マインドフルネス・森田療法を使った、「元うつ病患者カウンセラーによる」新しいタイプのカウンセリング(コーチング)
「非定型うつ病」


これはある意味、
普通の鬱病(定型うつ病)より難治性です。

普通のスタンダートな鬱病は薬によく反応します。
そして適切な対処をすれば
数カ月で回復というケースもめずらしくはありません。


しかし、
この「非定型うつ病」は薬にあまり反応しない・・

または、効いているのか効いていないのか
よく分からない状態
が多いのが特徴です。

そして、大うつ病ほどは一気に落ちませんが
微妙な鬱状態が数年、数十年・・長期にわたって続きます。

こんな状態ですので
適切な対処をしないと
かなりその人の大切な人生を狂わせます。


特徴としては

・身体に重い鉛が詰まった(背負った)みたいに
重く、だるく、動かない(鉛様麻痺)

・寝ても寝ても寝足りない(過眠状態)

・過食気味になる。

・全般的に鬱状態で億劫だが、
好きなことはまぁまぁ出来る(気分反応性)

・他人のささいな言動や態度に過剰反応する(拒絶過敏性)

・時に自殺念慮。
などなど。


これらを見ますと
普通の鬱病とはちょっと違いますね。

普通の鬱病は
眠れない、食欲が無い、気分が落ちっぱなし、
趣味も億劫で楽しめない・・・

いわば普通の鬱病と
真逆の症状が特徴的です。


一見怠けているように見られがちな「非定型うつ病」は
本人は、ものすごく辛いんです。
とにかく身体が重く動かない

鉛様麻痺といいます。
非定型うつ病は、これが特徴的ですね。
*私も患者時代、鉛様麻痺に悩まされました。



さて、この非定型うつ病。
アメリカでは「MAO阻害薬」という切り札がありますが、
日本では使えません。

万能ではありませんが
劇的によくなるケースもあるそうです。

*この薬は食事の摂取制限など非常に管理が難しい。
一歩間違えば重篤な副作用が出ます。

日本ではこれが処方されることはありませんが。。



では・・・この日本で
非定型うつ病に対する対処法は無いのでしょうか!?

いえいえ。
策はあります。


・・・そこで
心理療法という違った入口に目を向けてみましょう。


<続く>


【2011/01/10 00:25】 | 非定型うつ病 「薬が効きにくい鬱病」
トラックバック(0) |
「薬が効きにくい非定型うつ病」
~マインドフルネス認知療法のススメ~

<前回の続きです>


これは私自身
「元患者として」の体験談と見解ですが

精神科に行きますと
5分診察、流れ作業のところが多いかと思います。

多くの精神科医は
薬の専門家であって、心の専門家ではありません。

当然、非定型うつ病の心理指導は出来ませんし
あまりいろいろ質問しますと
精神科医は忙しいので
迷惑がられたりするところもあります。

ま、それで本当に良くなればよいのですが・・・
(もちろん中には良い病院もあると思います)



心理療法家は
精神科で出来ないことができます。

病院の薬物療法も一つの手段ですが

もうひとつの手段
心理療法という方法もあります。


心のありようを修正していくこと。
鬱的な「モノのとらえ方」を修正していくことです。

↓(参考記事)
http://shinriryouhou.blog2.fc2.com/blog-category-46.html


ただし心理療法は
長期的にコツコツ行うものです。
即効性はありませんが、
心の根っこの部分から修正していきます。


当カウンセラーは
旧来型の認知療法や
第3世代の新しい認知行動療法
「マインドフルネス認知療法」で対応していきます。

*私自身、患者時代はマインドフルネスに救われました。
個人的な意見としては、下手な抗うつ薬よりも効きました。
現在、欧米では認知行動療法やマインドフルネスの
エビデンス(脳の血流量や脳波の変化など科学的根拠)
が認められています。



問題点は
毎日の心理トレーニングと
週一回のメールレポート(日記療法)

これが負荷にならなければ
プログラム通りに真剣に行い、進めれば
回復していくパターンもあります。

プログラムは
「マインドフルネス認知療法」を基軸に
その人に合ったオーダーメイドで作ります。

私達、心理療法家は心理相談の専門家です。



何度も言いますが
非定型うつ病は「薬物療法単体では弱い」

薬物療法と心理療法の
相乗効果が回復へのカギです。



【2011/01/11 05:36】 | 非定型うつ病 「薬が効きにくい鬱病」
トラックバック(0) |
うつ病=「頑張らないで」


このお約束の方程式・・
一度おかしな常識とやらを疑ってみましょう。

このお約束の文言は「一部正しい」です。
あくまでも「一部」です。


また、
こういった世界に詳しくない方々が
これを誇張するので

マスコミも煽りたて
いつの間にかおかしなお約束になっています。


物事は鵜呑みにする前に
一度疑い検証してみましょう。

それで間違いない!と判断したら
受け入れましょう。



頑張らなくてよい方は
「うつ病急性期、回復期」の方です。

この時期の方は
「本当に頑張らないでください」


モデル例をいいますと、

ドラマ「ツレがうつになりまして」の旦那さん。

IT企業に勤めるご主人さん。
激務と強烈なストレス。
物語の前半で突然うつになったシーン
あそこから「うつ病急性期」です。


あと「フリーター家を買う」のお母さん。

ある日突然、人が変わったみたいに
どん底の鬱状態になったところ。
あれも「うつ病急性期の典型例」です。


ただし、あのタイプの鬱病は
非定型うつ病ではなく
ノーマルタイプの
いわゆる「大うつ病」です。


うつ病回復期・・・

一見よくなったようにみえますが
ここで変に頑張ると、ぶり返します。
頑張らないでください。

お薬を飲んでゆっくり休養してください。




ここからは
「なんでもかんでも頑張らなくていいよ・・」ではなく
少し頑張った方がよい方の説明です。


さて、こんな問いかけをします。

うつ病が「頑張らなくて良い」のならば
何年、何十年「頑張らず」引きこもり
治らない人が多いのは何故でしょうか?
(社会現象にもなってますね)

また
何年、何十年、精神薬を飲み続けて
「治らない」方が多いのは何故でしょうか?



