マインドフルネス・森田療法を使った、「元うつ病患者カウンセラーによる」新しいタイプのカウンセリング(コーチング)
~ 十牛図・・・それは
うつ病、神経症など心の病が
回復していくプロセス ~



「十牛図」

これは「禅」で
悟りにいたるプロセスを書いたものですが、

視点を変えますと、うつ病や神経症(不安障害)、
心の病が良くなっていく
プロセスにも似ているんですね。


本来の禅の解釈は一旦置いておき
うつ病、神経症など心の病の回復プロセスとして

今までのカウンセリング心理臨床経験から
私流で解説いたします。


この図のゴールは「悟り」なんですが、

私の視点は、心の病を克服
普通の日常に戻る事(社会復帰)と解釈します。


別に患者さんでなくても
誰しも大なり小なり、心のクセ、生き辛さなど・・
「心の病の種」は持っております。

その生き辛さを克服するのが
十牛図のゴールだと私は思います。

(図は12世紀、中世の絵ですので
少し見づらいですがご了承くださいませ)




1、尋牛(じんぎゅう)

牛を探しに行きます
十牛図1

(カウンセラー山中の説)

薬物療法で少し落ち着き
今から自分は、
心の病を克服する方法を
見つけに行こうと歩き出します。



2、見跡(けんせき)

牛の足跡を見つけます
十牛図2

(山中説)

心の病、克服の手掛かりをみつけた。
それは「心理療法」でした。



3、見牛(けんぎゅう)

牛をみつけます
十牛図3


心理療法を深くやってみると
今まで目をそむけてきた

イヤな本当の自分の姿を、
まざまざと見せつけられました。


「ひょっとしたら左で顔を出してる牛は
自分自身かもしれませんね」


そして、
悪い心の反応パターンに気が付きました。



4、得牛(とくぎゅう)

牛をつかまえようとしますが
暴れます
十牛図4

その悪い心の反応パターンを
なんとかしようと
心理療法に打ち込みます。

ですが、心は暴れ
思い通りにはいかない。


当カウンセリングの
心理療法を行いますと

最初は誰しもこんな状態になります。
牛(心)は暴れます。


でもここは逃げちゃダメです。
腰を据えるところです。
牛(自分)との闘いです。

基本を守り
コツコツ続ければ
必ず最後には勝ちます

サポートしますので
共に闘いましょう



5、牧牛(ぼくぎゅう)

なんとか牛を飼いならす事に成功
十牛図5

腰を据え、数か月くらい
心理療法に打ち込みますと

なんとか悪い心の反応パターンは落ち着いてきます。

ですがまだまだ手は抜けない。



6、騎牛帰家(きぎゅうきか)

牛(心)を飼いならすのですが
牛と仲良くなってしまった
牛との一体感・・
十牛図6


さらに心理療法を
数カ月コツコツやっていますと・・

特に意識しなくても
自動で心理療法的思考が起動するようになってきます。


認めたくなかったイヤな自分
受け入れる事が出来ます。

すると周りの人も、
徐々に受け入れられるようになってきます。

「自分を許せると
いくぶん他人も許せるようになってきます」



この清々しさは、
やった者のみ分かる喜びです。



7、忘牛存人(ぼうぎゅうそんじん)

家に帰り、
牛の事はどうでもよくなってしまいます。

肩の力が抜けて、ゆったりしています
十牛図7


心の病(うつ病、神経症など・・)は
どうでもよくなってきます。

「あ・そんな事があったかなぁ」

心の病に対する
「とらわれ」が無くなった状態。

また自分自身に対する
「とらわれ」も無くなった状態。


「神経症(うつ病)が治るという事は
神経症を忘るること」




8、人牛倶忘(じんぎゅうぐぼう)

言葉はいらない。
それが「無我」であり「空」です。
十牛図8

「・・・・・」



9、返本還源(へんぽんかんげん)

水は青く
山は緑
花は紅・・
あるがままの世界を
あるがままに観る
十牛図9


外界の世界を
おかしな心の編集をせず

あるがままの世界を「あるがまま」(深い智慧の目)
みることができます。



「如実智見」(にょじつちけん)

全ては諸行無常の移り変わりの世界。
それは物質も、精神も・・

変滅するがままの世界を
色メガネをかけず

変滅するがまま
あるがまま観るんです。


↓参考記事「うつ、神経症の色メガネを外す」
http://shinriryouhou.blog2.fc2.com/blog-entry-1237.html



10、日鄽垂手(にってんすいしゅ)

再び平々凡々の日常に戻ります
十牛図10

社会復帰

外界に対しての
悪い「とらわれ」が無くなった。

以前よりストレスを感じる事も少なくなり、
ストレッサーに対し過剰反応しなくなった。

そんな状態になって社会復帰しますと
いい感じに職場になじむ事が出来ます。

そして、行く先々で、
あなたに感化される人が出てくるでしょう。

「聖なる凡人」です。


「悟り」はスーパーマンになる事じゃない
凡人になる事です。



ざっと10のプロセスをお話いたしましたが
心理療法を真剣にコツコツやっていきますと
こんな感じでございます。

もちろん生きている限り
悩みや不安は尽きません

ですが心理療法は
それを無害化する作業なんですね。


*ちなみに、牛の色を注意深くみますと
途中から「黒牛→白牛」に変わっていますね。

白牛に変わった時が
心の悪しき作用が無害化された瞬間です。



この十牛図のお話は

私自身や、
今までのクライエントさんの体験談も踏まえた
オリジナルの「十牛図」の解説でした。


私はまだまだ悟りには至りませんが・・


でもね。
悟りとかそんな大そうなものじゃなくても


ただ単に「生きるのが楽」になります。

それだけでいいんです。

別に偉くならなくたっていいじゃないですか。
「聖なる凡人」でいいんですよ。




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【2011/01/05 10:21】 | 「十牛図」マインドフルネスによる回復プロセス
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柳宏
聖なる凡人

良いですねー

本年も鈴の音と共によろしく、、柳宏

Re: 柳宏さんへ
ショウセイ
コメントありがとうございます。

こちらこそ今年もよろしくお願いいたします。

またブログにお邪魔させていただきますねi-179

大変勉強になりました。
竹内成彦
興味深く拝見させていただきました。
大変勉強になりました。
どうもありがとうございました。

Re: 竹内さんへ
ショウセイ
こちらこそ長い文章読んでいただいてありがとうございました。

竹内さんがお幸せでありますようにi-260

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