁証法は、あんまりやりすぎますと疲れますので
ボチボチやってください。



最後にまとめますと、他人の言う事を
愚直に鵜呑みにするのは止めましょうという事です。

また精神科医を無条件で
「信仰」するのは止めましょう。

彼らも間違いも起こす「人間」であり「神」ではない。

*それはカルト宗教の教祖(詐欺師)を信仰するのと
同じ心理システムかと思います。


そういった思考パターンこそ、
人生トラブルだらけになり

ストレスにより脳の病気になる
「認知(モノのとらえ方)の歪み」かと思います。


禅僧の一休さんも
いわば弁証法の達人ですね。

一休さん
(一休禅師)

禅や仏式瞑想を行っている人は、
自然にこういった
科学的・論理的思考が出来るようになります。


ちなみに余談ですが、第3世代の認知行動療法、
マインドフルネスの一派で
「弁証法的行動療法」という分野もあります。

*伝統的マインドフルネスは、
それらの要素もすでに体系化、オールインワン
パッケージされています。



はい。
だいぶ前置きが長くなってしまいました。

前回の予告のところ
心理学的なポイントを
お話するのを忘れていました。
次回お話しいたします。

(もう一回続き、おしまいにします)


「賢く強い患者になりましょう」
~進撃の患者~


<続く>


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【2014/05/13 03:00】 | 元患者の視点
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