うつ病
「回復期後期あたりから、慢性期、寛解期」

あと「非定型うつ病」(新型うつ)


この方に
「頑張らないで寝ていてください」は間違い。

「少し頑張ってください」


ただし誤解のないように。
フルスロットルで頑張らないでください。
「少し」頑張るんです。
「少し」努力するんです。

一気にやらず
「コツコツ」やるんです。

じゃあ、どう頑張ればいいの?
は、当ブログのカテゴリー「うつ病」をご覧ください。

http://shinriryouhou.blog2.fc2.com/blog-category-5.html



マスコミなどに洗脳されないでください。
例えば


「うつ病の人は頑張らないでいいですよ~」


あぁ・・

なんてステキな言葉・・

甘美な言葉・・

頑張らなくて寝てていいんだ・・

あぁ・・

うっとり・・・


↑こういった方はマスコミに洗脳されてます。


目を覚ましましょう。



ただし何度も言いますが
うつ病、急性期、回復期は
お薬を服用し休養していてください。

この時期は本当に「頑張らないで」ください。


それ以外の鬱病の時期、あるいは
非定型うつ病の方。
心理療法などで少し頑張ってください。


何の具体策もなく
永遠に大量の薬を服用し続けるのは
不健全です。

処方薬依存症になってしまいましたら
各県にあります「ダルク」に行ってください。



とりあえず薬を出して
なんでもかんでも「頑張らないで、休養してください」という病院。
診察も5分診察、流れ作業。。

こういったところは
一度疑ってみて、適切かどうか検証してみましょう。



最近は心理臨床の世界でもこういった、
なんでもかんでも

「頑張らないで・・」「薬を一生飲んでいて・・」
非常識になりつつあります。


気付くの遅すぎですね。

この遅れのせいで
処方薬依存症になった方、
ODなどで尊い命がどれだけ失われたか・・

無意味な大量処方薬の副作用で苦しんだ方
事故を起こされた方・・
どれだけいるんでしょうか・・


これから間違いなく
薬一本主義は非常識、
時代遅れになっていきますので・・
時代の流れは、もうすでに動いてます。


そして
知識を身につけ、
自分の身は自分で守りましょう。



私は患者時代
うつ病が慢性化し始めた時に

「どんぶり一杯の処方薬・・そして
なんの策もない・・
これちょっとおかしいんじゃないの?」


これらの矛盾に気付いてました。



【2011/01/12 13:56】 | 非定型うつ病 「薬が効きにくい鬱病」
トラックバック(0) |


トマシーナ
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

何度かコメントしたくなったんですが、
バタバタしていて読み逃げしてました<(_ _)>

私もまったく同感です。
今はムリしなくていいよ!という時期と、
すこぉーし頑張ってみようか!という時期があるのに、
『頑張らなくていい』という言葉を真に受けてしまっているケース、
多々あると思います。

非定型うつの方がこの言葉を武器にして、
周囲の方をうつにしてしまったという例も多いそうですし。

今日もいいお話をありがとうございます!

Re: トマシーナさんへ
ショウセイ
明けましておめでとうございます。
こちらこそよろしくお願いいたしますm(__)m

まったくその通りですね。
マスコミ、情報メディアの言う事は
良く選択して受け入れる事です。

頑張らなくていい時と
少し頑張る時の「仕分け作業」が大切です。

そして全て医者任せにしないように・・という事です。

最終的には「自分自身の問題」ですので。
それを指導しない病院もどうかと思いますが・・・

そして多くの病院が薬を出す以外、何もしないところが
多いですね。
(中には良い病院もあるかと思いますが)

管理人のみ閲覧できます
-



カッキー
ショウセイさん(*^_^*)
ご無沙汰をしてしまいました!
失礼しました(*- -)(*_ _)。

昨年は大変お世話になりありがとうございました。
本年もどうぞ96-BARを
よろしくお願いいたします(*^_^*)
今日はひとまず、ご挨拶だけで失礼します。

Re: カッキーさんへ
ショウセイ
おお!
カッキーさんi-179
お久しぶりです。

明けましておめでとうございます。
こちらこそよろしくお願いいたしますm(__)m



Re: 鍵コメさんへ
ショウセイ
コメントありがとうございます。

全くその通りですね。

物事は「本音」と「建前」があります。

「建前」ばかりじゃなく「本音」もよくみることです。

建前と本音を「両方平等」にみて
「これは良いものだ」と判断しましたら受け入れると良いです。

良いコメントありがとうございましたi-179

コメントを閉じる▲
メランコリー親和型の
「いわゆる」定型うつ病は

基本的に薬にもよく反応し、
心理療法も早く効果が現れるケースが多い。


普通の鬱病も大変ですが

本当に大変なのは
こちらの「非定型うつ病」です。

(圧倒的に女性に多いといわれております)

