~心の病に対する、心理療法としての瞑想~
さて、スカイプ・電話カウンセリング(コーチング)の方から
坐り方が分からないという質問がよくありますので
写真を掲載しておきます。
1、半跏趺坐(はんかふざ)


片方の足を
ももに乗せます。
(左右どちらでも可)
2、達人坐(たつじんざ)

片方の足を股関節に引き寄せ
その上に、もう片方の足を乗せます。
くるぶしとくるぶしが重なると痛いですので
少しずらして重ねるとよいです。
3、結跏趺坐(けっかふざ)

両足を、ももに乗せます。
組み方は左右どちらが上になってもよいです。
*ちなみに写真は吉祥坐
(魔を退散させる座り方といわれております)
日本の禅では
写真と逆の組み方が正式とされていますが
(降魔坐)
あまりこだわりすぎますと「執着」になりますので、
マインドフルネスでは、どちらでもかまいません。
(あくまで坐が安定するのが目的ですので)
*ネクタイやネックレスは外してください。
写真は仕事帰りに、屋外で撮影しましたのでベルトをしておりますが
室内ではベルトも外し、坐るに楽な服装で行いましょう。
(全身の自然な感覚を感じるためです)
長い時間坐るのは「1か2」がオススメです。
ですが
これらの座り方がキツい人は
あぐらや正座でもかまいません。
「座布団について」
写真のように、まず座布団を一枚敷き
その上にもう一枚、座布団を半分に折り、
おしりの下に重ねて坐るとさらに安定します。
↓

↓こんな坐禅・瞑想専用のものもあります。

「手に関して」
マインドフルネスでは
印(法界定印)は組みません。
宗教ではなく
心理療法としての瞑想です。
とらわれなく
自然な感じで手を重ね
お腹の前に置きます。

「目について」
日本の禅では「半眼」にしますが、
伝統的なマインドフルネスは「目を閉じて」行います。
「背筋に関して」
米国のマインドフルネスは
背筋をダラっとさせる方もみえますが
脳から身体の各器官に
神経伝達が円滑になりますので
背筋だけはスッと伸ばした方が良いです。
↓(うつ病と姿勢について)
http://shinriryouhou.blog2.fc2.com/blog-category-37.html
また背筋をスッと伸ばし
正しい姿勢を作り「型」を作りますと
心も「型に合わそうと」働き始めます。
姿勢を整えますと自信が出てきます。
心の病は型から入るのも一つの手です。
「外相整えば内相自ずから熟す」
(森田療法のことば)
