マインドフルネス・森田療法を使った、「元うつ病患者カウンセラーによる」新しいタイプのカウンセリング(コーチング)
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長年の心の病。
自分の深層心理から目をそらすと、
かえって問題はこじれます。
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心理学では
「心理防衛機制」という考え方があります。


今回のコラムは、
この「心理防衛機制」を、いくつか例を挙げ
紹介してまいります。


これを読むことによって、
今まで薬物療法で解決しなかった問題が

少しずつ解決していく
兆しが出てくるかもしれません。


セルフカウンセリング・セルフコーチングとして
活用してみてください。

よろしくお願いいたします。



さて、この心理防衛機制

当ブログでよく出てくる言葉ですが、

例えば、とても辛いことがあった時、
受け入れがたい事があった時、

それを無意識の中に
グーッと押し込んで
意識、無意識2

強引にフタをして、抑え込み、

無かったことにしたり、
見て見ぬフリしたりします。

*ちなみにこれを
本人は「無自覚で」やっています。
本人も気づいていません。


これは一番スタンダートな
心理防衛機制で「抑圧」といいます。


ですが「それ」はまた、
時間を置いて

意識の世界に顔を出し
噴火します。
意識、無意識3

「それ」は精神に出るケースと
身体に出るケースがあります。

人によって出方は様々。


例えば、病院で科学的検査をして
異常がないのに、
身体に謎の痛みや不快感が出る・・・

それは上記の心理学的問題が多い。

*精神に出る場合は
うつ病・不安障害などの、いわゆる心の病。


身体に出るか、精神に出るかは
人それぞれ。




また例えば、

何か困難に遭遇した時、
物事を遂行していく力が無い自分を
認めたくなくて

「どうせこれやっても
〇〇の理由で意味がないでしょう」と、

屁理屈をつけて
出来ない事を強引に
正当化しようとしたりします。

これを「合理化」といいます。


心理学の世界で、
合理化を説明するのに
よく例えられるのが、

イソップ童話の、
「すっぱいブドウの話」があります。


ある日、キツネさんが高いところに
おいしそうなブドウの実が
なっているのを見つけました。

とって食べたいのだが、
どうジャンプしても自分の能力では
取れないので、

「あのブドウは、酸っぱいに違いない。
とって食べるまでもない」と言って、
去っていったとさ。

こんなお話ですね。



長年のうつ病・神経症。

薬物療法の限界点を悟り、
根治を目指すため、心理療法生活に入る。


しかし、ちょこっとやってすぐ挫折し、
(深層心理では)そんな自分を認めたくないので、

「心理療法をやっても無駄。治らない。
ネットで皆そう言っているし、
有名な〇〇医師も否定的な見解をしている。
止めておいてよかった」・・・と。

これも心理防衛機制「合理化」ですね。


ダイエットで、すぐ挫折する人も
この心理防衛を使う人が多いかと思います。



これらは心理防衛機制の一例ですが、
他にも様々なものがあります。


==================
☆ これらの特徴・共通項は、

・本人も気づかず、
まさに「無意識的に」やっている。

・現実を直視すると耐えられないので、
自分を守るためにやっています。
==================



また例えば、新型(現代型)うつ病で
よくありがちな

他人が悪い、あの人が悪い、
旦那のせいで!女房のせいで!
環境が悪い、親が悪い、
上司が悪い、私は悪くない!


というのも、一種の心理防衛です。


もちろんこれも、
「情けないコンプレックスだらけの自分を
認めるのが怖いから」

無意識的な心理防衛で
やっているのであって、

本人にとっては
必要だからやっています。


*他人が悪い!・・とやっていれば、
自分の潜在意識の本当(イヤな部分)を
みなくて済みます。


ただ残念な事に、これらは
非常に低次元な心理防衛」であり、

これらを「やればやるほど」
余計問題はこじれ、複雑になっていきます。


*当然、この問題に対し
薬物療法では解決できない事は
洞察出来ると思います。






この心理防衛機制シリーズは
様々な種類がありますので、

今後も時々、
連載していこうと思いますが、


今回はもう一つ
「特殊な心理防衛機制」を紹介します。


それは 「 知性化 」 という防衛機制


これは例えば、
自分の内なる葛藤や、問題が生じた時、

ネット情報や本などを読み、
知識を詰め込み「分かったフリ」をする。


ですがこれはあくまで
「分かったフリ・屁理屈」であり、

何の問題の解決にも
なっていないのが大きな特徴です。



例を挙げますと、
仏教学・心理学・マインドフルネスについて
「博士級の知識」があるのに・・・

肝心の、うつ病など心の病が治っていない人。

これだけの(ガラクタ)知識があるのに、
不安障害が治っていない人など。

*昨今のマインドフルネスブームで
こういった人が目立ちます。



もちろん知識はよいものです。
学習するのはとてもよい事です。

「ですがポイントは」


・その知識が何の役にも立ってない。

・その知識の詰め合わせが、
現実逃避の道具」になってしまっている。

・分かりやすく言いますと
その知識が「単なる屁理屈」になっている。


・そういった人は
ネットなどの寄せ集めの知識を使って、
知識武装はしていますが、

本人自身
「生き辛さの底なし沼にハマっていて、
心の病が治っていない」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
これはネット情報に振り回され
糸の切れた風船のように、