*病院に行きますと一まとめに
「うつ病」のカテゴリーに入れられ
普通の鬱病の治療をされてしまっているケースもあります。

・・・当然治りません。



また
当カウンセリングは「非定型うつ病」にも対応しますが

「非定型うつ」に対応する医療機関、
カウンセリングルームは、なかなか存在しません。




なぜこの「非定型うつ病」が
「普通の鬱病に比べ」大変かといいますと

薬にあまり反応しないケースが多いからです。

多くの日本の病院は、基本的に薬物療法しか
うつ病の対応法がありませんので
この時点で、もうお手上げです。


「非定型うつ病」はこのような症状が目立ちます。
↓(参考過去記事、非定型うつ病の各症状)
http://shinriryouhou.blog2.fc2.com/blog-entry-500.html


通常うつ病(大うつ病)ほど
極端な落ち込みはありませんが
微妙で不快な鬱状態が続きます。


この中の「過眠」
(通常型うつ病は不眠が目立ちます)

いわば普通の鬱病と真逆の症状が出ます。


これは寝ても寝ても寝足りない・・

例えば、
一日19時間寝ても、まだ眠い。


起きたとしても身体が重く(鉛様麻痺といいます)
人によっては日常生活も、ままならない。

重度の方は

家事も出来ない。
仕事も出来ない。
外出も出来ない。
とにかく病的に眠い。

おまけに医師もお手上げ、策(精神薬)がない。

普通の鬱病より大変かと思います。



さて、
こういった非定型うつ病にお困りの方は
病院が対応できないのならば

心理カウンセラーや
心理療法家にご相談ください。


薬物一本主義の療法とは
全く違った視点、方法論で対応していきます。


ただしこれだけは言っておきます。

通常型うつ病に比べ
非定型うつ病は難治性です。

心理療法は努力と根気が必要です。


通常型うつ病は
「薬物療法+心理療法」のコンビネーションにより
比較的早く回復するケースが多いですが

非定型うつ病は
長いスパンで根気がいります。


これだけはご了承ください。

ですが、
前に進まなければ何も始まらないと思います。





【2012/03/06 01:21】 | 非定型うつ病 「薬が効きにくい鬱病」
トラックバック(0) |
うつ病(特に非定型うつ病)
何かをする前に

「もう少し寝てから・・」
「もうちょっと休んでから・・」など

無駄なワンクッション、
グズグズ悪魔がやってくる。

そして、
さんざん休んだ挙句・・
やらないんですね。。


もちろん、こういった事は誰しもあります。

しかし非定型うつ病の方は
社会生活に支障が出るレベルのものです。


大切な約束よりも
寝る事を優先させる。

友人との待ち合わせよりも
面倒くさくて、
休憩することを優先させる。

勉強していても
身体が重く寝てしまう。。

*とにかく非定型うつ病は
身体に重い鉛を背負ったみたいになります。
(鉛様麻痺といいます)


そして社会的信頼を失墜させ
自ら人生を台無しにしていく。

そんな自分がイヤになり、
どんどん鬱の
底なし沼にハマっていきます。


大切なアクションを起こす時、
グズグズ悪魔がやってきたら

「大切なアクション」と「もう少しグズグズ」
自分の人生にとって
メリットとデメリットを天秤にかけてください。

出来るなら紙に詳しく、具体的に書いてみます。
だるくて出来ない場合、思考実験してみます。

認知行動療法(CBT)では、
その他いろいろありますが

こんなような対応をしていきます。


しかし、グズグズ悪魔の攻撃が強く
これでも動けない(動「か」ない?)場合

最新式(第3世代)の心理療法
マインドフルネス的対処をしていきます。


グズグズ悪魔の
「根本エネルギー」に働きかけていきます。

「もう少し寝ていたい」「もうちょっと楽したい」・・
渇愛(渇望)もっとほしいのエネルギー』を心理技法でサバきます。

すると、それが力を弱め、
行動に突入することが出来るようになっていきます。


でも、本当の事を言いますと、
グズグズ悪魔自体には力はありません。

実態もありません。

自らの思考が、グズグズ悪魔を
活性化させている事に気付くでしょう。



そこまで洞察できますと
なぜグズグズ悪魔を活性させているのかも

「深層心理レベル」で
浮き彫りになっていきます。

*(ここはマインドフルネスに並行し、
心理カウンセリングをいたします)


マインドフルネス仏式瞑想は
別名「深い洞察と智慧の瞑想」とも言います。

これが日々の心理訓練で
身についていきますと
「カウンセラーいらず」なんですね。

私達、心理カウンセラーの仕事は
リストラになってしまいます


グズグズ悪魔は早いうちに
心理療法で治していかないと
大切な人生を台無しにしてしまいます。

-------------------------------------------------------
今、「心理療法?あぁ面倒くさい・・」と
踏みとどまった方も
グズグズ悪魔に取り憑かれています(笑)
-------------------------------------------------------

一歩踏み出す事です。
そうしないと何も始まらないと思います。




【2012/04/17 03:23】 | 非定型うつ病 「薬が効きにくい鬱病」
トラックバック(0) |
「非定型うつ病は、眠りの鬱病」
~布団でぺちゃんこな自分。布団が友達~



普通の「いわゆる鬱病」(定型うつ病)は
不眠、中途覚醒、早期覚醒が出やすいのに対し

非定型うつ病は、
真逆の過眠がよく出ます。

寝ても寝ても寝足りない。

一日中布団の中。
何週間も布団の中。

*前回のお話同様、こういったことは
誰しもある事かもしれませんが
「日常生活に支障が出るレベル」になりますと「障害」です。


そして
身体に鉛を背負ったみたいに重くなり、
地球の重力じゃないほどの重力が
かかったような?状態になります。

非定型うつ病の特徴的な
「鉛様麻痺」といいます。

これは私達、経験者じゃないと分かりませんね。



さて、この非定型うつ病の
異常な眠気、重さに対し

抗うつ薬など意欲が出る薬を飲みましても、

サポートにはなりますが、根治には至らない事は
飲んでいる本人が一番よく知っているかと思います。

非定型うつ病は
そもそも薬に反応しないケースが多い。


また認知行動療法も
さしたる効果はないケースが多い。

そもそも病院やカウンセリングに
通う気力もありません。


良い対応法の一つが、
自宅で布団で一人で出来る
「マインドフルネス認知療法」がオススメです。

*マインドフルネス認知療法は
認知行動療法の改良版。適応範囲が広い。
欧米では主流になりつつあります。


非定型うつ病に対し、
MAO阻害薬は日本では認可が下りていません。

また、磁気刺激治療(TMS)も、
まだ日本では出来ません。

非定型うつ病に対し、この日本で有効な方法、
消去法で残るは・・・
「マインドフルネス認知療法」しかないかと思います。


ただ、マインドフルネスというものは
じわじわ効きはじめるものですので、

「やり始めて初期のころは、
まだ布団の中かと思います」



非定型うつ病の方に
布団から出るように言っても無理な話。

無理な事を言ってもしょうがないので
いっそ、布団の中の生活を
有意義な時間にしていきましょう。



「布団は学びの舎、大学である」
~布団大学へようこそ


現代はインターネットや
携帯での検索が発達していますから

学びたい事、論文など検索でみれてしまいます。

「もう大学は必要ないんじゃないか?」とも思うくらいですね。


そして布団の中で、
うつ伏せ、左向き、仰向け、右向き・・体位を変えながら
携帯、スマホを片手にしっかり学んでください。
(ただしパケット定額プランに入ってください)

これはすごい!という論文などみつけましたら
サッと、うつ伏せになり
しっかりノートをとってください。

また当サイトも
携帯でも見れるようにしてあります。
約500ページありますので、
うつ病・神経症(不安障害)の勉強になるかと思います。

布団の中で
一日数ページずつでも読んでみてください。


布団の中で学び、
何か資格の一つでも取れてしまうかもしれませんね。

そして自分の本当に学びたい事、
進むべき道が見つかるかと思います。


布団で「マインドフルネス」を続けながら
勉強の日々を続けていきますと、
気がついたら、結構良くなっています。


普通の生活に戻れるようになります。


その時いかがでしょうか?
布団の中の生活は無駄な時間でしたか?

いえいえ。

いろんな事が学べて
人生の中で非常に有意義な時間でしたよね?


不幸な事も、イヤな事も
要は「モノのとらえ方」「活用の仕方の工夫」なんです。



*ただし今日のお話は、
非定型うつ病で、なんともならない人向けのお話
勉強は、やはり机に向かって行った方が効率がよいです。
少しでも布団の中の生活を
有意義な時間にしましょうという事。



今日のお話は
私の鬱病患者時代の実体験を書きました。

何かの参考になれば幸いかと思います。

*でもマインドフルネス認知療法を使い、
治すための努力はしましょうね


山中紹聖は「在宅療法専門カウンセラー」
スカイプ・電話でお会いしましょう

http://shinriryouhou.blog2.fc2.com/blog-category-3.html



【2012/04/20 04:21】 | 非定型うつ病 「薬が効きにくい鬱病」
トラックバック(0) |
近年の若い女性(20~40代)の鬱病は
ほとんどの場合、
非定型うつ病の要素が強いかと思います。

(もちろん男性にもあります)


非定型うつ病に詳しくない病院に行きますと

ひとくくりに「大うつ病(定型うつ病)」と
同じカテゴリーに入れられ、
治療を進められてしまうケースが多いものです。

ですので当然
あまり良くなる事はありません。

抗うつ薬も、効かないのでいろいろ変えられ
最終的にSNRIや、三環系あたりが出されるかと思いますが
おそらく気休め程度の効果でしょう。。


このブログでも何度も取り上げていますが

非定型うつ病の特徴的な
鉛様麻痺過眠が一番辛いかと思います。
(他にも非定型うつ病の症状はいろいろありますが)


この二つの症状は
一日の行動時間を大幅に制限されてしまいます。

いや。一日どころか
人生の大切な時間をも制限されてしまいます。


身体に鉛が詰まったように重く(鉛様麻痺)
寝ても寝ても寝たりない(過眠)




だるくてだるくて・・
変な疲れで布団にヘタリこみます。。


・・・・・


・・どれくらいの時が流れただろう・・・


カーテンの隙間から差し込む光

うっすら目を開けると、時計の短い針が
一周している・・


だめだ・・起きなくちゃ・・・

起き上がるが、身体が病的にだるい・・

また布団にダウン。。



・・・また、うっすら目を開けると

部屋は薄暗く・・

時計の短い針がまた一周している・・・


時間は冷酷に流れ、

24時間以上布団の中。


歯も磨けない・・お風呂も入れない・・・
髪もボサボサ・・

そんな毎日


「あぁ、私の人生どうなっちゃうんだろう」



心療内科に相談しても
医師はまともに話を聴いてくれず

問診もパソコンを打ちながら下を向いて
顔も合わさず聞いている・・・

「この人、私の話ちゃんと聞いているのかな・・・?」


2時間待たされ、診察時間5分。
医師はお約束のセリフ
「いつもの薬出しておきますね」


「はぁ・・ダメだこりゃ・・・」

*精神科・心療内科のよくある風景ですね。


人生で一番楽しい時の
20~30代の女性がかわいそうに・・・



~布団の中の眠り姫~

あなたを眠りから覚ます魔法

「マインドフルネス&森田療法」
(心理学的理論に基づいた訓練)