あっちにフラフラ、こっちにフラフラしている
現代人に多いのではないかと思います。

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これも今回の心理防衛機制同様、

実は深層心理では、
「自分の本当の問題(コンプレックスなど)」から
目をそらしたいから、

ネットに依存し、ガラクタ知識を
詰め込んで、逃げているのであって、

一見問題から都合よく目をそらし、
楽になった・・?ようにみえますが、


実は「これをやればやるほど
余計問題は、こじれていきます」




さて、今回、
ここで話が終わってしまいますと、

実も蓋もない話で、
困ってしまうかと思いますので

一つ「プチワーク」を提示しておきます。


今回のような心理防衛機制を
(他の心理防衛機制については
今後も書いていきます)

やってしまいそうな時、
あるいはやってしまった時、


=====================
「あ・今、自分がやっていることは、
知性化という心理防衛機制かも・・

「まてよ。自分が心理訓練が上手くいかず
都合よく言い訳しているのは
心理防衛機制、合理化かも・・」

「〇〇のせいで!〇〇が悪い!というのは、
自分の本当(コンプレックスなど情けないところ)を観たくないから
それを直視すると辛いから、
自分はこうやって心理防衛しているのかも」

・・・などなど。
=====================


客観的「気づき」を入れます。


*ただし、これは他人から言われると
イヤだと思いますので、
自分で自分に問いかけます。

他人から言われると腹が立ちますが、
自分に言われるのでしたら
抵抗は無いと思います。



これを心理学(精神分析)では
無意識の意識化」と言います。

普段、無意識でやってしまっているカオス(混沌)に、
意識の光(秩序・理性)で照らしてあげる。
意識、無意識


普段、無意識的にやってしまい、
それが積み重なってしまいますと、

脳がそれら情報を
情報処理しにくくなり、

それが、その人それぞれの耐えうる
「閾値(いきち)」を超えるとバグを起こします。


脳が情報処理できなくなった状態が
すなわち、心のトラブルと
とらえてもよいかと思います。



このマインドフルネス仏式瞑想は、
別名「気づき(sati:サティ)の瞑想」と呼ばれています。

(実際の訓練では、もっと具体的、かつ高度な
「気づきの技」を使っていきますが)


この瞑想を修練していきますと、

何年もかけて、精神分析家に
かかる必要が無くなります。


なぜなら、自分で自分を
精神分析(カウンセリング)
できるようになるからです。


精神分析的要素・来談者中心療法的要素・
認知行動療法的要素。

世の中の主要心理療法の「エキス」

全てが「オールインワン・パッケージ」

一つになった、
お得な心理療法かと思います。



ただ、今回の心理防衛機制のお話。

私達は完璧に清らかな
聖者ではありません。

誰だって、今回のお話のような事を
やってしまう事があります。


ただ、もしやってしまっても
「やったことに気付いていればOK」
かと思います。


例えば、カラオケに行って、
自分が歌っている歌を、CDに焼いて、
後で聴いてみると

案外・・サビのフレーズが
半音ズレていたりします。

そのズレに気付いていれば

「次にその曲を歌う時
そこのフレーズ気を付けますね」


逆に、そのフレーズの「ズレ」に
気付いていなければ

今後もずっとその曲を、
「音程外れて」歌い続けます。


客観的に気づきが入りますと、
音痴は徐々に直っていきます。


こころも「音痴」と同じで、

気付いていれば、
悪い心理防衛機制も

社会生活に支障がない程度に
なっていきます。


自分で「気づき」を
入れていきますと、

こころがバランスを取り始め、

「生き辛さ」も、ゆっくりと徐々に
治っていきます。



ただ、こういった理論も
頭の屁理屈で終わってしまいますと、

今回のお話の
「知性化」になってしまいますので、


マインドフルネス仏式瞑想を
身体で「日々実践する」事により

その知識は、
自分の本当の血肉になり
「智慧(ちえ)」に変わります。


心の病が治り、
人が人生、幸福に生きていくのは

「1、知識」でもなく「2、知恵(浅知恵)」でもなく

3、智慧(ちえ)』かと思います。


旧来型の認知療法・
および認知行動療法(CBT)は、

「1・知識」「2・知恵」がゴールですが、


第三世代の
新しい認知行動療法である、

マインドフルネス仏式瞑想は
3の智慧」を開発していきます。



根の深い うつ病、
神経症、人生の病。

本当に再発の無い
根治」に持っていくのは、

「知識」でもなく「知恵」でもなく
智慧』かと思います。



それでは、
うつ病・神経症の読者の皆様。

今回も、うつ・神経症で辛いところ、
長文お読みくださり
ありがとうございました。

よく読破されましたね。

今週も精進してまいりましょうね。




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【2017/08/17 02:28】 | マインドフルネス心理療法とは?     (理論編)
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