↓(カウンセリング・心理療法の概要)
http://shinriryouhou.blog2.fc2.com/blog-category-3.html



ただしこれは
数ヵ月の心理訓練が必要。

ですが、これからの人生のほとんどを寝て過ごすか、
数カ月「しっかり頑張って」人生を軌道修正するか・・

どちらが大切か、天秤にかけてみることを
オススメいたします。




【2012/05/13 05:40】 | 非定型うつ病 「薬が効きにくい鬱病」
トラックバック(0) |
非定型うつ病と鉛様麻痺


「無分別智」と「分別智」
~身体のだるさに判定・評価を与えない~


今日は、うつ病(特に非定型うつ病)の
「身体のだるさ」に対する、
仏教学の講話をいたします。

*大学の仏教学の講義のように
教科書通りのお話はしません。

自分が仏式瞑想中に観た世界を
そのまま文字に起こします。



「無分別智」(むふんべつち)


身体のだるさがあるだけ。
ただそれだけ。



・・そのだるいという事実に思考で
評価や判定を与えたり
妄想で飾り立てようとするから
だるさが必要以上にイヤになる、苦しくなる・・・

本来だるさは「無害」なのに・・・



「分別智」(ふんべつち)

心理的ストレス、
精神的苦しみのほとんどがこれです。

思考でねつ造したもの。
また、それに対し執着したもの(妄想)。

思考は事実ではない。


身体のだるさをなんとかしようとすると
ますますG(重力)がかかったように重くなる。

もがけばもがくほど

なんとかしようとすれば、
なんとかしようとするほど
余計がんじがらめになります。

これを「精神交互作用」といいます。


日々マインドフルネスの修練を積んでいきますと
「無分別智」になっていき
だるさはあるのだけど、どうでもよくなる。

もう、そういったものに「とらわれ」
価値や評価を与えないモノの見方になっていきます。


また、これを頭で分かるだけでは
何の役にも立ちません。

日々のマインドフルネス仏式瞑想により
身体で分かり、染み込ませていくことにより
「はじめて」使えるモノになっていきます。


知恵(IQ:知能)」が高い人より
智慧(EQ:心の知能)」が高い人の方が
うつ病は治りやすい。



「いわゆる」頭のいい人、エセ哲学者ほど・・

自分の思考・雑念・妄想に対し
あれこれ勝手な解釈したり、
おかしな感情を入れたり・・・
変にプライドだけ高かったり・・

ガチガチ、ベタベタの
「分別智(IQ)」で対処しようとするから
ますます鬱病がひどくなる。

心の病が一番治りにくいタイプ。
何年、何十年・・精神薬を飲んでも治らないタイプ。
また再発を繰り返すタイプ。



「いわゆる」頭の悪い人?ほど・・

見たものを見たままに、
楽しいものを楽しいままに、
美しいものを美しいがままに、

「ただそれだけ。とってもシンプル」

また
「思考はあるのだが、思考があるだけ」

「無分別智(EQ)」で対応するから
うつ病から素早く回復していきます。
素早く幸せになれます。
そしてメキメキ頭が良くなります。



今日は少し
難しい講話になってしまいましたので
最後、簡単にまとめます。。


プロレスファンならご存知かと思いますが

アントニオ猪木が
「バカになれっ!ダァーッ!」

・・・と叫びますが
これのことです。

分かりやすいでしょう?



思考、雑念で縛られ
がんじがらめの頭のいい人・・・

・・バカになれますか?


ただ純粋に「坐る(坐禅)」ことできますか?

↓(参考テキスト:喫茶禅)
http://shinriryouhou.blog2.fc2.com/blog-entry-407.html


それが完成した時・・
心の病は、たちまち消滅する。

そして知恵ではなく、
「智慧」(ちえ)が開発され
(本当の意味で)頭がよくなります。


・・・その時、
うつ病や神経症という概念すら崩壊します。

これは頭の論理で理解できる世界ではなく・・・

ま・一坐りしてみてください。
日々訓練して体験して分かる世界です。


「心の病が治る・・という事は理屈じゃない
身体で分かること」



それでは今日のお話はこの辺で。



【2012/07/09 09:14】 | 非定型うつ病 「薬が効きにくい鬱病」
トラックバック(0) |
非定型うつ病の特徴的な症状「過眠」


これは、どれだけ寝ても寝足りない。
身体に鉛が詰まったように重く、
特に休日は一日中、布団の中。

ですので、休日が怖い・・

朝は身体がだるく、夕方になると憂鬱になる。
(サンセット・デプレッションといいます)
非定型うつ病は、女性に多いと言われています。


さて、
非定型うつ病は、まずいかにして布団から出るか・・
がポイント。

そこで
「なぜ身体がだるくなり、布団から出られないか?」

禅の哲学、森田療法、
マインドフルネス認知療法の視点から
3つの法則をお話いたします。



~まずその1~

「未来に完璧でいようとする、完璧主義」
(100か0か、白か黒か思想)



日亭軽うつ子さんが、朝目覚めました。

ジリリリリ!

目覚ましが鳴り

うーん・・・
あぁ、もう起きる時間か・・


そういえば・・今日
お風呂掃除して、押し入れの整理して、
銀行行って、ネイルの教室行って、
あの店行ってあれ注文して・・・

やることいっぱい
今日中に全部こなさなければ!


・・・あぁ・・なんか面倒くさくなってきた

あ・そうだ。
今日のネイルの教室、あのイヤな人と同じクラスだ

あの人と、どうやって接したらいいんだろう・・
てか、マジあの人ウザいし・・


あぁ・・なんか本当に面倒くさい
身体だるいし・・

もうちょっと布団の中にいよう・・

・・・・・

・・・・

・・・・・・!?


!?


わっ!ヤバ!寝過ごした・・

・・でもどうせ今からやっても
全部出来っこない・・
今からメイクしても、もう遅いし・・


あぁだるい・・もういい
寝よう・・・

布団から出たくない
世の中のこと全部ウザい、面倒くさい、
やりたくない・・




さて、
これを読まれてギクリ!・・と思われた
非定型うつ病の方いたかと思います。


まずこの、日亭軽うつ子さんの例は
完璧主義の表れですね。

一度に全て完璧にこなそうとすると
人は面倒くさくなります。

完璧にできないのであれば、
いっそやらない。寝ていよう・・

うつ傾向のパーソナリティの持ち主は
100が出来ないのならば、0を選択してしまうんですね。


・・60くらいでいいと思いますよ。

50か60くらいやるつもりで
布団からエイッと出て
「行動突入」しますと、


たぶん・・完璧主義の鬱気質の方は、
結果いい仕事してしまうんですから・・


うつ気質の方はね、ただでさえいい仕事するのに
100%MAXの力でやってしまうと、
かえっておかしくなります。

60%くらいでいいんです



またネイル教室に行くか行かないか・・で
妄想しているところは、うつ気質の方は
「常に完璧なパフォーマンスで自分を演出しようとします」

すると、おかしなプレッシャーがかかり、
とたんに身体が重く、だるくなります。


うつ気質の方は
テキトーくらいで行動突入しちゃってください。

たぶん・・完璧主義の鬱気質の方は、
いろいろ工夫して、結果いい感じで、
教室で人間関係を作っちゃうんですから・・
(特に非定型うつの方は、気が利く方が多いと思います)


非定型うつ、定型うつ(通常型うつ)の方は
本来優秀な方が多い。


ものすごい「マグマのような生のエネルギー」がある方。
ですが、そのエネルギーの出し方が下手なだけ。
意識、無意識3

ですから、そのエネルギーが空回りして
「自己破壊」に向いちゃってるんですね。


燃え盛る炎はコントロールを失うと
全てを焼き尽くす破壊の炎になります

しかし、炎もうまくコントロールすれば
料理やお風呂など・・生活に有用な炎になります。


うつ病も同じ。


その、うつ気質の方が本来持っている
「マグマのようなエネルギー」を「有用なもの」に
コントロールする方法が
私達、心理カウンセラーが指導する「心理療法」なんですね。

すると健常な方より、
創造的でエネルギッシュな人生を送る事ができます


・・・で、次の法則は・・


<続く>


ブログランキング参加しております。よろしければクリックお願いします
(Ctrlキーを押しながらクリックしますと画面の処理が早いです)

にほんブログ村 メンタルヘルスブログへ人気ブログランキングへ

3クリックしていただいた方・・ご支援ありがとうございました。

【2012/07/31 08:13】 | 非定型うつ病 「薬が効きにくい鬱病」
トラックバック(0) |


山田です
こんにちは。
今日のお話もすごくわかりやすかったです~。
なるほど・・・

こうゆう感じが2週間くらい続くと・・・病院からウツ病です・・・と診断を頂くのでしょうか?

早めの段階でマインドの訓練をはじめたら・・・
なんだか回復が早そうで・・・ポジティブな脳みそに進化出来そうですね(^o^)

ウツ病になってからはもちろん、ウツ病の予防としてもマインドの訓練って重要な気がします。



Re: 山田さんへ
ショウセイ
こんにちは。コメントありがとうございます。

> こうゆう感じが2週間くらい続くと・・・病院からウツ病です・・・と診断を頂くのでしょうか?

うつ病の診断は結構アバウトなところがありまして、
科学的な検査をせず、診断マニュアル(DSM-4-TRやICD-10)の
項目に何個当てはまるか・・で決まります。
つまり、患者さんの自己申告と医師の主観なんですね。。
(もちろん目に見えない疾患なのでしょうがないですが)

そして、それらに当てはまった状態が
2週間以上続くと「うつ病」と診断されます。

また今回、分かりやすく砕いて書いたのですが、
非定型うつ病は、それら大うつ病の項目に当てはまり、
さらに、非定型うつの項目もある個数当てはまると
非定型うつ病と診断されるかと思います。

> 早めの段階でマインドの訓練をはじめたら・・・
> なんだか回復が早そうで・・・ポジティブな脳みそに進化出来そうですね(^o^)

全く素晴らしいご意見ですね。
なんでも早めの対処が肝心ですね。
重篤な鬱病になる前に、「プチうつ」の段階で対処する事です。

> ウツ病になってからはもちろん、ウツ病の予防としてもマインドの訓練って重要な気がします。

そうですね。
マインドフルネスなど心理療法は、
うつ病の回復だけでなく、うつ気質を持った方の
「予防」としても優れているかと思います。

素晴らしいご意見ありがとうございました。
暑い日が続きますが、山田様も
体調崩さぬようお気をつけくださいませi-260

コメントを閉じる▲
前回は非定型うつ病、典型的症状の一つ「過眠」
森田療法の視点から書いてみました。


また非定型に限らず、うつ病は
普段から、溜めなくていいストレスをため込み
脳が悲鳴を上げてる状態です。

そして日々脳が、過剰なストレスにさらされ
各部位にダメージが生じます。

*扁桃体の暴走や海馬神経のダメージ、
神経伝達物質の伝達・分泌異常、
脳の特定部位の血流量の低下など・・

その「状態」が「うつ病=脳の病気」ですね。


そして、その脳のダメージによって
人により様々な症状が出てきます。

これは
今回3部作のテーマである「過眠」であったり、

非定型うつ病の特徴の一つ
人間関係における「拒絶過敏性」

身体に鉛が詰まったように重くなる「鉛様麻痺」など・・
人により様々な症状が出てきます。


ですが俗に言う、
「うつ病=脳の病気」は結果論であって
そこばかりに近視眼的に焦点を当て
薬で対処しても『根本解決にはなりません』


大切なのは、脳がそういった状態になってしまう
「前の段階」に焦点を当てることです。



それは、
なんでもかんでもストレスにとらえてしまう
うつ病気質独特の「考え方・モノのとらえ方」を修正していかないと
いつまで経っても良くならないですし、

永遠に「一時的な対症療法」である精神薬を飲み続ける・・
という困った事態になってしまいます。


また昨今の精神医学は(特に日本の)
この状態を助長しているかと思います。

皆さまの周りにもいませんか?
何年・何十年・・精神薬を飲み続けて
治っていない人。。

*仮に薬で良くなった・・と思い、
日常に戻っても、再発(再燃)する可能性が高い。
それは、「薬の物理的な力で一時的に」
脳がハイテンションになっているだけですから・・


例えば5年、精神薬を飲み続けて

結果、治っていない・・

そういった「科学的結果」が出たのに
なぜ今後もズルズルと何の対処もせず
精神薬を飲み続けるのでしょうか?

(私も昔、うつ病患者の頃、
5年精神薬を飲み続けました・・反省)

5年、定められた通り精神薬を飲み続けて
「治らない」という「科学的結果・データ」が出ているのですから
少しやり方変えてみましょう・・


もちろん薬は続けていて結構ですが、
そこに心理療法を加えていきましょう。

心理療法により
うつ気質独特の疲れる「考え方・モノのとらえ方」が修正され
ストレス反応が緩やかになってきます。

結果・・
脳の不必要な疲れ・ダメージが解消され
もう「何十時間も寝なくても(過眠)」、
脳がリカバリーされるようになってきます。

もう過眠は不要になってくるんですね



*もちろん、たまにゴロゴロして
たくさん寝るとかはOKかと思います。
ここで言いますのは、
「生活・人生に支障が出るレベル、病的な過眠」です。


最後にまとめます。

二つ目の法則
「精神薬を何年も飲み続け、治っていないという
科学的結果が出たら、少しやり方を変え
心理療法を導入しましょう」


(特に非定型うつ病は、
薬にあまり反応しないケースが多いです)


<続く>


*心理カウンセリング・心理療法についてご案内。

http://shinriryouhou.blog2.fc2.com/blog-category-3.html


ブログランキング参加しております。よろしければクリックお願いします
(Ctrlキーを押しながらクリックしますと画面の処理が早いです)

にほんブログ村 メンタルヘルスブログへ人気ブログランキングへ

3クリックしていただいた方・・ご支援ありがとうございました。

【2012/08/02 11:14】 | 非定型うつ病 「薬が効きにくい鬱病」
トラックバック(0) |


闘病中
勉強になりました。
目が覚めました!

ショウセイさんのサイトは大切なことに気付かせてくれます。
ありがとうございました。

続き楽しみにしてます(・∀・)

Re: 闘病中さんへ
ショウセイ
コメントありがとうございます。

心の病の渦中にいる時は、
進むべき道が分からなくなる時があります。

しかし、そんな時こそ冷静になり
今の自身の状態を客観視し考えますと
回復に至る本当の道が見えてきます。

回復に至る「正しい道」を歩んでいきましょう。

それでは、またいらしてくださいねi-260

コメントを閉じる▲
通常の鬱病は不眠、中途覚醒、早期覚醒が目立ちます。
しかし、非定型うつ病は真逆で「過眠」が前面に出ます。

また、通常の鬱病は食欲が無くなったりしますが、
非定型うつ病は「過食気味」になります。

通常型の鬱病は、頑張りすぎて燃え尽きて鬱病になりますが、
非定型うつ病は、そうでもない。それが原因ではない・・

通常型の鬱病は、例えば中堅管理職などの
働き盛り、几帳面・真面目、
頑固で、やや思考の融通が利かない男性に目立ちますが、

非定型うつ病は圧倒的に女性に多い。

などなど。


ですので非定型うつ病は、
通常型の「いわゆる」うつ病対策セオリーが通用しません。
また抗うつ薬に、ほとんど反応しないケースが多い。


今回は「過眠」に焦点を当て語っております。

当カウンセラーは、
マインドフルネス認知療法、森田療法、禅の哲学の視点。
全く新しい視点から、非定型うつ病を語っていきます。



さて、第一回は森田療法からの視点。

第二回は、非定型うつ病は
薬物療法にはあまり反応しない・・というお話。

第三回目は
「マインドフルネス認知行動療法」の視点からお話いたします。


過眠でお悩みの方は
第一回のお話「日亭軽うつ子さん」の例のように

起きぬけに、様々な情報が頭の中を駆け巡ります。
過去・現在・未来の情報が頭の中に散乱します。

脳の情報処理が追い付かず、バグを起こした状態が
「面倒くさい・億劫・異常な眠気」などの心理症状です。
そしてまた寝てしまう・・・布団が友達


鬱の方は脳の機能が低下し、
ただでさえ、現在の情報処理が大変なのに

そこに過去や未来の情報が、なだれ込みますと
脳がバグやフリーズを起こします。


ですので
脳の情報処理を軽くしてあげましょう。

まず起きぬけに、過去と未来系の情報に
重いシャッターを閉めシャットアウト。

現在系の情報に的を絞ります。



限りなく現在系の情報・・それは、
「今・この瞬間」呼吸をしている事。
「今・この瞬間」布団で寝ている身体の感覚がある事。


そしてそれらの感覚は
よく観察すると変化・変滅(諸行無常)しているということ。

全ての情報・思考は遮断し、その感覚に没入し観察する。


そしてそれに慣れてきましたら、
徐々に行動にシンクロさせていきます。

少しずつ、今日一発目に行うアクション
例えば歯磨き・洗面なら、その事のみ考えます。

それ以外の情報が頭に発生しましたら
全て厳密に遮断します。

歯磨きに突入します。
歯を磨いている時も、歯を磨いている感覚のみに没入します。

*これら行動療法的テクニックは
たぶん文字だけでは、よく分からないかと思います。
身体を使った具体的心理テクニック・訓練法は、
カウンセリングにてレッスンいたします。


こんな要領で次の行為、次の行為に移っていきます。
つまり、デジタルではなく「アナログ」で「一つ一つ」対応します。

ある程度こなせて勢いがついてきましたら、
うつ気質の方は完璧主義なので、
今日のお仕事全てキッチリやってしまいます。


うつ気質の方は、
はじめの一歩をどう動かすか?です。

例えば、
止まっている水車を動かすのは力が要ります。
しかし水車が回り始め、勢いがつくと自然に回り始め、
今度は動きを止める方が難しくなりますから

非定型うつ病も同じ。


こんな感じで、うつの症状が辛いとき、
過去・未来系の情報はシャットアウトし
「現在この瞬間」の行動やお仕事。


現在・この瞬間のお仕事でしたら、脳が楽なんです。
アナログでしたら、脳の情報量が少ないので負担が軽い。


一気にデジタル対応より
アナログ対応で一つ一ついきましょう。

急がば回れ。
うつ気質の方は、かえってこちらの方が
行動がサクサク進みます。


デジタルで要領よく、一気にやろうとしてコケるより、
アナログで一つ一つコツコツいきましょう。

心は地デジじゃなくてよい。
アナログ放送でOKです



それでは非定型うつ病、3部作終わります。
読んでいただきありがとうございました
(いつも長い文章ですみません)



【2012/08/04 10:19】 | 非定型うつ病 「薬が効きにくい鬱病」
トラックバック(0) |
非定型うつ病
「部屋の片付けが億劫になりまして・・・」



うつ病(特に非定型うつ病や気分変調性障害)は
何をするにも億劫になりがちです。

面倒で、動けません。


典型的な大うつ病は
理屈抜きに、とにかく体が動かず、
片付けどころではありません。

しかし、
非定型うつ病気分変調性障害(気分変調症)の方は
「合理的」に考えます。そして億劫になります。

「別に片付け、掃除しなくても誰も家に来ないし・・・
やらなくてもいいか・・・」
と。



ならばこの「合理性」を逆手に取り
片付け、掃除に「合理的、意味づけ」をします。

脳の視点で言いますと、
人間の感覚器官で一番情報が入ってくるのは
どこでしょうか?

そうです「目」(視覚情報)ですね。


うつ病の方は、家に引きこもりがちですので、
何気に見ている部屋の風景に
物が散らかっていましたら、

視覚情報から、
様々な不要なデータが入ってきます。
これは「無意識的」に自動で
脳にインストールされます。


すると、脳がその情報処理に追われます。
脳内のCドライブ、ハードディスクが、
要らない情報(視覚情報)でパンパンになります。

当然、パソコンと同じで
動きが鈍くなります。
私たちの身体でしたら、だるくなり億劫になります。

「億劫さに拍車がかかります。止まらなくなります」
「悪循環」


ですので、まず引きこもっているお部屋を
片付け、掃除して「シンプル」にしましょう。

視覚情報から
余計なデータが入ってくるのを少なくします。


すると、生活上必要な事のみに
エネルギーを集中出来るようになります。

それは片付け、掃除、家事、
療養中の方なら心理療法など・・

これらに「一意専心(いちいせんしん)」出来るようになってきます。


脳の容量が軽くなり、
動きがサクサク進むようになってきます。

数十年前の
ウィンドウズMEのパソコンと

ウィンドウズ10搭載
ハイスペックパソコンの違いくらいに

サクサク動くようになります。


これは、うつ病患者だけでなく

一般健常者の方も、会社のデスクの上を
整理整頓(デフラグ)するだけでも
仕事がサクサク進むようになります。

カップルでしたら、
散らかっている車の中を、整理整頓(デフラグ)します。
するとデートに集中でき、心から楽しめます

学生の方でしたら、勉強するときに
机の上を整理整頓(デフラグ)します。
学習内容がサクサク脳にインストールされます。


脳がバージョンアップします。
サックサクです。お試しあれ





【2012/10/08 12:37】 | 非定型うつ病 「薬が効きにくい鬱病」
トラックバック(0) |

管理人のみ閲覧できます
-


管理人のみ閲覧できます
-


コメントを閉じる▲